第二章 千寿菊
5月になり、通学路の桜は花を落としてすっかり葉をつけ始め、初夏への準備を始めた。
照星高校の花壇にはマリーゴールドの花が咲き、新入生達の高校生活を祝福するかのように黄金色の花が開いていた。
ボールが床をつき跳ねる音がこだまする中、新入生の挨拶から数日しか経過していないのに、彩香はすでにバスケ部のマネージャーとして様々な雑務をこなしていた。
部室の掃除、練習で使用したビブスの洗濯や、練習中に飲む麦茶の用意、選手の体調管理など、まだ慣れてはいないものの優秀な彩香にとってはどれも取るに足らない仕事だった。容姿端麗なだけではない、その仕事ぶりからからバスケ部員達からの人気は上がるばかりだった。
大きいサーバーに用意した麦茶を体育館の端を歩いて運ぶ。新入生が球拾いや、ボール拭きをする中、健人だけは上級生に混ざって試合形式の練習を始めていた。
(健人くん…がんばれ…!)
彩香にとってひたむきにバスケの練習に励む健人のためなら重いお茶を運ぶことなど何の苦でもなかった。
明朗快活で純真無垢、彩香のことをほとんど部員はそう思っていた。佐野、山本、飯塚、増田の四人を除いては…。
部活終了後、外はすっかり暗いが、健人を含めやる気のある新入生は上級生が帰った後も部活に励んでいた。そんな中、彩香は1人部室で洗濯物などの片付けをしていた。
佐野「よぉ彩香…学校休んでる時は心配したぜ?」
彩香は部活中も佐野とは極力顔を合わせないようにしていた。
彩香「なんの…用ですか?」
佐野「彼氏にそんな冷たいこと言うなよ。それよりお前、あの後生理は来たか?」
彩香「……はい…。」
佐野は一瞬安堵の表情を見せると再びニヤニヤしながらギラつく目で彩香を見る。
彩香は佐野に対する怒りと恐怖から身体が震えてしまいそうになるが、気丈に振る舞って耐えた。
(誰がこんな男に……絶対に負けない…!)
どんなに弱みを握られようと気持ちでは負けたくなかった。
佐野「今日はオレの彼女としてやってもらわなきゃいけないことと、マネージャーとしてやってもらわないといけないこと、両方きちんと教えてやらねーといけねーと思ってなぁ。」
彩香「あたしが…バスケ部のマネージャーになること…知ってたの…?」
佐野はニヤリと笑った。
佐野「うるせぇ!そんなことはどうでもいいだろ。」
佐野は彩香を無理矢理部室の奥に押しやる。照星高校はバスケットボールに力を入れていたため、バスケ部だけのために特別にプレハブの部室が建てられ、他の部室の二倍程の広さがあった。
佐野は部室の一番奥にある棚の裏まで彩香を連れて行くと、パイプ椅子を広げて座った。
「何つっ立てんだ?そこに正座しろ!」
彩香は歯をくいしばりながら佐野が座るパイプ椅子の前に正座した。
佐野「これが欲しいんだろ、これが!お前に選択肢は無いんだよ!」
佐野が股間を指差すと、バスケットパンツがテントを張るように張り出していた。
彩香は佐野が求めていることを瞬時に理解したが、頭でわかっていても、身体が拒絶してなかなか動けなかった。
彩香「こんな場所で……出来ません…!」
佐野「そうか。じゃあ体育館でみんなにセックスしてるところ見せてやるか!」
彩香「!!」
体育館にはまだ健人もいる…。この男ならそこまでやりかねない。そもそも部室でこんなことをしていることを誰かに見られたら…。
しかし、この男がこのまま彩香に何もしないで帰るわけがない。彩香はしぶしぶ従うしかなかった。
彩香「……佐野さんの…チンチンを…舐めさせて下さい…。」
佐野「そうかそうか。そんなにやりたいなら勝手にズボンとパンツ下ろしてやってもいいぞ!」
彩香「は…はい……失礼します…。」
彩香は佐野のズボンとパンツに手をかけると、ゆっくりと下げる。
太ももあたりまで下げると赤黒い肉棒が跳ねるように飛び出した。彩香は直視できず顔を逸らした。
佐野「ククク…お前の処女を奪ったチンコだぞ…ちゃんと見ろよ!…まあそのうちこれからどんどん欲しくてたまらなくなるだろうがな!」
(絶対に……そんなことない!!)
彩香はズボンを下ろすとゆっくりとしなやかな指を肉棒に絡ませる。
赤黒い肉棒に絡みつく天使のような指先…神への冒涜のような行為に佐野のペニスはさらに剛直した。
一日の汗臭や尿臭を放ちながら、ビクビクと先走り汁を流すペニスの先端に彩香は恐る恐る舌を伸ばす。
レロッ…
先端を一回舐めると、佐野のペニスと彩香の舌先の間に糸が引く。まるで蜘蛛の糸に捕まってしまった蝶のように、彩香を離すまいとしているようだ。
佐野「前教えてやったろ?そのようにやれ。」
彩香は椅子に座って股を広げる佐野の汗臭い股間に顔を埋め、玉袋や裏筋を刺激する。
彩香(う……臭い……もう……いやっ…)
彩香がどれだけ嫌だと思っても佐野が辞めさせるつもりなどあるわけがなかった。
佐野「咥えろ!チンコ舐めてどうしたいんだ?ちゃんと言ってみろ!」
彩香は考えうる最悪の答えを導き出すが、佐野の行為を終わらせるには従うしかない。
彩香「佐野さんの…精液を…飲ませて…下さい。」
佐野「よしよし。彩香は精液大好きな淫乱女だな!咥えて吸いながら音を立ててしゃぶるんだ。そうすれば飲ませてやる。」
佐野が彩香の頭をよく出来ましたと褒めるように撫でてくる。
(触らないでよ!!)
彩香は頭を撫でる手にすら嫌悪感でいっぱいだったが、目の前のペニスを大きく口を開けて咥えこむと、佐野の言う通り吸いながらゆっくりと自らの顔を上下させる。
ジュポッ…ジュッ…ジュルルッ…!
部室には彩香の口と佐野のペニスから出る卑猥な音が響く。
佐野「いいぞぉ……お前も災難だったなぁ。お前が訴えたりしてオレとお前の関係がバレれば、バスケ部は出場停止になるかもしれない…。そうなればお前の好きな健人くんはどうかるかなぁ…。」
彩香「…!!」
(この男……最低……!)
佐野「まあお前が大人しくオレの言うこと聞いてりゃ、そんなことはしないでやるから安心しな!」
どんなに怒りが込み上げてきても、彩香は大嫌いな男の肉棒を咥えながら、大人しく佐野の言うことを聞く他なかった。
「おい、もっと愛情こめてしゃぶれや!早くヌかねぇと今こうしてる間にも田島が部室に来るかもしれねぇぞ!」
部室は曇りガラスの窓しかなく、個人のロッカーや部活動の用具が所狭しと並んでいるため、部屋の奥にいる佐野と彩香の姿は入り口のドアを開けても視認は出来ない。
しかし、彩香は気が気ではなかった。万が一健人にこんな姿を見られたら、部活動はもちろん、学校に来ることさえ出来なくなってしまうだろう。
佐野の卑劣なからかいが彩香を焦らせ、不本意にも佐野に対する奉仕は激しさを増し、肉棒への刺激は強まる。
佐野「へっ…そんなんじゃまだまだイカねぇぞ!」
彩香を罵倒するように言うと、彩香が仕方なく射精させるために励んでいるのをいいことに、佐野は自分のいいようにフェラを仕込んでいく…。
亀頭に舌を這わせることや、カリの部分を刺激すること、唇を使って肉棒をしごくことや、鈴口に舌を突き入れることなど細かい注文をしては彩香に実践させた。
佐野「手でしごきながらアイスを舐めるように舌を出して舐めろ。オレの顔を見上げながらやれ!」
彩香「ふぁ……ふぁい…。」
(なんで…こんなもの舐めさせたがるの…?)
彩香にとってはこんなに汚いものを舐めさせたい男の欲望が全く理解出来なかったが、言われた通りに咥えていた肉棒から一旦口を離す。
言われた通りに佐野の顔を見ながら肉棒を掴んで上下にしごきながら、亀頭をペロペロと舐め始めた。
佐野「く……やれば出来るじゃねぇか…!」
美人マネージャーの彩香に見つめられ、彩香自ら自身のペニスを舐める姿に、佐野の射精欲は一気に高まる。
佐野「もうすぐ…出すぞ…。舌を出してたまま亀頭に絡ませろ!」
彩香は舌を出すが、佐野の射精が近づいていることに、嫌悪感から無意識に顔をしかめてしまう。
佐野「なんだその顔は…嬉しそうに見つめろ!!」
彩香は嫌悪感と戦いながら目を開き、肉棒をしごいて亀頭の裏に舌を這わせて左右に動かし、刺激を続ける。
佐野「ぐぉぉ…!そのままオレを見て口開けろ!…もっとだ!思いっきり舌を出せ!」
彩香に大きく口を開けて舌を出すことを強要し、限界を迎えた佐野は慌てたようにパイプ椅子から立ち上がると、彩香の髪を掴んで上を向かせ、しごかせていた肉棒を奪うようにして自ら激しくしごいた!
佐野「彩香ぁぁ…イクぞぉ…!」
彩香の舌の上で佐野の肉棒が一層膨らむように硬さを増すと、次の瞬間口内に飛び込むように汚濁が飛び出し、彩香の舌の上を汚す。
ビュッ!ビュルッ…ビュッ…ビュル…。
その生臭いオスの匂いと舌に乗る液体のおぞましさに、彩香は目をぎゅっと閉じて耐えるしかなかった。
脈動とともに吐き出される精液は、一発、また一発と彩香の舌を白く汚していく。
佐野「ふぅ……。」
佐野はペニスを根元からしごいて最後の一滴まで絞り出して彩香の唇に擦り付けると、満足したようにため息を漏らした。
佐野「おい!目を開けろ!口もそのままだ!」
彩香が目を開けた瞬間、佐野はポケットから素早く取り出していたスマホで彩香を撮影する!
(いやっ!!)
彩香は慌てて顔をそらすが、佐野が撮影した画像を見せびらかすように彩香に見せると、口内に精液が溜まったまま口を開ける彩香の姿がカメラ目線で映っていた!
彩香「おぇっ…!げほっ…ぅぇ…。」
その画像に写る口内の液体に嗚咽して、彩香は思わず地面に吐き出してしまう。
佐野「おい!てめぇ何やってんだ!!」
バシィ!!
佐野は激昂し、彩香の頬を叩くと、倒れ込んだ彩香を必要以上に叩く!
キレたら女であろうと殴る、それがこの男の本性だった。
彩香「きゃああ!!すいません…!すいませんでした!」
佐野「ハァ…ハァ…次やったら…マジで小便飲ますぞ!!」
彩香が恐怖から何度も土下座をするように謝ると、佐野は次第に平静を取り戻す。
佐野「次はねぇぞ…!…そうだなぁ…罰として今日はもう一つ!マネージャーの仕事だ!」
佐野は自分のロッカーから新しいパンツとズボンを出して履くと、先ほど彩香に舐めさせる前に脱いだボクサーパンツを彩香に放り投げる。
佐野「綺麗に洗濯しろ!」
彩香「は…はい…。」
彩香は急いでパンツを持ち洗濯の用意をしようと立ち上がる。
佐野「はぁ?お前何やってんだよ!お前の舌で洗濯しろって言ってんだよ!」
彩香は一瞬佐野の言っている意味がわからず戸惑うが、すぐに佐野のゲキが飛ぶ。
佐野「そこに正座しろ!お前がちゃんと洗えるか不安だからオレが見ててやる!」
再びパイプ椅子に座った佐野は自分の前に彩香を正座させると、パンツを裏返すように持たせる。
佐野「一番汚れるのはチンコとケツの穴のところだからなあ。そこを重点的に頼むわ!」
男のパンツを舐めて洗う…彩香の人間としての尊厳すら無視した残酷な指示だった。
彩香の両目から無意識に涙が溢れ始めるが、そんなことで許すこの男ではない。
佐野「早くしろ!帰れねえだろ!」
身勝手な佐野の注文に急かされるようにして涙を流したままの彩香は佐野の股間が当たる場所に舌を伸ばす。
(やだぁ…やだよぉ……)
彩香は涙でぼやける目を閉じ、さらに舌を伸ばしながらパンツを持つ手をゆっくりと口に近づけると、ザラッとした感触を感じた。
それは佐野のパンツを舐めたことを彩香に自覚させる感触だった。
佐野「ははっ!マジでやってるよ!お前まじですげぇマネージャーだわ!」
佐野は嘲笑いながら言うと、彩香による人間洗濯を続けさせる。
佐野「よーく濡らして汚れ落とせよ!ちゃんと洗濯するまで終わらねーぞ!」
彩香はこの男に出会ってしまったことを心底後悔した。
照星高校…健人を追いかけて来たこの高校で、こんなことになってしまうとは夢にも思っていたなかった。
レロッ…ピチャ…ズズ…ピチャッ…ズッ…。
舌がピリピリと痛むのを耐えながら自らの唾液で佐野の性器や肛門に当たる部分を十分に濡らし、その唾液と共に染み込んだ汚れを吸い出す。
(うぅっ……臭い……しょっぱい…!)
酸っぱいような独特の匂いを放っている部分に染み込んだ一日分の汗や残尿、先走り汁が彩香の唾液で溶かされる。
その様々な汚れの味を彩香の舌は味覚として脳に伝える。
やがて佐野は黒いボクサーパンツに彩香の唾液が染み込み、地図を描いたように大きなシミが出来たのを確認し、満足気に彩香からパンツを奪う。
佐野「よーし、いいだろ。他にもマネージャーの仕事があったら頼むからな!また明日からよろしくな!あ、や、か!」
佐野はわざと怒りを煽るような口調で言い放つと、正座する彩香をそのままにして帰っていった。
部室に一人残された彩香。
(もう…どうすればいいの…?)
彩香が描いていた明るい高校生活…閉ざされてしまった健人との明るい未来に涙を流しながらら、皮肉にもバスケ部のマネージャーとして部室の床に落ちた佐野の精液の掃除をすぐに始めるしかなかった…。
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