第7章 松虫草
どんなに楽しくても、どんなに辛くても、誰にでも平等に朝は訪れる…。
眠れたのか眠れなかったのかわからない夜を過ごし、けたたましく鳴る目覚ましに起こされた。
「あら、おはよう彩香。え?…今日もごはんいらないの?」
彩香「うん…いらない…。」
「高校行ってからあんた変よ?中学行ってた時は体調崩すことなんて滅多になかったじゃない。…何かあったの?」
彩香「え?…ううん!何にもないよ?…ただダイエット中なだけ。」
「本当…?ならいいけど、ダイエットだなんて…やりすぎは止めなさいよ?今だって充分、彩香は痩せてるし、綺麗よ。」
彩香「お母さんはお世辞がうまいね…。あ、今日もお弁当いらない!これで支度して部活行ってくる!」
「はいはい。気をつけてね。」
母親とのそんな会話…女子高生が過ごす、平凡でありふれた日常。その裏で、毎日代わる代わる男に犯され、汚され、遂には新しい命を宿し、それを堕胎する。
杉崎彩香がそんな非日常を過ごしていることなど、誰も想像することは出来なかった。
彩香「行ってきまあす!」
「いってらっしゃい!気をつけてね!」
あくまでいつもと変わらぬ元気な娘の姿…。彩香の母親はこれから娘の身に起こる受難など全く知ることなく、笑顔で手を振り送り出した。
彩香は下腹部の激痛を悟られないよう自転車を漕ぎ、高校ではなく、原田のマンションへと向かった…。
この日、原田はマンションの部屋ではなく、地下の駐車場に彩香を呼び出していた。
彩香は指定の駐車場に行くと、いつもと同じ高級セダンのエンジンをかけ、原田が待っていた。
ガチャ…。
原田「よく来たな…。これから手術だからな…このまま向かうぞ。」
彩香「お願いします…。」
彩香を乗せた原田の車が静かに発進し、高橋病院へと向かう。彩香は◯国人たちが用意した処刑台へと続く階段を登り始めていることを知る由も無い…。
この日の原田は彩香に特に何か行為を強要するわけでもなく山道を走った。
沈黙の車内…彩香は逆に心配になり、口を開いた。
彩香「あ…あの…手術…本当に大丈夫なんでしょうか…。」
原田「怖気付いたか…?」
彩香「いえ…。」
原田「だったらあの医者に任せろ…。腕は確かだ。」
彩香「そうですか…。」
(腕だけは、な…。)
彩香を憂慮し、原田は口から出かける言葉を飲み込んだ。
--------------------
昨日の夜、高橋から原田へ連絡が来た。
高橋「明日は彩香ちゃんに何もしないで来てよ。じゃないと手術しないよ?」
原田「何…?」
高橋「こっちも失敗出来ないんだからわかってくれ。」
原田「ククク…。オレもなめられたもんだ…。仕方ない…いいだろう。ただし、明日だけだ。終わったらちゃんとしたピルを流すことを約束しろ。次にまた同じようなことがあったら…お前もタダじゃすまさんぞ…?」
高橋「女の子一匹にこだわるねぇ。でも、あんたのその言葉が本気なのはわかったよ。」
--------------------
(医者気取りの外人め…。あまり調子に乗るなよ…?薬は次から他の売人を探すか…。)
原田は彩香に対して愛情は持っていない。しかし、自分が育ててきた彩香という商品を、他人に奪われた怒りのようなものは少なからず感じていた。
…やがて昨日と同じ場所、高橋病院に到着すると、入口には高橋と安藤が彩香を迎えるように立っていた。
昨日は閑散としていた駐車場に、今日は数台車が停まっていた。彩香は手術への恐怖からそんなことに気を留めることも出来ず、原田と共に車を降りて入口に向かった。
高橋「こんにちは、杉崎さん。今日は手術となりますが、体調は万全ですか?」
彩香「はい…。」
高橋「それでは原田さん、終了次第、連絡しますので。」
原田「ああ…。頼むぞ…。」
彩香「ま、待ってください…!」
彩香は1人取り残される不安から原田をすがる思いで引き止める。
原田「…大丈夫だ…。ちゃんと迎えに来る。医者を信じろ…。」
保護者でも何でもない原田も、少しだけ悔しさを感じながらも彩香を高橋へ渡す。
高橋「では、行きましょう。」
高橋と安藤は原田を病院には入れず、入口前で帰らせると、彩香を病院内に案内する。静かに去っていく原田の車の音を背中で聴きながら、彩香はエレベーターに乗った…。
昨日と同じ、地下の診察室のような場所へ通され、緑色の服を渡された。
高橋「今日もそれに着替えてください。着替えたら分娩室の方へ行きます。」
彩香「…はい…。」
言われるがまま服を着替える。詳しい場所もよくわからない山奥の病院…。彩香は監獄に閉じ込められたも同然だった。
恐怖と不安、逃げられない状況で彩香が思ったことは、早く手術を終わらせて帰りたい…。それだけだった。
彩香が着替え終わると、そのまま安藤と高橋に分娩室へと案内された。
高橋「さあ、杉崎さん。そこへ寝てください。」
彩香「…はい…。お願いします…。」
(こ…怖い………!)
ゆっくりと自ら分娩台に寝ると、高橋と安藤はそそくさと準備を始める。
安藤「では、点滴の針を刺しますねぇ。」
高橋「じゃあ脚開きますよ。」
安藤は手慣れた様子で彩香の静脈に針を刺し、点滴の準備し、高橋は分娩台を広げて足を開かせた。
高橋「万が一動くと危ないので固定しますね。」
高橋と安藤によって分娩台の彩香の手足を一本ずつ拘束していく。
(イヤっ…怖いよぉ…助けて……!)
彩香は恐怖に歯を食いしばり、涙を必死に堪えた。
高橋「これでよし…。」
安藤「では、ゆっくり麻酔が入ります。起きた時にはもう終わってますからねぇ…。」
安藤が昨日の検査よりもゆっくりと麻酔を入れていくと、彩香は身体がじんわりと温かくなるのを感じ、少しずつ眠くなって来る…。だがその時…!!
高橋「*********!」
高橋が訳の分からない言葉を発するのが聞こえると、彩香のぼんやりとし始めた視界に男たちがぞろぞろと映り込む…!
(何…?この…人…たち……。いやぁ…!)
すでに麻酔が効き始めた彩香は声を出せなくなっていた。
彩香をニヤニヤと覗き込む男たちは訳の分からない言葉で話している。
(いや……や…め……て………。)
ゆっくりと目を閉じ、彩香の意識はそこで無くなってしまった…。
高橋と安藤はそれを確認すると、高橋は昨日と同じく彩香の期間に挿管チューブを挿入し、人工呼吸器に繋ぐ。
そして、彩香の股間が持ち上がるように分娩台の角度を変えた。
安藤も素早く準備を始め、カメラのセット、手術用の器具、腟内鏡、内視鏡カメラやカテーテルなどを用意した。
男たちの歓声の中、◯国人達による彩香の公開中絶手術が幕を開ける…!
高橋「杉崎彩香。この女は15歳にして多くの男に股を開き、日本人の子どもを孕んだ卑しい毒婦だ!今こそ我らが与えられてきた屈辱を思い知らせ、復讐をする時だ!」
オオオオオオオ!!
高橋が母国語で演説をするかのように声を張って言うと、他の男達からは揃って雄叫びを上がる!
高橋と安藤も男達と共に雄叫びを上げながら昨彩香の着ている服を脱がせ、彩香を全裸にさせる!
「毛も剃ってるぞ!卑しい種族め!」
「悪魔の子をこの腹に宿してるのか!」
「豚の様に子どもを増やす日本の女は私達が堕胎してやる!」
憎悪に満ちた◯国語の罵声が飛び交うように彩香に浴びせられる。
安藤は男達に水性マジックを配布するように渡すと、群がる男たちは彩香の体に落書きをし始めた。
奴隷、売春婦などの単語や、日本人の悪魔の子を孕んだ淫乱、◯国人様専用便所、◯国人様の為に使ってください、などの卑猥な言葉を身体のあちこちに◯国語で書かれていく…。男達はなんの不自由も無く幸せに育ってきた日本人の彩香にこうした落書きをすることで、自分勝手に自己顕示欲を満たしていった。
そんな中、高橋は腟内鏡を彩香の膣に挿入して彩香の膣を開いていく…!
男たちの前にピンク色の膣肉が曝け出され、ぽっかりと口を開けた膣奥には子宮口が見える。
昨日高橋が子宮口に挿入した爪楊枝のような器具…。ラミナリアと呼ばれるその器具は、彩香の胎内の水分を吸収し、幼い子宮口を無理矢理こじ開けるように膨らんでいた!
彩香が感じていた下腹部の激痛…それは、本来出産の時以外は開くことのない、子宮口を無理矢理拡げられる痛みだったのだ…。
男達は雄叫びとともに、一斉にズボンとパンツを脱ぎ捨てると、欲望で満ちた剛直を露わにし、我慢できないのか自らしごき始める!
高橋がニヤニヤしながらラミナリアに付いた紐を引っ張り、一本、また一本と抜去していく…。合計4本挿入されていたラミナリアを全て抜くと、彩香の子宮口は1.5センチ程度口を開けてしまっていた。
安藤が素早く細い内視鏡を腟内に挿入すると、腟内のさらに奥…子宮口へとカメラが侵入し、本来は絶対に見ることさえ出来ない子宮内部さえも晒されてしまう!
モニターに映る15歳のピンク色の子宮内部の映像…。その中にはまだ1センチ程度の大きさながら、新しい命が小さい胎盤に細い臍帯によって繋がっていた。その光景に、男達の興奮も最高潮となる!
「これが悪魔の子か!」
「私達が息の根を止めてやる!」
「堕ろせ!堕ろせ!」
「殺せ!殺せ!」
残酷な言葉が飛び交う中、内視鏡カメラと腟内鏡を引き抜き、高橋も服を脱ぎ自分のペニスを露わにすると、挿入を助けるかのような角度で股を開く彩香の膣に一気に挿入した!
ズブブウゥ!!ズッ!パンパンパンパン!
前戯もなく潤いもない腟内を、容赦なく擦り上げるように高橋のペニスが激しく出入りを始める!
高橋は彩香の膣内を堪能するでもなく、彩香に苦しみを与えるのが目的かのように腰を振る。挿入の度に死体のように動かない彩香が揺さぶられるのを見ながら、興奮を感じる高橋。
他の男たちも興奮し、彩香の乳首を強く吸ったり、噛んだりする男もいた。
この男たちに共通するもの…それは、彩香に快楽を与えるためでもなく、自分の快楽を求めるわけでもない…。日本人である彩香を汚して苦しめること。それこそが目的だった。
やがて高橋の腰が彩香にピタリと密着する。
高橋は無言で射精していた。意識は無いが、彩香はもう何度も経験した中出しという行為…。だが、今回は腟内射精では無く、子宮内射精とでも言うべきか…彩香の子宮口が開いてしまっているため、挿入されたペニスの先端は子宮口へ丁度ハマるような形で密着し、鈴口から吐き出された精液は、直接子宮に注ぎ込まれていく…!
高橋は射精を終えてペニスを引き抜くと、安藤からペンを渡され、彩香の下腹部に×印を書き入れた。
続いて安藤もペニスを露わにし、彩香に挿入する。
安藤も高橋と同じくただ腰を振り、彩香の腟内に射精をする。先ほどと同じく吐き出される精液はダイレクトに彩香の子宮内へと流し込まれていき、終了後には彩香の腹部にはまた×印が付けられた。
他の男たちも順番に腰を振りひたすら彩香に中出しを繰り返す…。
麻酔で弛緩した彩香の膣は抵抗をしようにも出来ず、大小様々なペニスが代わる代わる出入りし、短時間に何人もの男達との結合を繰り返した…。
10人で一周するも、再び高橋から順番に犯され、その頃になってようやく彩香の膣から逆流した男達の精液が溢れ、分娩台に筋を作って伝い垂れ落ちていく。それは彩香の子宮内さえ男達の精液で満たされた証だった。
まるで治外法権の村に住む男たちの中に、女1人で置き去りにされ、子作りの為だけに捕らえられた女のように、今までのレイプとはまた違う、ただただ作業的に射精を繰り返される彩香…。
昼を回る頃には3週目に入る男たちも現れ、彩香の下腹部の×印がもう二十個を超えるほどになっていた。
無残にも白色や黄色のマーブル模様の様に混ざるとも混ざらない大量の汚濁を垂れ流す彩香の性器…。普段はピタリと閉じたヒダの部分も何人もの男によるペニスの挿入によって赤く腫れ上がり、いつもとは違う熟女の性器のような見た目になってしまっていた…。
「いい気味だ!」
「私達が洗浄してやったんだ!」
「中の悪魔はどうなってる!」
高橋が要望に応えるように腟内鏡で膣を拡げると、擦られ続けた膣壁は赤みを帯び、白い汚濁にまみれていた。開いた子宮口はすでに精液で見えなくなっており、胎児のいる子宮内や卵管に至るまで男たちの精液で満たされてしまってしまっていた。
ここで高橋と安藤が母国の国旗である◯国旗を持ってくると、彩香の腟へ挿入した。
◯国人男性達の奴隷になってしまったことを象徴するかのように、股を広げ、精液にまみれた彩香の性器に見事に◯国旗が刺さってしまっていた!
まるで日本という国を征服したかのような歓喜の雄叫びをあげながら、男たちはその姿を思い思いに撮影した。
だが、男たちの陵辱はこんなものでは終わらない。
「このままでこの豚が私達の子どもを孕んだら困る!」
「私たちの神聖な精液など、こんな低俗な人種にはもったいない!」
「流せ!流せ!洗え!洗え」
そう言いながら男達は彩香の開いた股の前に仁王立ちすると、彩香の腟内に狙いを定めて一斉に尿を出した!
ジョロォォジョボボボボ!!
まるで1つの便器に寄り添って立ち小便をするように、彩香の股間めがけ一斉に放尿を始める男達。鈴口から弧を描いて飛び出す黄金色の液体は、音を立てて彩香の腟内へと注ぎ込まれていく…!
ジョボォォビチャビチャビチャ!!
あっという間に腟と子宮の容量を超えた大量に尿が、子宮内に満たされていた精液と混じり合い、泡を立てて逆流する。
分娩台の下のコンクリートには、尿と精液が混じり合った大量の汚濁がひどい悪臭を放ちながらグレーチングへと流れていく…。
彩香の体は落書きの通り、◯国人専用便所となってしまっていた…。
精液も尿も吐き出し、スッキリとした表情の男達。だが、ここから本当の堕胎の手術が始まる。
内視鏡カメラと、吸引用の細く硬いカテーテルが尿で満たされた彩香の腟、子宮へと侵入していく…。
膣に溜まった男たちの黄色い尿を徐々に吸引しながらカメラが進むと、尿に満たされた子宮の中に沈んでしまっている胎児がモニターに映った。
「堕ろせ、堕ろせ!」
「殺せ!殺せ!」
その掛け声とともに、高橋はモニターを見ながら吸引器を胎児の体に当てると、胎児の体が少しずつ千切られ分解され、赤い液体となって吸い込まれていく!
いくら小さい命とはいえ、モニターに映るのはバラバラ殺人と同じような猟奇的ともいえる行為。しかしその非常に残酷な光景にすら◯国人達は興奮を隠せない。
日本人という種族の命が1つ消えて無くなることに歓喜していたのだ…。
やがて胎盤や臍帯までも分解して吸引すると、彩香の子宮内は何もなくなり中絶の手術は終わった。
「我らが目的は達成された!奴隷の日本人の性器に国旗を掲げ、種族の繁栄を阻止したのだ!」
ウオオオオオ!!
男達の激しい雄叫びにも、彩香は目を覚ますことはなかった…。
--------------------
健人と彩香は結婚し、2人の間には可愛い可愛い赤ちゃんが生まれていた。健人が我が子を抱く姿を彩香は微笑ましく見ていた。
(オギャア、オギャアァ)
(健人くん?…あれ?あたしの赤ちゃん?)
(オギャアアア!)
(やめてぇ!待って!行かないで!)
健人、そして健人に抱かれた赤ん坊がどんどん遠ざかり、彩香は闇へと引きずりこまれていく。
やがて完全に闇に包まれた彩香は、1人置き去りにされてしまう。
(いやああああああ!!)
高橋「……さきさん…杉崎さん!!」
彩香がハッと目覚めた瞬間、診察台のベッドに横になっていた。
(ゆ……夢?)
彩香は全てが夢だったんじゃないかと思いたかったが、性器や、下腹部の痛みから現実だったことを知る。だが、幸か不幸か麻酔が効く前の事はよく覚えてはいなかった…。
あの後何事もなかったように◯国人グループ達によって腟内はもちろん、体中の落書きも洗浄され、真新しい服に着替えさせられていた。
高橋「よかった。大分うなされていましたよ。手術は無事、終わりましたからね。」
彩香はそう言われゆっくりお腹に手を当てると、涙がボロボロとこぼれた。
(ごめんね…。ごめんね……。)
何も知らない彩香はもうお腹の中からいなくなってしまった命に謝り続けた…。
1時間程度ベッドに横になっていると、原田が迎えにきた。
高橋「中絶のダメージは体力的にも精神的にも確実に残りますので、少なくとも2週間程度は性行為などは避けて下さい。」
原田と共に説明を受け、病院を後にする彩香。車内での彩香はまさに生気を失ってしまったように、外を眺めていた。
原田「これを一応お前に渡しておく。今度こそ本物のアフターピルだ。」
原田は彩香に100錠以上はあるだろうか、大量のアフターピルを渡した。
闇医者の高橋と安藤は、動画で見ていた彩香を◯国人グループで徹底的に陵辱出来たことに満足し、手切れ金のように原田に大量のアフターピルを卸した後、母国へと帰国したのだった。
日本人の陵辱ビデオは、母国では爆発的に売れる…彼らはそれで当面の資金を得られるため、そんな薬を渡すことなど屁でもないことだった。
こうして彼らの母国には、◯国人向けの杉崎彩香の陵辱ビデオが出回ってしまうことになった。
原田はそのことは知らないが、大量のアフターピルを彩香に渡したのは、原田なりに高橋と安藤に落とし前をつけさせ、自分自身にもケジメを付けた上での行動だった。
彩香に対して、少しだけ謝罪の気持ちもあったのかもしれない。
彩香はそのアフターピルを無言で受け取り、持ってきていた手提げの中に入れた。
原田「今回はオレの責任もある…。医者の言う通り、2週間程は何もしないほうがいいだろう…。その後また連絡する。その時はまたうちに来い。」
好きな人を失い、身体を汚され、自ら手術を受けたとはいえ、授かった新しい命まで失った彩香。不本意でも頼れる人物はもう原田しか残っていなかった。
彩香は返事はしなかったが、原田に対して、無言でコクリと頷いたのだった…。
--------------------
原田に送られ、夕方に家に着くと、そのまま二階に登り彩香はベッドで横になった。次第に麻酔が切れ、乳首、下腹部、そして腟内の痛みが強くなってくるのを、うずくまって耐えていた。
(痛い……痛いよ……。でも……赤ちゃんの痛みは…こんなものじゃなかったはず……!)
彩香はこの痛みが堕胎だけではなく10人の男に、痛めつけられるように身体を蹂躙され、計30回近く中出しをされた陵辱の痛みなどとは知る由もない。
全てを失った彩香…。しかし、この時点で失ったものなど大したことなかったと思う程に、杉崎彩香は多くのものを失っていくことになる…。
※元投稿はこちら >>