愛撫をしならがら俺は聞いた。「そう言えばあの男の名前は?」「えっ?名前?」「うん」「知りたいの?」「教えてくれ」「あの人は耕史よ」「そっか耕史か」「何で?」「いやっ別に…俺と同じ名前かと思って」「彰さんと同じじゃないよ…」と言った。「えっ?何で俺が彰って…」と言うと「声と目で分かるし」と言った。「最初から?」と聞くと「ううん…最初は分からなかったけど途中からそうかもって」とはるかは言った。「そっか…バレてたんだ…じゃぁコレいらないな」と言うと俺はマスクを外した。はるかは「やっぱり…」と言うとそっと俺の顔に手を添えた。「あんな事してゴメン」と言うと「ううん…最初は分からなくって怖かったけど、そうかな?って思ってからは…全然…」と言った。「でも何であんな事を?」と聞かれ俺は「もう…どうしようもなくて…それにあの男に盗られたくないって…」と言うと「そうだったんだ…」と言った。そして俺は「はるかさん…あんな事しておいてあれだけど…俺と付き合ってくれないか?」と言った。
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