◎天国と地獄
家庭教師がいなくなった宏海、受験を目前に控え、やはり心許無い。新しい家庭教師を探してはいるが、自宅で、密着するように隣に座られたら、Fカップがばれないはずがない。SNSばやりの世だ、かっこうのネタと思うような奴を選ぶわけにはいかない。困っていたところに、渇田少年が「おれがやるよ」と名乗りでた。新しい家庭教師が、宏海に手を出さないか心配だったからだ。渇田少年は天性の教師だから、宏海が苦手な物理も、びっくりするぐらい平易に説明してくれる。同じ大学を目指しているのだから、やるべきことは一緒だ。任せてわかったが、渇田少年は最適で最高の家庭教師だった。
タカハシ家は、妊娠中の希美が、いろいろ神経質になっているので、受験勉強の環境としては余りよくない。お腹が大きくなるに連れ、希美は宏海がミニやホットパンツのような露出度の高い服を着るのを嫌うようになった。とくにタカハシ氏の前でパンチラするなど、もっての他だ。タカハシ氏も結衣が新体操の代表合宿に行った後、ときどき宏海を妙な目で見つめたりする。そこで宏海は親に内緒で古いマンスリーマンションを借りた。例の二百五十万、少し服に使っただけで、ほとんど残っていたから、資金は問題無かった。タカハシ氏と希美には、渇田少年の家で勉強していることになっている。
マンションはワンルームだが、四十五平方メートルとかなり広い。備え付けのベッドは、セミダブルだった。勉強用の机二つを持ち込んでも、スペースは余裕がある。
渇田少年は頑冥館での夢のような時間のあと、なかなか宏海と二人きりになれる機会がなかったので、焦っていた。それが思わぬ形で愛の巣が用意されて、有頂天だ。いつも二人で一緒に帰るのはさすがに不自然なので、たいてい宏海が先にマンションに入る。女物に着替えたころに渇田少年がやってきて、お帰りフェラで出迎えられるというパターンになった。二人は、渇田少年のバイトがある土日以外は四、五時間マンションで過ごす。うち、勉強は二時間ぐらい、残りはほぼエッチの時間で、渇田少年は最低二回は射精し、宏海は三回は逝かされる。
宏海は最近、通学の時も、スポブラは止めて、普通のフルカップのブラに代えた。渇田少年が学校でもエロいことをしたがり、色気がないスポブラを嫌がるからだ。BBサイズの学生服は普通のブラでも、スポブラの時より、多少太ってみえる程度に誤魔化してくれた。宏海=デブ化進行中というイメージがついているおかげで、教師も同級生も、不自然さは感じていないようだ。腰周りがブカブカな学生ズボンは、サスペンダーで吊るすことにした。
通学の電車では、なかなか気を使う。電車が大きく揺れると胸も揺れるし、押されて誰かの背中にFカップを押し付けたら困ったことになる。座れないときは、出入り口付近に立つしかない。そこは痴漢たちが獲物を狙う場所でもある。
宏海は、横から伸びた手に尻を撫でられた。驚いて周りをみると、隣に宏海と背格好が似たOLがいて、頬が朱く上気している。どうやらOLを集団痴漢している四、五人の男のうち誰かが、間違って宏海を触ったようだ。美人OLだと思っていたのにデブの男子高校生の尻だと知ったら、痴漢も困惑するだろう。宏海もこれ以上触らせる気はないので、可哀想だが、隣のOLは見捨てて、反対側のドアの方に移動した。
ところが、電車の真ん中まで移動してそれ以上動けなくなったところで、今度は胸を触られた。それも、学生服の前ボタンを後ろから外して、手を差し入れてきたのだ。学生服の下に着ていたTシャツをたくし上げて、ブラの上から、痕が残るのではないかと思ったほど強く揉まれた。さらに右側から学生ズボンの腰回りの隙間に手が伸びてきて、半勃ちのちんぽを握られた。左側からは尻を撫でまわす手がズボンの中に入ってきたので、最低三人に囲まれたようだ。尻を触っていた男は、宏海の肛門にスースーするクリームを塗り、ミニローターを押し込んできた。後ろからFカップを揉んでいた男が宏海の顎をつかんで無理やり振り返らせた。陸上部の十年ほど先輩で、ときどきコーチに現れる河和田だった。「お前、同級生の渇田とかいうのに、気持イイことしてやってるそうだな。おれたちにもしてくれよ」。今、宏海のちんぽを握って、宏海の反応を楽しんでいる後輩の矢馬下が、体育館倉庫で、学生服の前を広げて白のブラを渇田少年に見せる宏海を目撃した。さらにサスペンダーを外して学生ズボンと白いパンティーを脱がされ、立ちバックの姿勢の素股からフェラに移行して、渇田少年が口内発射した多量の精液を飲み込みながら、宏海が自らも勢いよく射精する場面をスマホで録画していたのだ。
その録画を見せられた河和田、さっそく遊び仲間と矢馬下を引き連れて、宏海を待ち伏せしていたというわけだ。宏海はこの後、三人に取り囲まれて電車を降り、一人住まいの河和田の家に連れ込まれた。汚い万年床に押し倒された宏海はたちまち全裸にされ、四つん這いにさせられた。そして、「痛い」「許して」「お前になんか初めてはやらない」と泣きわめく宏海の肛門に、河和田が巨根を突っ込んだ。宏海は苦痛と恥辱で放心状態に陥ったが、河和田は「すげえ締りいいぞ。お前がお願いするなら、おれのセフレにしてやる」と勝手なことを言って、宏海の直腸に初めての中出しを浴びせた。河和田の同級生だという仲間は宏海にフェラをさせるだけで満足したが、後輩の矢馬下は、河和田が汚したままの宏海の肛門に自分のペニスを直接突っ込み「タカハシ先輩、これからはおれにも学校で犯らせてくださいよ」と口走って「こいつはおれのもんだ。勝手に使ったらシメるぞ」と河和田に叱り飛ばされた。宏海は結局、高校に休みの連絡を入れさせられ、夜まで河和田らにおもちゃにされた。
こんなことなら、肛門の処女は渇田にあげれば良かった…。宏海は何度目かの河和田の中出しを尻穴で受け止めながら、涙とともに後悔していた。
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