「かんぱーい」
「おつかれーす」
グラスを鳴らしながら乾杯をする。
「まったくこんな忙しい時に呑気に飲み会なんて…浪川先輩まで巻き込んで…」
「違う違う、俺が久々にみんなと飲みたかったんだって。明日は休みだし、たまには息抜きしないとね」
「い、いや~浪川さん、この店良いっすね!」
「ほんと、静かだけどキレイだし、飯はうまそうだし」
「でしょー俺の知り合いがやってんの。完全個室で外の声もほとんど聞こえないでしょ?密会にはもってこいだよ(笑)」
「ははっ!まじそれっすねー不倫とか…あ、すんません」
ジロリと瞳に睨まれる。
(くそ、冗談も下ネタも言えないなんて酒が不味くなるわ。
あーでも黙ってればほんと美人だよな。年齢のわりには肌もキレイだし、なんせあの乳…いっかい拝みたい)
「なんだよ佐々木、ジロジロ見やがって。なんか言いたいのとでもあんのか!?」
「いっいえ!な、なにも!!」
「ほらほら、そんな顔したらみんな怖がっちゃうでしょう。せっかくキレイな顔してんだから、ね?」
むにゅっと浪川が瞳の頬をつねる。
(ひいい!!浪川さん!殴られますよ!)
(こ、こぇぇーーー)
「や、やめてくださいっ」
顔を赤らめてパシンッと浪川の手を払う。
「え…」
照れている…?
こんな瞳の顔を見たことがない。
(これはもしかして…)
(一之瀬のやつ、浪川さんのことが好き!?)
(まじか!おもしれーー!!)
「し、主任!せっかくなんでもっと飲んでくださいよ!」
「おつぎしますよ!!」
「は?別に私は…」
「一之瀬さん、せっかくだから。ねぇ?」
「う…わ、分かりました」
ーーー
宴が始まり小一時間がたった。
みんな程よく酒が回り、饒舌になってくる。
「でもまじで主任美人ですよね~」
「これでもっと優しかったら、みんな主任のこと好きになりますよ~」
「あぁ!?誰もてめぇらに好かれたくて仕事してるわけじゃねぇんだよ!大体なぁ…」
「す、すいません!調子乗りました!!」
「ほらほら、また怒っちゃって。みんな誉めてくれてるんだよ、一之瀬は美人だよーって」
「べ、別に誉めてほしくなんか…」
「美人だし、スタイルも良いし」
浪川が後ろから瞳の両肩をさする。
「え、浪川さん…」
「おっぱいもおっきくて、お尻も…2年前より大きくなった?」
「あー!な、浪川さん酔ってんすかぁ!?」
「いやー浪川さんの下ネタとかレアだわぁ」
(やべーよ、浪川さんまじで殴られるぞ)
「みんなだってそう思ってるんでしょ?それに一之瀬も…まんざらじゃないでしょ(笑)」
「え…主任?」
顔を真っ赤にして、俯いている瞳。
消え入りそうな声で「やめて…」と呟いている。
「ほらほら、みんな見たいって。一之瀬の爆乳♪
おれが脱がせてあげよっか?ほら~」
浪川の手は肩から胸につたい、スーツの上からむにゅむにゅと揉みしだく。
「ん…やめ…」
「おれ、ちょっと心外なんだよね。一之瀬がみんなに怖がられてるなんて。だって一之瀬は…」
ブチブチブチンっ!
勢いよくシャツのボタンが引きちぎられ、畳に何個かボタンが転がっていく。
「おれの可愛い肉便器だったじゃん♪」
ピンクのブラと爆乳が、男たちの前で露になった。
つづく
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