健太の父親が出張で留守の夜、健太はマリコの部屋に泊まった。
Mのマリコを健太が淫語を浴びせながら攻め立てて二人とも逝った後、
布団の中でいつになくマリコは雄弁に昔話をした。
「あたしバツイチだって前に話したでしょ。
あたしの浮気が離婚の原因なのだけど、本当は前の旦那のこと、ちゃんと愛してたんだ。
だけど、あたしの男関係がひどくて前の旦那に嫌われちゃったんだ。
旦那と出会う前に結構付き合っていた人が多くて、中には危ない男もいたの。
自分がモテてるて、あたしどこか勘違いしてたのよね。
結婚したらそいつらとは会わないつもりでいたのだけど、
そんな奴らってそういう割り切り方ができないのよね。
結婚した後も車に連れ込まれて回されたりして、
言うこと聞かないと旦那に俺たちとのことばらすぞ、て言われて逃げられなかったの。
結局、旦那が誰かからあたしの噂を聞いて、「みんなが公衆便所てお前のこと
噂してるじゃないか。ヤリマンの尻軽女て有名になってるんだってな。
もう無理だ、離婚してやるから、そいつらと一生仲良くしていろ」て。
あたしが悪いんだもの、真面目な旦那には悪いことしたわ。
それからは貴方も知ってる通り、あたしは年下のヤンキーに
精液まみれにされるのが生きがいのヤリマン女なの。」
「俺たち、似た者同士かもな……」ぽつりと健太。
「ちょっと何でよ、何で高校生のあなたとヤリマンでバツイチのあたしが一緒なの…」
「だって俺、母親に捨てられたんだぜ、中学生になる前の春に…」
「...そっかー、健太も辛い思いをしたんだねー、さ、もう寝よう。
あたしは仕事だし、健太も学校遅刻するといけないから…」
部屋の照明をマリコが消した。
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