『圭太さん、やめてよ!圭太さん!』、ここまでされて、やっと彼女は自分に危機が迫っていることに気がつきました。
『強姦される!レイプされる!』と恐怖が彼女を支配してきます。
洋子がこの感覚を持ったのは初めてではありません。何度も男に迫られ、興奮した男に力づくに奪われそうになったことも過去にはありました。
彼女は、むかしから男好きのする女性でした。持った旦那は2人ですが、彼女の股間はゆうに10人を越える男を受け入れています。
彼女が23歳の時に、その中の一人が現れました、見知らぬ男性でした。顔を殴られ、服は破られ、無理矢理に押し込まれ、全てを中に出しました。
それに似た恐怖を、64歳になっても味わうことになろうとは、考えもしないことでした。
洋子の手がグーンと伸びます。圭太に片手を取られ、それでも廊下に逃げようとしたからです。『離して!お願い!圭太さん、離して!』と叫びます。
しかし、圭太に捕まり、『ジッとせえやー!』と怒鳴られた瞬間、彼女は昨日一夜を過ごしたベッドに転がされていました。
そして、何十年も前に見知らぬ男に強姦をされた感覚が更に甦ってくるのです。『男を興奮させないように。』、彼女が強姦中に考えていたことでした。
それの記憶が甦った彼女は、抵抗することをやめてしまうのです。抵抗よりも、あきらめなのです。
彼女の上に圭太が乗り上げました。すぐに胸元は開かれ、彼の口は乳首に向かいました。更に手は、洋子の大きな乳房を揉み始めます。
彼の口からは、『洋子~、洋子~、』と彼女の名を呼び捨てにしていました。『ウッ!』と突然彼が声を出しました。
洋子は身体に痛みを感じます。大きな圭太が、彼女の身体の上で動いたのです。洋子の目の前に、圭太の顔が現れました。
そのまま唇を奪われ、洋子は首を振って逃げようとします。洋子の頭が止まりました。圭太の大きな出て、頭を掴まれたのです。
再び唇を奪われました。頭の左右に強い力が掛かっていて、彼女の頭は動かせそうもありません。いつまでも離れない彼の口に、洋子は唾をはく仕草をします。
呼吸が出来なくて、とても苦しいのです。なんとか呼吸をしますが、それでも尚、唇は重なって来ます。
洋子はその時、また新しい感覚を持っていました。夢中で奪おうとしてくる男性の感覚です。それは、遠い昔の記憶。
彼女が大学の時、半同棲をしていた彼氏の記憶でした。彼氏に女の身体を初めて教えたのは洋子。その時も、男は夢中で迫ってくれていたのです。
『もしかして、女を知らないかも。』、彼女の頭に一つの光が見えました。家に閉じ籠って社交性がない圭太を、『童貞ではないか?』と考え始めるのです。
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