洋子の指は、パンティーの上から淫部をなぞっていた。たまたま太股に手を挟んでいたから、少し遊び心が起きただけで、まだまだ本気ではない。
実際、『最近、いつオナニーした?』と聞かれれば、かなり遡らなければいけなかった。64歳の彼女の身体は、夫との営みだけで充分満足が出来ていたのだ。
洋子は一度立ち上がった。日帰りのつもりだったため、下着の替えの持ち合わせはなく、今は一日履いていたブラとパンティーを身に付けるしかない。
特に、これ以上パンティーを汚してしまうのを避けたかったのだ。ハンドバッグから取り出したのは、ポケットティッシュ。
それを片手に、再びベッドに潜り込むのだった。
洋子はちゃんと自己分析の出来る女性である。他の64歳と比べても、『いい年の取り方をしている。』と自覚があった。
年を重ね、まぶたは下がり、あごも注意しないと二重あごにもなり、お腹にも少し肉がついた。それでも、同年代の女性に比べればちゃんと男性の目を引けた。
大きな胸も同じだった。形こそ崩れかけてはいたが、それでもちゃんと丸みを帯びている。この年でも、充分に使える乳房を持っていたのだ。
洋子は目を閉じて、再び瞑想状態に入る。『オナニーしよう!』とかじなく、まだ踏ん切りはつかないが、取り合えずさっきの続きをしようと考えたのだ。
彼女の指は、クリトリスを撫で始めていた。深く息をしながら、そうやって自分を高めて行くのだ。
彼女の左手がパンティーを持ち、前が大きく開いた。慰めていた右手が楽になる。自分自身でも、『そろそろ。』とスイッチが入るのが近いことを感じる。
彼女の指が淫口を触れ始めた。瞑想状態だった彼女の頭の中に、男性の姿が現れる。しかし、それは家にいる夫の姿ではなく、架空の男性の姿でした。
洋子は、突然現れた架空の男性に犯され始めるのだ。その男性が大切な部分に指を入れ始めた。彼女は『やめて…』とお願いをするが、容赦がない。
服は脱がされ、唇は奪われ、最後にはアソコを舐められ始める。『ゆるして…。』と最後のお願いをするが、その声は届かない。
洋子はパンティーを下にずらした。途端に男性の性器に見立てた2本の指はアソコな入り込み、彼女の身体は犯されていく。
男性の性器が、何度も彼女の身体を貫いた。どんな体位になっても、いくらでも自分に突っ込んでくる。
そんな中、洋子はブラを弛める。『おばさんブラ』と言われる大きなブラは彼女の肩口で止まり、変わりに男の手と化した、彼女の左手がその胸を揉んでいく。
乳首は勃起し、男はその乳房を下から持ち上げるように何度も揉んでいった。
洋子は仰向けの体勢に変えた。そして、ポケットティッシュから数枚抜き取ると、足を布団を蹴りあげて、下半身をあらわにする。
男の左手が大きな乳房を揉み始め、男の性器が彼女の中に再び入って暴れだす。彼女は口から『ウッ…、ウッ、』と声をだした。
もちろん、蚊の鳴くようなとても小さな声だ。この家に圭太がいる以上、大きな声は出せない。それでも、声を出すことで、自分の興奮は増せたのだ。
洋子の指は、クリトリスを強く擦り始めていた。指など入れていないが、妄想の中の男は、自分の中に射精をしようと猛烈にアレを突き入れていた。
クリトリスを擦る手が、わがままになり始めた。擦っては穴を掻き回し、擦っては穴を掻き回す。洋子の左手に握っれていたティッシュが股間にあてられた。
一度そこを拭き取ったが、とても拭ききれないほどに、彼女のアソコからは液体が溢れている。
『ベッドが汚れるかも。一回起きて、ちゃんと拭こう。』、頭の中では考えた。しかし、その手は止まらなかった。
『ベッドの汚れなんて、どうでもいい。もう、このまま逝ってしまいたい。』という彼女の気持ちが勝ってしまったのだ。
洋子の爪先は伸びきっていた。爪先だけではない、身体全体が縦に伸びきっていた。何度も快楽が押し寄せ、何度も頭を突き抜けていく。
彼女の手がようやく止まった。予想通り、彼女の愛液で敷き布団は濡れていた。さらにティッシュを追加して、ようやく彼女の股間の汚れがとれるほどだった。
ずらしていた下着を元に戻し、満足した彼女はようやく眠りにつくのでした。
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