種付け ろりコンサート 続き
コンサートの終わりも近い。
俺は釈然としない気持ちのまま女装を解いて元の姿に戻る。
一刻も早く莉乃に会いたい俺と、彼女に近づきたくない俺が居る。
あの瞬間、俺は彼女に全てを見られた気がした。
俺の存在と心の中まで。
彼女がもし、俺だと気づいていたら。
全ては終わりである。
俺の足取りは重い。
彼女に最初に掛ける言葉は?
一体、何て言えばいいのだろう。
分からない。
彼女に会って見るしかない。
俺はただ、何の考えも無く会場へ戻った。
コンサートは終わりに近づいている。
俺は時間を潰して終了の刻を待つ。
コンサート終了と同時に彼女に会うしかない。
俺は演奏終了後のステージの照明が落ちるタイミングで彼女の所へ行った。
莉乃「あっ、あぁ~、○○さん、何処に行ってたんですか?」
俺は一瞬、ビクッとした。
莉乃「最後の一番盛り上がる時に居ないなんて」
「もう、ホントに信じられな~い!」
意外や、彼女はハイテンションのままである。
彼女は分かっているはずだ。
自分が何者かに犯された事を。
では何故、こんなにも普通で居られるのか?
俺には分からなかった。
俺と彼女は車に乗って家路に就く。
途中、食事をする約束を彼女としていた。
俺は彼女に聞いた。
俺「さてと、莉乃ちゃん、何処で食事をする?」
「何でもいいよ!」
「好きなもの、選んで!」
莉乃「え~と、じゃあ、イタリアン!」
「渋谷の〇9の傍に前に行った所が有るの!」
俺は渋谷へと向かった。
そして駅前を抜けた辺りで駐車場を探し、車を停めて店を目指す。
莉乃「あっ!ここ、ここっ!」
彼女が店を見つけて、小走りになる。
なかなか洒落た良い店である。
店に入って、彼女はメニューを見ながら言う。
莉乃「本当に何でもいいんですか?」
俺「ど~ぞ!」
「好きなだけ!太らない程度にね!」
その言葉を聞いた彼女は、ほっぺを膨らませながら次々と料理を頼んでゆく。
それを見ながら、俺は考えてしまった。
これじゃあ、まるでデートだと。
しかも、こんな可愛い娘とデートだなんて、まるで夢の様である。
俺は現実と妄想の区別がつかなくなって来た。
しかも現実はもっと複雑だ。
先程のレ〇プと今の彼女の笑顔。
俺は本当に訳が分からなくなって来た。
莉乃「あぁ~、お腹いっぱい!」
「大満足!」
彼女は更に機嫌が良くなって来た。
俺は彼女に言った。
俺「莉乃ちゃん、何か欲しいもの有る?」
「お母さんに内緒で、何でもプレゼントするよ!」
莉乃「ええぇ~? ほんとにぃ~?」
彼女はアクセサリーショップで少女の様にはしゃいでいる。
あっ、いや、彼女はまだ少女である。
はあぁ~。
もう、俺の平衡感覚はメチャクチャである。
俺と莉乃は車に戻って、再度、家路を目指す。
彼女は熱心にコンサートの話を続けていたが、暫くすると車に揺られて眠ってしまった。
俺は助手席に座る美少女の、ミニのタイトスカートから伸びる美しい太ももを見て、今更ながら欲情している。
その太ももは、だらしなく無防備にやや開いていて、まるで俺を誘っているかの様だ。
そしてスカートの奥に隠された莉乃の生殖器の中には紛れもなく俺の精液が今も漂い、彼女の穢れなき子宮口にこびり付いているのだ。
更に彼女のタイミングさえ合えば卵子を受精させる準備が整いつつあるのかもしれない。
オスの俺は、ただただ満足し、いとこの俺は混乱している。
だが二つの俺は実際に混在しているのだ。
そんな考えを巡らせている内に、彼女の家に着いた。
俺「莉乃ちゃん、着いたよ」
俺は彼女に声を掛けた。
彼女は、それに応える。
莉乃「ああ、 寝ちゃいました」
「すいません・・」
俺「いっぱい、はしゃいでたもんね!」
莉乃「あっ、はい!」
彼女は笑って応えてくれた。
俺「僕は、このまま挨拶をしないで帰るから」
そう彼女に告げて、俺は帰ろうとすると彼女が最後に一言だけ伝えて来た。
莉乃「○○さんの使っているシャンプーかな?」
「あれ、ちょっと珍しい匂いですね!」
「それじゃぁ、お疲れ様です」
「ありがとうございました!」
彼女は勢いよく門の中に入り、ぺこりと俺にお辞儀をして家の中に消えて行った。
俺「シャンプー?」
俺は暫く考えて、愕然とした。
シャンプーなどではない。
俺は、安物ではあるが、最近では余り馴染みの無いブランドの整髪料を使っている。
彼女の言葉の真意は・・・
俺はただただ、疲れた。
今は彼女の言葉の意味を、敢えて考えたくは無かった。
レス2の「姪」の記述はいとこの間違いです。
失礼いたしました。
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