リラクゼーションサロンの恥罠31
博美は未知子と同じ様に、数か月前からキチンと基礎体温をチェックしていた。
更に情報を集めて、女性側で出来る事は何でもトライしてみた。
そして、自らの身体に有効と思われるものだけを評価して取り入れる。
正に涙ぐましい努力である。
そして遂に今月の排卵日をほぼ確定して彼に連絡を入れる。
博美「もしもし、宏さん?」
宏「ああ!こんばんは!」
「今日は何の?」
博美「あのね、申し訳ないんだけど」
「今日から禁欲してくれる?」
宏「えっ?、えっと、今から?」
博美「そう、今から!!」
宏「分かった、・・なるべく出さない様にす」
彼女は彼の言葉を遮って、慌てて彼に注意を促す。
博美「ダメよ!!」
「4日間、絶対に出しちゃダメ!!」
宏「はっ、はい!!」
彼は4日の間、射精を禁止されてしまった。
普段の生活の流れで、結果的に4日間の無射精などは普通の状態である。
だが、目の前に博美と云うニンジンをぶら下げられて禁欲しろとは。
彼には意外なストレスとなった。
彼女に禁欲令を出されてからと云うもの、彼の妄想は際限なく拡大して行く。
あのクールな美貌とスレンダーな身体。
勝気な様で居て純情な一面を魅せる。
離婚後は男性との交わりを一切断つなどの清純さが際立つ。
そして、彼女から求められての愛の交わり。
全ての要素が彼の脳と局部を刺激して来る。
仕事をこなす最中でも彼女の面影を追い求める様に成ってしまった。
宏「こいつは結構、厳しい!」
彼は、思わず独り言を口走る。
タイミングには面倒な思いをしたが、ふらっと訪れて来て愛を交わした未知子の場合では、こんな苦しみは無かった。
だが彼は集中して耐えた。
全ては、あの博美の排卵日子宮に己の遺伝子を確実に送り届ける為に。
そして、やっと約束の日がやって来た。
彼のペニスは、その日の朝からビンビンに勃起をしていた。
宏「良かった~!勝手に出てない!」
彼は夢精してしまう事だけを恐れていた。
しかし、その心配も杞憂に終わった。
後は彼女をこの店に迎え入れ、一つに繋がるだけである。
彼は、その日の営業を早めに終わらせた。
「先生、今日は何かあるんですか?」
馴染みの手伝いに来てくれている老女が彼に聞いた。
宏「ええ!そうなんです!」
「女性が一人いらっしゃるので!」
「あぁ!あの綺麗な方?」
「道理で、やけに掃除が行き届いているなと思いました」
宏「お疲れ様でした」
彼はお手伝いさんを見送って、身だしなみを整える。
すると彼女からメールが届く。
もう直ぐ、こちらに到着すると云う。
博美「ごめんください」
「宏さん?」
彼女の声が聞こえて来た。
彼は急いで入口に駆け寄る。
すると、濃い赤の超ミニタイトスカートに黒のストッキングとヒールを履いた彼女が眼に入って来た。
宏「博美さん!!・・・」
「最高に似合ってます!!」
博美「えっ?、あ、これ?」
彼女は下を向いてスカートを摩って照れる仕草をする。
博美「こういうの、結構、勇気要るんですよ!」
彼女は、自ら選んだ勝負服を最初に褒めて貰い、気分が高揚した。
宏「どうぞ、奥へ!」
彼が彼女を部屋の奥の方へと招き入れる。
宏「本当に、此処で良かったんですか?」
「都心のホテルを予約しようと思ってたのに」
博美「ううん!、此処が良いの!」
「此処で貴方と最初に出会ったんだもん!」
宏「あぁ!、そうでしたね」
「あの時は、まさか偵察に来ていたとは思いも寄りませんでした」
博美「ふふっ!(笑)ごめんなさい!」
彼と彼女は見つめ合う。
宏「どうしますか?」
「これから夕食でも、何処かに・・」
彼女は彼の言葉が終わらぬ内に、唇で彼の口を塞いだ。
宏「んんっ?・・・ふんぅっ!」
彼女は唇を離して、彼に言った。
博美「何処にも行きたくない!」
「貴方を見失いたくないの!!」
宏「博美さん!!」
今度は彼から彼女の唇を奪った。
それに合わせて彼女をきつく抱き締める。
宏「博美さんの全ては、今晩だけ僕のものですよね!」
博美「うんっ!」
「貴方に全部、預ける!!」
「えっ?、きゃぁ!!」
彼は彼女をお姫様抱っこをしてベッドへと向かう。
宏「此処で良いんですよね?」
彼女を連れて来たのは、施術室のベッドであった。
博美「ありがと!」
「貴方との最初は、此処しか考えられない!」
宏「博美さんを、思いっきり気持ち良くさせます!」
博美「お願いします」
彼は4日間の欲望の全てを彼女にぶつけた。
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