彼は容姿は決して不細工なものではない。
眉毛はキリリとして、目は細いながらも切れ長で、体型も太くなく、腹筋もシックスパックで割れた腹筋である。
身長は中学生の時は155ぐらいだったが、高校に入る頃になると174センチにまで伸びた。
切れ長の目と書いたが、
どことなく、陰湿な暗い目をしている。
彼は小学、中学の時寝はションベンとか世界地図と言われてきたが、
高校に入るときに
全寮制の高校に進むことになる。
誰一人、自分の事を知らない学校。
さんざん馬鹿にしてきた奴等、親兄弟からも解放されて高校生活を送れる。
とは、建前で
学年でも後ろから数えたほうが早いくらいの馬鹿で、市内県内の学校は受ける事さえ出来なかったのである。
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