男はなおも執拗に美香の乳房を責め立てた。
優しく揉みほぐしては乳首を舌で転がし、軽く噛むと吸い上げた。
美香の乳首は痛いほど硬さを増している。
舌で転がされるたび、出そうになる声を必死に噛み殺す。
下半身の痙攣が収まると男は美香のお尻を抱えゆっくりと上下に動かした。
ゆっくりゆっくりと肉棒を引き抜くとまた根元まで挿入した。
美香の耳に、首筋に、胸に、乳首に、男はあらゆる場所にキスをした。
心とは逆の反応を体が始めた。
美香の秘部からは愛液が溢れだし赤黒い男の肉棒に絡み付いた。
ヌチャッヌチャッとイヤらしい音が浴室に響く。
美香の鼻息が荒くなるのに男は気付いた。
【そろそろ感じてきたか】
男は美香の秘部から溢れ出た愛液を人差し指に絡めると美香の肛門をほぐし始めた。
ヌルリとした愛液を肛門に塗り付け時おり指を強く押し付けた。
美香の呼吸が大きく、荒くなっていく。
男はすかさず愛液を付けた人差し指を美香の肛門に差し込んだ。
「んんんっ・・・」
美香の小さな口から言葉にならない声が洩れる。
男は指を挿入するとすぐに抜き、抜いてはまた入れると美香の肛門を責め立てた。
膣は肉棒に責められ、肛門は指で、胸はキスで責められ美香の体は男の思いのままになっていた。
規則正しい周期のピストン運動に加え、敏感な胸への攻撃でまたもや絶頂を迎えようとした瞬間、美香の膣から肉棒が抜かれた。
「出るぞ」
そう言うとイスから立ち上がり、美香の腕をつかんで浴室を出た。
素早く体を拭くと裸のまま防音室に向かった。
男は防音室に入るとまたも時間をかけ、美香の舌を吸い、唾液の交換をした。
左手で胸を揉み、右手で美香の陰核を刺激する。
指先で陰核を弾くたび、体をブルッと震わせる。
毛を剃り落とされた陰部から美香の愛液が滴り落ちる。
「おい、そんなに濡らすと絨毯に染みができるぞ」
男が美香の耳元で囁く。
恥ずかしさのあまりに唇を噛み、下を向く。
「よし、これ以上溢れないように詮をしてやるか」
男は美香の手をピアノにつけさせると丸く形のいいお尻をグイッとつき出させた。
「よし、入れるぞ!」
男は左手で美香の腰を掴むと右手で肉棒を握り、膣口に押し付けた。
美香の腰を引き寄せると美香の膣口は男の肉棒を受け入れた。
男の肉棒は美香の子宮口を責め立てた。
今までそんな所を刺激されたことのなかった美香は簡単に絶頂を迎えようた。
「おい、もうイッたのか。もうちょっと楽しませてくれよ」
男はにやついた顔を美香の顔に近付けた。
そして腰を両手で掴むと激しく自分の腰に打ち付けた。
防音室にペタンペタンと音が響く。
美香の泣くような、囁くようなあえぎ声が聞こえ始める。
「アッアッアッ・・・・」
ピストン運動に合わせて美香の口から声が洩れる。
男のピストンが速さを増す。
「アッ・・・ンンンッ・・・」
美香の体が女の反応を始めた。
男の肉棒が美香の中で暴れまくる。
その暴力的な動きに美香の体は順応し始めた。
美香の太ももが痙攣を始める。
「ンンンンッ・・・ハァハァ・・・」
押し寄せる快感を必死に押し返そうとする美香。
無意識に肉棒を締め付ける膣が余計に快感を増している。
一瞬、膝がガクッと落ちる。
男は構わず腰を掴み自分の肉棒を美香の膣に突き刺す。
「よし、イクぞ!」
男のピストンが更に速さを増す。
「グッ・・・ウッ・・・ハァハァ・・・」
男の肉棒が一段と硬くなったと思うやいなや、美香の膣の奥深くで大量の精液を放出した。
美香の膣の中で男の肉棒が激しく脈を打つ。
ビクンビクンと動くたびに先端からビュッビュッと精液が放出された。
暫く男は射精の余韻を味わうと美香の膣から肉棒を抜き出した。
その瞬間、美香の太ももに精液が流れ出す。
ブビュッブビビビ・・・泡立つ精液が大量に流れ出した。
ピアノにもたれながら美香は呼吸を整えた。
美香の足元は溢れた精液が絨毯の色を変えている。
男はピアノのそばにあぐらをかき、美香を見つめていた。
「おい、少しお前のピアノを聞かせてくれないか・・・」
美香は自分の耳を疑った。
【ピアノを弾けって?こんな男にピアノが分かるの?】
美香は太ももに精液を垂らしたままピアノの椅子に腰掛けた。
「聞きたい曲は・・・」
消えそうな小さな声で男に聞いた。
「ショパンのノクターンを・・・20番」
【この男からショパンなんて名前を聞くとは・・・】
美香は椅子の位置を少し直すとノクターンを弾き始めた。
暗く、悲しい旋律・・・美香はこの曲が大好きだった。
音大時代、毎日毎日何時間も練習を重ねた曲だった。
青春の曲と言ってもいい曲を今は自分を犯した男のために弾いている。
【なんて皮肉なの・・・】
ふと男を見るとそこには凶暴な男ではなく、実に穏やかな顔をした男がいた。
【なんなのこれは・・・】
美香は混乱したまま曲のクライマックスに差し掛かっていた。
続く
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