墜ちていく女③
真奈美は家に帰ると、親に「先にお風呂入るね。」と言いながら、浴室に向かう。
男に体のあちこちに付けられたキスマークを見つめ、今日犯された事を実感する。
精液で汚れてる股間を集中的にシャワーをあてながら、男に何度もイカされてしまったこと、そして妊娠の恐怖で涙が頬をつたう。
仕事の営業で得意先を回っていても、会社の同僚とランチをしていても、いつ携帯が鳴るのかビクビクしていた。
昼休みから戻ると、課長に呼ばれる。
「突然だが今日の夜、新しい得意先の開拓のため、製薬メーカーの関連会社の課長と、担当となりそうな社員さんと場を設けることになった。咲本君の担当になりそうだから、一緒に来てくれ。」と課長から命令される。
真奈美は「はい。分かりました。」と、気分が落ち込むなか、返事をした。
とある高級料理店に着き、薄暗く雰囲気のある店内を仲居に案内され、先方が待つ部屋に通されていく。
「こちらでございます」と仲居は下がっていき、課長を先頭に真奈美が部屋に入っていくと、頭がハゲた課長と隣り何とあの男が二人に向かい軽く会釈をするのを視界に入る。
驚きでその場に立ち尽くす真奈美に、「おいっ、何やってるんだ」と小声で注意する課長に我に還り、「す、すいません。」と慌てて席に座る。
お互い名刺交換を済ませ、あの男は加藤修という名だと知る。
「これからは、この咲本が担当させて頂きます。」と課長から紹介されると、「よ、よろしくお願いします。」と、引き攣った笑顔で挨拶する真奈美。
それからの会話は、耳に入ってこなかった。
この加藤という男と目が合わないよう俯き気味に、適当に相槌をうちながら出される料理を口にする真奈美。
「お手洗いに行って来ます」と課長に小声で告げ、席を立つ真奈美。
すかさず加藤もトイレに行くふりをして後を追う。
トイレは少し影になってる場所にあり、男女別々になっている。
真奈美がトイレのドアを開けた途端、背後から加藤に口を塞がれ、個室に連れ込まれる。
真奈美は悲鳴を挙げる暇もなく、男の侵入を許してしまった。
「な、なんですか」と驚いたように声をあげ、「まさか、こんなとこで再会するとはな。これで公私ともに俺が上って訳だ」と勝ち誇ったように言う加藤。
「出てって下さい」と真奈美は懇願するが、加藤は「いいからしゃぶれ」とチャックを下げ、肉棒を露出させる。
「大声出しますよ」と脅すが、「出したかったら出せよ。あの画像や動画が誰かに見られたくても良かったらな。早くしねぇと課長たちが不振がるぞ。…おっ、その前にオシッコしたいんだろ?するとこ見せてみろ」と加藤の視線が下半身に向く。
真奈美は最初は我慢出来たが、飲酒してるせいか我慢出来なくなり、ついに放尿を見られてしまう。
関を切ったように勢いよく放尿してしまう真奈美。
「おぉ、いっぱい出しちゃって」と、からかうように感想を述べる加藤。
出し終わると、「ご褒美だ。しゃぶれ。」と命令。
「俺をイカせるまで、ここから出さねぇぞ」と言われ、課長に勘づかれたくないという思いから、目を閉じ無我夢中で肉棒を口に含む。
「近くに会社の人間が居るってのに、ヤラしい女だな」とか「スーツ姿でしゃぶる光景、エロいねぇ」などと言いながら、自分を興奮させている。
加藤は真奈美の頭を掴み、もっと早く前後に動かすよう促す。
フィニッシュが近いと感じた真奈美は、口に出される覚悟を決め、涙目になりつつ堪えながら奉仕を続ける。
「うっ」と加藤が唸ったと同時に、根元まで咥えさせられたとこで止まったと思ったら、喉奥に向かって精液が射精される。
「あぁ~」と加藤は余韻に浸るも、なかなか口は肉棒から解放されず、太ももを叩くなどして抗議する真奈美だが、そんなの無視して真奈美の頭を押さえたまま動かない加藤。
ようやく解放したと思ったら、吐き出そうとする真奈美の顎を上げ、「飲めよ。命令無視したら、どうなるか分かるよな?」と鼻を掴むと、喉を鳴らし飲み込んだことが分かると、加藤から解放される。
ゲホッゲホッと噎せる真奈美に、「早く戻って来いよ。」と、さっさと部屋に戻って行った。
遅いことを指摘された加藤は、「昨日、何かおかしな物食べたのかな。お腹の調子が悪かったんで…」と言い訳をする。
数分後、真奈美が部屋に戻って来る。
「何をやってたんだ。ずっと待ってらしたんだぞ。」と相手の手前、叱咤する課長。
「すいません。」と平謝りで席に座る。
「まぁ、女性は色々と身嗜みがありますから」と加藤が一言かけると、「そう言って頂けると助かります。」と課長が恐縮する。
食事会も終わり、「これからは長い付き合いになりそうですね。どうぞよろしく…」と加藤が真奈美に握手を求める。
一瞬、躊躇している真奈美に「おい、早くせんか」と課長が握手に応じるよう促す。
「こ、こちらこそ、よろしくお願いします」と両手で加藤の手を包みこむよう握手する真奈美。
会社に戻っても真奈美は、仕事が手に付かなかった。
これからは仕事だと称し、一対一で会わなければならない。
そして翌日、「咲本さん、○*製薬の加藤さんって方から電話です。」と連絡が入る。
なぜ携帯でなく会社の電話にかかってくるんだと疑問に思いながら「お電話代わりました咲本です。」と言い終えると、「「○*製薬の加藤です。」とビジネスな話し方に、もう許されたかもと思うほどだった。
続けて、「御社と開発中の健康ドリンクの宣伝用パンフレットのデザインについて相談したいのですが…」と言ってきたので、真奈美は「分かりました。でしたら一度伺いたく思いますので、ご都合は?」と聞く。
「明日。明日の昼一で。」と加藤。
「分かりました。明日の午後1時に伺います。」と答える。
「お待ちしております。」と加藤が最後に、「ノーパンで来い。履いてたら…分かるな」と小声で言われ、すぐに電話が切れてしまった。
勘違いした自分が馬鹿だったと落ち込む真奈美だった。
※元投稿はこちら >>