ビデオの続きを再生する。
ひとまず落ち着き、皆で改めて乾杯、そしてバイト男女は一気大会やビールの掛け合いとまた乱痴気騒ぎを始めた。
「もう、あんまり無茶しんときや」
キミの注意も聞き流され、一人の男が女の子のビキニをずり下げた。
「キャー、コラーやったなー」
脱がされた女の子は騒ぎながら犯人の男を追いかける。
そこからまた湖に入って行く男三人と女の子二人。
一人の女の子はビーチベットで酔いつぶれ寝ている。
計らずも再びキミが孤立状態になった。
流石にキミも疲れているし、バスケとラグビーに飲まされて、まとめきれないようだ。
「まぁ主任、あいつらはほっといて飲みましょう」
「はい、コップ持って」
促されるままコップを持つキミ。
「ほんまに元気やなぁ」
呆れるように言い、コップのビールを飲み干す。
「もう一杯」
更にビールが注がれ、
「ハイっ一気一気一気」ラグビーが囃し立てる、カセくんとバスケも「一気一気一気一気」と盛り立てる。
「よーし」キミも笑顔で一気で飲み干す。
基本的にキミも乗りはいいのだ。
「俺ら今年で最後やから記念撮影しましょう、お世話になった主任と思い出残したいし」
ラグビーが言った。
「何調子ええ事言うてんのー」
「大学時代のバイト先にキレイな上司がいたって記念っすよ」
まんざらでも無い顔のキミ。
ビデオカメラはキミの方に固定され、撮影会が始まった。
まずビーチチェアーに座るキミと両サイドに立つバスケとラグビー。一枚撮り、
「もう一枚」
ラグビーが言った。
二人は少しだけさがり、パンツを下ろした、キミは気付かずに笑顔でポーズを取る。
その一枚を撮り、パンツを戻さず「次のポーズは…」と二人が前に出るとキミが「きゃっっ」と言って顔を両手で覆った、そして笑って二人のケツをペシッと叩き「すぐ脱ぐな」と爆笑した。
酔いも手伝ってキミもガードが甘くなっている。
「ほら、お前も脱がな主任に失礼やろ」
「わかりました」
カセくんも海パンを脱ぎ全裸になった。
笑いで涙を流しながら
「アホちゃう?人に見られたらどうするの」とキミ。
「大丈夫、俺達しかいません、それより主任も脱いだらどうです?」
「ぜっったいイヤー」
「でも俺達今年で最後やし、記念にお互いさらけ出して」
「何でアタシがさらけ出すのよ」
「かわいいバイトが出してるのに?」
「勝手に出してるんやろ、早くしまいなさい」
「じゃあせめて主任のセクシーショット撮らせてよ」
「うーん、人に見せない約束やで」
「ハイっ、やったあ」
歓喜の三人と渋々ながらまだ笑顔のキミ。
カセくんが呟く
「この時はヤれると思ったんですけどね…」
「ええ展開やんか」と俺は応えた。
「で、セクシーショットってどうするの」
「まずは俺達の肩に手を回してもらって…」
ラグビーに言われるまま両サイドの男の肩に手を回すキミ、そして次の瞬間俺達はキミを抱え上げ両足を開脚させた、二人の肉棒はフルボッキ。
「ちょっと恥ずかし~」
キミは笑っている。
下ろされたキミは三人の肉棒を見て
「何で勃ってんのよー、もうっ」
と少し引いている、笑顔は苦笑いに変わっていた。
「やっぱり主任も脱いで下さいよ」
「イヤや、アタシじゃなくて、そこのサキに脱いでもらい」
キミは酔いつぶれて寝ている女の子に振った。
こういう所はキミらしい。
「わかりました」
カセくんは寝ているサキのビキニの紐を両サイド共にほどいた、そしてラグビーがそっとめくり、サキの下半身は丸出しにされた。
「足拡げてみる?」
ラグビーが言うと。
「もうアカン、寝てるのに可哀想やろ、そこまで」
キミが言う。
「でも主任脱がないでしょ」
「当たり前やろ、それより三人とも海パン履いてよ」
「じゃあ主任脱いでよ」
「何でよ」
「主任ばっかり俺達のチンポ見てズルイっすよ」
「勝手に見せてるんやろ」
意味のわからない会話が面白い。
「じゃあ上か下かどっちかだけ、思い出に」
「イーヤ、どっちかて何やねん」
「でも主任、俺達三人っすよ」
バスケがイヤらしく口を挟んだ。
「えっ…」
「みんなもどっか行ったし」
湖にいた奴等は周りから消えていた。
さすがのキミからも笑顔は消え、少し空気が重くなった。
「手で隠していいから、ねっ」
ラグビーが甘えるように言うと、
「もうっ、変な事しんといてや」
虚勢をはり強がりながら渋々脱ぐ事になった。
全裸の大学生三人に囲まれ、まずブラがはずされた、両手で胸を隠しているが大学生達は下を脱がそうとする。
「やんっ、ちょっとタイム、誰か一人が脱がして、隠せへんやん、それに近すぎアンタらの当たってる」
男達の肉棒がキミに当たっている。
そして全裸にされたキミは左手で胸を、右手で股間を隠し、三人それぞれと記念撮影をさせられた。
最初はカセくん、今後の事もあるので並んで撮っただけだ。
次バスケ、キミの肩を抱き寄せフルボッキの肉棒を擦り付けていた。
そしてラグビー、肉棒を擦りながらキミに近付き。
「お願いします」と明るく言い放った。
「もうっ早くしてよ」困惑気味の顔をするキミ。
そしてラグビーはキミの横に立ち、何か企んだ顔をしていた。
「ハイっチーズ」の声と同時にキミの両手を掴み万歳をさせた。
「キャーーー、ちょっキャーー」
キミの悲鳴と男達の笑い声が入り交じり、記念撮影はクライマックスを迎えた。
映像は両手を頭の上で掴まれ素っ裸でしゃがむキミで一旦終わった。
カセくんが口を開いた。
「この時に三人で襲えば良かったんですよねー、結局ラグビーが手を放して、主任はサッサとビキニ履いてしまって、他の奴等も戻って来て…チャンスやったのに…」
「でも凄いエロいよ、俺も参加したいぐらい、でもここまでやって犯れへんかったんか」
「そうなんですよ、主任もガードが固くなるし、消えてた奴等はみんなでヤってたらしくて…」
「一泊なんやろ?夜は?」
「いや、もう主任も夜は飲まないし…みんなも疲れたから、一応夜中に主任の部屋に夜這いに行ったんですけど、扉も窓もカギ掛かってて」
結局それ以上何もなく翌日に帰ったそうだ。
その後バイトでは普段通りだと言う。
むしろカセくんとキミは仲良くやっているそうだ。
そしてカセくんの野望は新たな仲間と来月のレクリエーションで果たされる。
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