容赦無い男の暴力に踞る私。
目の前で髪を鷲掴まれ男の性器を無理矢理に口に押し込まれる彼女の姿に目を背けるしか無い不甲斐無さ。
目を背ける私の耳に 彼女の苦悶する嗚咽が聞こえて来ます。
現実を見なくとも その悶絶する彼女の苦声が 今 彼女が置かれている立場が 鮮明に頭の中に映りました。
《ぬぷ…うぷ…ぬぷ…》
淫らな粘りある吸口音…
鼻から抜ける苦息を交え一定のリズムを刻んでいます。
そして そのリズムが狂う時 苦悶の嗚咽が耳に刻まれるのです。
憧れの彼女が汚されている…
妄想の中で幾度と無く自慰の為に 思い浮かべて描いた絵面の1つの行為が 今まさに 手の届く所で現実化されている。
そうした中で 次第に理性は崩壊を辿って行きました。
目を背けるも耳に入る淫音…
必死に その耳に入る淫音を振り払おうとする自分がいます。
しかし それすらも無駄な事…
理性は徐々に麻痺を覚え 次第に不謹慎ながら その麻痺に溺れて行くのでした。
見てはいけないとは思いながらも 時折 その行為を盗み見るようになる私。
目線の先に 妄想の中で想い描いた彼女とは比べ物にならない 現実の世界の彼女の苦悶姿が…
想いも描き得なかった 口奉仕をさせられている苦悶顔が余りにも衝撃な表情…
彼女が置かれている不公極まり無い惨状…
愚かな私は そんな彼女に対して下半身が熱くなってしまうのです。
何時しか彼女に向ける目が憐れみから性的な目に変わって行きました。
そうした葛藤をしている間に 男の息遣いが粗くなり逝時を示すのです。
彼女も それを察したかのように 眉間を強張らせ 性器を口から抜き離そうとするのが見えました。
しかし男は それを許す事はしません。
髪を今まで以上に強く掴み 彼女の頭を抑え付ける男。
そして…
あの一定リズムが より早く より激しくなり それに合わせるかのように彼女の苦悩声も高まり そして 無情にも口の中に射精されてしまうです。
男は その後も 何度も彼女の唇に精液まみれの性器を擦り付けています。
彼女の口元から滴る唾液混じりの濁色の精液…
満足した男は もう無用の長物だと言わんばかりに 彼女を手荒く下半身から突き飛ばすようにして離しました。
「何回でも お前となら出来るぜ…また頼むな…」
男はズボンを履きながら彼女に向けて卑劣な言葉を掛けた後 部屋から出て行きます。
項垂れた彼女の姿が 妙な色気を魅せていました。
両手を後ろに拘束されているままの彼女は 口元の逝き果てられた男の汚き精液を拭う事すら出来ず ただ 解放された安堵な脱力感に身を堕としています。
そうした姿を曝す彼女に対して 私は不謹慎ながら置かれている危機的な状況の中で性的な感情を抱いてしまったのです。
そして そうした意識の中で 項垂れ横たわる彼女の側に擦り寄る自分が そこにいるのでした。
恥態を見られていた事の諦めからなのか 身を隠す事も無く 側に擦り寄る私を受け入れる彼女。
猿轡をされた不自由な口を駆使し彼女に哀れみと慰めの言葉を掛ける私。
すると彼女の瞳から 堪えていた涙が頬を伝いました。
それを見た私は もう何も出来なくなり その後は時が過ぎ去るまで沈黙の空間が漂うのです。
そして彼女は この一晩で 何度も男達の性欲を叩き付けられました。
私の目の前で犯す男も居れば 彼女を別の部屋に連れて行き性欲の限りを尽くす男も…
もう隠す事も出来ない全裸姿に成り堕ちてしまった犯され続ける彼女。
私の側に 両手を後ろに縛られた全裸の彼女が横たわる空間が 私の知性理性を崩壊に導くのです。
もう危機的な状況などに動揺すらしなくなった知性と理性。
犯され屈辱感を顕にする彼女の姿を目に焼き付ける迄に堕ちてしまうのです。
そうした時でした。
また男が部屋に入って来たのです。
彼女は また犯される時が来た事を感じながら 諦めた表情の中にも 嫌悪感を混ぜ合わせるかのような複雑な表情を示します。
しかし それは 男が後ろ手に隠し持っていた物を見せられた時に豹変するのです。
「お前の化粧台から良い物が出て来たぞ…」
そして男は隠し持っていた物を彼女に見せたのです。
それを見た彼女の意表を突かれたような絶句に近い驚きの表情…
それは私にも 違った意味で目を疑うような物であったのです。
「綺麗な女でも こんなの使ってんだな…お前…本当は男が欲しくてしようが無いんじゃないのか?」
男は陰湿な言葉を言いながら その手にした物のスイッチを入れたのです。
《ブィーン………………》
淫らなモーター音……
その男が手にした物……
男性の性器を型取った電動バイブ…
モーター音と共に 模造された性器部位を くねらせる淫らな動き。
「まだ 有ったぞ…これも お前のだよな?」
男はポケットから小型のピンクローターを取り出したのです。
明らかに 自慰行為に使用する為の彼女の私物…
彼女は その紛れも無い私物から目を背けるのでした。
「今は通販で何でも買える時代だからな…体の火照った奥様連中からしたら天国だな…お前も その中の1人だって証拠だな…」
それを聞いた彼女は男を睨み付けました。
「図星って所か…まぁ旦那も居なくて寂しいから仕方が無いよな…なぁ?」
男は睨み付ける彼女の顔を覗き込むように見るのです。
彼女の目線は その男の厭らしい視線から逃れようと斜に流れました。
それは 怒りを圧し殺しながらも 恥を隠しているかのようでした。
そして男は他の男達を呼ぶのです。
部屋に集まって来た他の男達…
「おい見てみなよ…この女…こんな物を隠して持っていやがった…」
それを見た他の男達の眼光が変わったのを感じました。
そして 徐に1人の男が彼女に向かって言った言葉…
「なるほどな…あんたも 満更じゃ無かったんだな…嫌がって泣き顔の割には チ○ポ締め付けてたもんな…」
男の厭らしい言葉に 彼女の顔が一気に赤面する様が見てとれました。
すると もう1人の男の口から…
「面白い玩具を持ってんだな? これって どうやって使ってんだ? 俺達にも見せて貰おうじゃ無いか…」
その言葉に賛同した他の男達が一斉に動き出すのです。
1人は隣の部屋のテーブルを片付け 場所を広く確保したのです。
それを確認した他の男達は彼女を引き摺るように強引に隣の部屋に連れて行きました。
その時の彼女の形相は許しをこう悲痛な表情でした。
有無も言わせず部屋の中央に引き摺り入れられた彼女に 男達の陰湿な眼差しが向けられます。
そして 彼女の拘束を解き放つのです。
「ほら…自由にしてやったぜ…いつも お前が やってるように使って見せろ…」
そう言うと身を丸めている彼女の前に あの玩具が投げ置かれました。
彼女は顔を左右に断固拒否を顕にしています。
「い…いゃ…絶対に…いや…」
片手で胸を覆い もう片方の手は恥部を隠しながら 震えた声を絞り出していました。
しかし そんな願いなど 非道な男達に通じる事など有り得ません。
その願いは 無惨に砕け散る事となるのです。
「これでも 嫌だと言うんだな…」
1人の男が立ち上がり 彼女の米神に拳銃を押し付けたのです。
銃芯の冷たい感触に脅えるかのように小刻みに震え硬直する彼女。
時が止まったかのような静寂に包まれました。
そこに居る彼女以外の私も含め 雄と言う本能を持ち得た者達の固唾を呑む卑劣な空間。
その静寂を打ち破るかのように 拳銃を更に強く押し付ける男。
そして…彼女は…
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