(21) 遥の母親と姉の事で一時気を取られていた僕は、利紗子のかつてのレズ友、佐知と絹江が今晩我が家を訪れるのを思い出して新たに興奮を覚えた。この二人は必ず仕留めてハーレムの奴隷にしなくてはならない。利紗子は友人二人を男の犠牲に差し出す事に同意しながらも憐れみも消えないらしく、時々考え込んだりした。何より、自分を信じ切っている二人を騙して性奴隷に誘い込む事に罪悪感があると言う。その気持ちはわかるが、新たな獲物、それも男にとっては敵であり反逆者である女を痛め付けて強姦し、更に奴隷として養えると思うと気持ちが昂るのだ。二人共それぞれ一人暮らしだから住処を替えても特に問題は無い。利紗子は元々面食いだそうだから、レズ相手も美女や愛らしい器量の女を選んでいたと言う。だから絹江も佐知もいい女に違いないし、体付きも色っぽくて申し分無いそうだ。久し振りの獲物狙いに僕はやや落ち着きを失い、解放された明美たち高校三人娘が近くの食堂で夕食を済ませた後もハーレムの動向が気になって帰宅せず、その後美里を呼び出してどこかの喫茶店で時間を潰していた事など全く知らずにいた。 午後七時過ぎに利紗子が自分の白い軽自動車を運転して約束の場所で絹江と落ち合った。「久し振りね」利紗子が緊張感を悟られまいと平静を装って声を掛けると、絹江はにっこりして車の助手席に着いた。「ずっと会いたかったんですよ」「そう。ごめんなさいね、ずっと忙しかったから」夕闇の中、車は走り出した。しばらく会話が無いので利紗子が、「何かあったの?」と聞いた。「実は、親から結婚を勧められているの」「そう」「結婚なんてしたくないのに」「あんた、今二十五でしょ?」「そうです」「でも、いつかはしなくちゃね」「・・・・」「男にまだ興味が無いの?」「何か怖いというか、気持ち悪いというか・・・」「そうねえ」「本当はこのままずっと利紗子さんといたいんです」「ありがとう、嬉しいわ」自分を慕ってくれている相手を悪の罠に掛ける事に幾分罪悪感を持ちながらも利紗子は僕への奉仕、務めとしてこの娘を差し出す決意を固めていた。 商店街を抜けて一般の住宅街を進んでいる内に絹江は少し不安になったらしく、「今日はどこへ行くんですか?」と尋ねた。利紗子は落ち着いてハンドルを握りながら、「たまには民宿もいいでしょう?」と明るい口調で答えた。「ええ?民宿?」「可笑しい?」「だってえ・・・」しかし絹江は利紗子を信じ切っているようで、殊更反対するでもなくおとなしく助手席から前を眺め続けていた。利紗子は真面目な顔のまま、八時には佐知を迎えに行かなくては・・・と思っていた。絹江と佐知はお互いに面識が無く、利紗子が自分以外の女と交際しているとは思っていない。『二人共もうすぐ学様の女になるのね・・・』一年以上付き合ってきた絹江と佐知を手放すのはいささか惜しい気もしていたが、ハーレム入りしてからもレズ行為をさせてもらえるかもしれない。もっとも、今日の明美とのようでは辛いが・・・・。 が
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