第1章 10年後⑤
「そんなことないっすよ、剛志さん。俺なんか、まだまだ駆け出し。剛志さんこそ、こんなパーティー企画して北海道まで来ちゃうんだから、よっぽっどのワルですよ」
と力也も笑った。そして羽交い絞めにした玲子の背中を押し、剛志の前に近づけた。
「やめて・・・やめてぇぇ!、助けて!」
「いいぜ、先生。大きな声で叫びな。なんてったて、ここはオーケストラが演奏したって音が外には洩れない完全防音の部屋なんだぜ。いっぱい泣かせてやるぜ、ふふふ・・・」
そして、いきなり玲子の左頬を剛志の右手で張った、
ビシッ・・・。乾いた音が部屋に響いた。音響もいい部屋のようだ。
「ひぃっっ・・・!」玲子はのけぞった。
「これは俺たちの前から黙って姿をくらまし分のお礼だぜ、ふふふ・・・」と言うなり、さらに右の頬に剛志の手が飛んだ。
「ウゥッ・・・、いたい・・・」
強烈なビンタに玲子は倒れそうになったが、背後を力也が抱えているため、倒れることもできなかった。
「いてぇだろう、先生。でもな、これは、薫のママの分だぜ」
「?・・・・え?・・」
玲子は何を言っているのかわからなかった。薫の母親とは玲子が薫の担任をしていた10年前に家庭訪問や三者面談で何度か会ったことがある。10代のときに薫を産んだので、玲子よりも少し年上のすごく若い母親だった。
(あのお母さんが、私と何の関係があるの?)
痛みで涙がにじむ玲子の目を睨みつけながら、さらにもう一発、左の頬をビンタが飛んだ。玲子は強い衝撃で、羽交い絞めにしていた力也が手から離れてよろめくように床に倒れこんだ。
「これは薫の分だぜ。薫はずっと先生のことが好きだったのに、先生はその思いを完全に無視しやがった。」
玲子は床に倒れたまま、ふと薫の方に目をやった。薫は相変わらず床に正座したまま、頭を床にこすりつけて「ごめんなさい、ごめんなさい」と泣くばかりだった。
「さぁ、先生。おねんねの時間は、まだ早いぜ」とニヤニヤしながら剛志が玲子を起こすと、力也と2人で両脇を抱えて部屋の中央にある大きなソファに座り込んだ。
「きゃぁ!」
総レザー張りの大きなソファに深く座らされた玲子は、両足が跳ね上がり、スカートが膝の上までまくれ上がってしまった。両腕を抱えられているため、直すにも直せない。
「ふふふ、先生、久しぶりだなぁ。相変わらず、きれいだなぁ・・・。」
と言いながら、剛志は玲子の太ももに手を置くと、撫でるように触ってきた。
「いや。触らないで」玲子は身をよじって抵抗するが、両脇を抱えられていて動くことができない。足をバタバタさせて、剛志の手を払おうとしたが、かえってスカートがまくれてしまい、白のパンティがストッキング越しに見えてしまった。
「ふふふ、純白のパンティかい、先生。そそられるぜ・・」
剛志の手が、その純白の中心に伸び、ストッキングの上から指を鷲掴みにするようになぞる。
「いやぁ。見ないで!・・・いや、やめて。」
「なんだい、先生。昔はおま〇こ、触らせてくれたじゃいないか。俺のちんぽ、入れさせてくれたじゃねえか。」
剛志は耳元で囁くようにしゃべる。
「馬鹿なこと言わないで・・。いや、変なところ、触らないで!」
「ふふふ、先生、変なところってどこだい?」
ニヤニヤしながら、玲子の中心をグイグイ押してくる。
「変なところって、ここかい?もう、ここは濡れてんじゃないの?」
ニヤニヤしながら剛志は左足をぐいと持ち上げて、さらに玲子の体をうしろにのけ反らせた。
「いやぁぁ、やめて、やめなさい」
語気を強めるが、剛志の手はいっこうに玲子の秘部を触り続けている。
「さぁ、先生。そろそろご挨拶してもらおうかな」
何のことかわからないという顔で剛志を見つめる玲子。
「なんだい、もう忘れちまったのか?しょうがねえ、先生だな。これだよ、これ」
そう言うと、ズボンのファスナーを下げ、ズボンとパンツをいきなり脱いだ。黒光りする剛志の一物はすでに勃起していて、亀頭の先端は濡れて光っていた。
「い、いや、いやぁぁ」玲子は眼をそむける。しかし、目をそむけた先には力也の大きな顔があった。
「へへ、俺とキスでもしたいのかい?」
力也は、分厚い唇は玲子の唇に重ねようとしてきた。
玲子はそれを拒否するかのように、顔をまた反対に向けると、剛志が自分の一物をさすりながら、ニヤニヤしていた。
「リキ、頭をしっかり押さえていろよ」と力也に命令すると、
「ほら、どうした、先生。思い出したか?会ったら、最初に、おちんぽをしゃぶらせてくださいって言うんだろう、先生。」
玲子は、茨城での教員時代、剛志と薫と会うたびに、その言葉を言わされ続けていた。
玲子はあのときの屈辱を思い出し、絶対に言うものかと唇をかみ、目を固く閉じた。
「おらぁ。先生。なに、目をつぶってんあだよぉ。久しぶりのちんぽ、じっくり見てくれよ。」
玲子は目を閉じたまま、いやいやと首を左右に振った。
「どうしたい、先生?ほら、成長した俺のちんぽをじっくり見ねぁか!」
語気を強めた剛志は、玲子の頬をビシッ、ビシッと平手打ちにした。
「しっかり目を開けて見るんだよ」
もう一発、頬に平手打ちが飛んだ。
「やめて、やめて・・・・」
教養の高い女性は、暴力に弱い。涙をにじませた玲子は、暴力に屈するように目をあけた。さっきよりもさらに大きくなった、グロテスクな剛志の剛棒が反り返っていた。
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