悶々とした心と躯を持て余したヤヨイは、外出の支度を済ませ、家を出た。
行き先は私も同行したことのある、複合型の巨大な商業施設である。
到着したヤヨイは、トイレの個室で服を脱ぐ。
全裸になったヤヨイは、膝丈の黒いコートに袖を通すと全てのボタンを留め、脱いだ荷物を持参していたバッグに仕舞い、個室から出た。
手洗いの壁に設えられた鏡の中には、明らかに頬を上気させた少女が映っている。
いやらしい・・。
早くも昂ぶり始めたヤヨイは、手早く髪を直し、トイレから出てコインロッカーに荷物を預け、小さなショルダーバッグだけで施設内を彷徨う。
程良く暖房の効いた施設内の気温が、やや高く感じる程にヤヨイは昂ぶっていた。
ただ歩くだけでコートの生地が触れ、尖がった乳首や剥き出しの素肌を刺激する。
ゲームコーナーに差し掛かると、奥の方に置かれた数台のプリクラが目に入った。
ふと悪戯心が沸き起こったヤヨイは、コーナーの奥に進み、プリクラのカーテンを潜る。
はっ・・はっ・・・ふっ・・・
ひとつ、またひとつ。
震える指先がコートのボタンを外すにつれ、ヤヨイの呼吸が荒くなっていく。
剥き出しの躯にコートだけを羽織り、首から下腹部までを露出した画像が画面に映っていた。
三月生まれのヤヨイは、間も無く十七歳、あの悲惨な出来事からは四年以上が経っている。
花であれば蕾にすら至っていなかった十二歳の少女は、十七歳にならんとする今、それは未だ成熟に至ってこそいないが、生命力に満ちた開花する寸前の艶やかさを放っていた。
パシャッ
さすがに片手で左右の眼を覆いながら、撮影ボタンを押したヤヨイは、思い切って片脚を高く持ち上げ、股間を全開にする。
画面の中では、充血して鮮やかな朱に染まった粘膜が妖しい花のように咲いていた。
パシャッ
最後とばかりにコートを脱ぎ、一糸纏わぬ裸身を晒したヤヨイは、タイマー撮影モードに切り替える。
身体の向きを百八十度変え、やや前傾の姿勢を取り尻を突き出す。
震える手で尻の左右を掴んだヤヨイは、限界まで尻を開き、肛門から膣にかけての局部を剥き出しにした。
パシャッ
溢れ出した蜜は、幾条にも分かれて太腿から膝にかけての肌を汚す。
ジジッジジジッジ・・シャコッ
コートに袖を通し、元通りボタンを留めたヤヨイは、プリントアウトしたプリクラを無造作にポケットに入れ、来た時とは逆のコースを辿ってゲームコーナーを後にした。
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