背後に立った男は無造作に少女の胸に手を触れると、米粒程の、だが明らかに尖がった乳首を指の腹で押す。
「くはっ・・。」
甘く呻いた少女は、自分自身が信じられず、呆然と黙り込んだ。
男に指の腹で圧迫された乳首からは、甘い疼きが途切れることなく生じている。
「・・ここは・・?」
そう言った男の手が乳房から鳩尾、臍を経て股間に滑り込む。
焦らすような動きで人差し指と薬指を使って秘裂を押し広げると、男は中指の腹でクリトリスを圧迫した。
「っんん・・」
数倍の快感が少女の下腹部に広がる。
悔しかった。
見知らぬ人々に裸を、いや、性器を露わに見せながら、尚、淫らな悦びの虜になっていく自分自身が許せない。
「あれから、イケないんだろう・・?」
緩急をつけて陰核を刺激されながら、ともすれば喘ぎ出してしまいそうな少女は、懸命に理性を保とうとするが、それとて限界は近い。
「あれからオナニー三昧で、しかもイケない、違うか?」
何もかも知られているのだ。
輪姦されたこと。
連日のように自慰に耽っていること。
そして果てることが出来ないことまでも。
十二歳の少女が、性的な秘め事を全て他人に知られているのだ。
恥ずかしいなどというレベルではなかった。
「このまま、見られながらオナニーすれば・・」
男は敢えて言葉を切って少女の反応を伺う。
男が言外に含ませたニュアンスに、少女は思わず未知の期待を寄せてしまった。
「間違いなく、イケる・・。」
何の根拠も無く、男が信頼に値する相手だという保証も無かった。
だが、狂おしい程の絶頂に対する焦がれが、少女自身に決断を強いてしまったのだ。
「・・本当・・に・・?」
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