ずぶずぶずぶずぶずぶ・・・
男のペニスが私を背後から襲う。
痛かった。
だが、あの日、何の覚悟も無いままに挿入された時に較べれば、何ということもなかった。
パイプカットの処理をしてあるという男の男根に貫かれた私は、文字通り狂ってしまう。
見知らぬ男との行為、そしてヤヨイに恥態を見られる恥ずかしさが、私の中に眠る陰獣を解放する。
下腹部の芯が熱く硬い肉の棒で満たされ、最深部まで到達した瞬間の充足感。
洞窟の中を往き来する槍が、粘膜で出来た壁を抉ぐり、擦すりつける。
そして何よりも、放たれた精が私の奥深くを叩く衝撃の心地良さ。
初めての絶頂は、そして男性器の挿入は私を虜にした。
薬物と性行為の併用によってのみ、私は、いや、私とヤヨイは果てることが可能となる。
正確に言えば、初めての性行為を、薬物との併用により刷り込み効果が成立した女性については、併用による絶頂が約束される。
この刷り込み効果は永続的なものではなく、遡及することが可能だという。
薬物の投与と性行為を繰り返し併用することにより、容易に絶頂に達することが出来るようになれば、刷り込み効果は次第に消えていく。
男は言った。
絶頂の代償として、元のあるべき躯の機能を取り戻す代償として求められるもの、それは様々な嗜好を持った客と寝床を共にすることであった。
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