柔らかな指先が優しくクリトリスを揉み、捏ねる。
リズミカルに、時に荒々しく、不規則に蠢めくヤヨイの指先だけでは足りずに、私は本能のままに腰を揺すり少しでも多くの悦びを貪ろうとした。
あぁ。
不意にヤヨイの指先が動きを止め、離れていく。
やめちゃヤダよぅ・・
さらり、さわさわさわ・・・
くすぐったい感覚が不意に下腹部の肌に広がった。
続いて指ではない何かが敏感な肉の突起を突く。
力強くはないが、優しく温かい何か。
くすぐったいのはヤヨイの髪が肌に触れている為だ。
私の股間にヤヨイの顔が埋ずめられている。
蠢めいている何か、それはヤヨイの舌。
口唇により性器に愛撫を加えられているのだ。
やだやだやだ・・
ダメ・・そんなところ・・・
恥ずかしいよぅ・・・・
だが心とは裏腹に、私の躯は脚を限界まで広げ、腰を浮かして少しでもヤヨイの舌を受け入れようとする。
「・・見ちゃ・・ダメ・・・。」
性器を見られる、それだけでも恥ずかしい。
だが本当に恥ずかしいのは、羞恥を求め、恥辱を求めて狂う私の中に潜む淫らな獣の存在だ。
淫獣、そう呼ぶに相応しい。
だが私には分かっていた。
淫獣とは別の存在ではなく、間違えなく私自身なのだ。
最大級の快感の波が私を襲い、波に攫われた私は揉みくちゃにされ続ける。
波が収まらない。
このまま死んでしまうかもしれない。
それでも構わなかった。
果てることすら出来れば。
それだけが望みだ。
この波の向こう側に存在する絶頂さえ味わうことが出来れば死んでも構わない。
「・・ヤヨイに責められてもダメ・・か。」
不意に男の声が聞こえた。
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