「・・クスリと一緒に、だけどね・・。」
要約すれば、薬物とヤヨイの愛撫により果てることが出来ればサツキは開放され、全ての秘密は無用となり破棄される。
薬物とヤヨイの愛撫により果てることが出来なかった場合、次のフェーズに移行することになる。
「・・次って・・?」
選択肢はふたつ。
ひとつは全てを拒否して秘密が公表されるままに破綻を選ぶ道。
残りのひとつは薬物と挿入行為を併用すること。
ここでも結果は、ふたつあるという。
挿入行為を伴って、尚、絶頂に至らなければ、ある意味では失敗作としてサツキは開放され、全ての秘密は無用となり破棄される。
挿入行為の結果、絶頂を迎えた場合、サツキは弱味を握られたまま、飼い殺しとなる。
「・・それっ・・て・・・?」
「・・自由の無い天国、かな・・。」
何が何だか分からなかった。
だが私には他に選べる道は無い。
結果はどうあれ、進むしかないのだ。
「・・・どうすれば・・いい・・の・・?」
呟いた私に向かい、無言のままヤヨイは椅子から立ち上がりベッドの横に移動した。
「・・こっちに来て・・。」
手招きされるまま、私はヤヨイの正面に立つ。
ヤヨイは例のチューブの蓋を開け、右手の中指にクリームのような薬物を大量に載せる。
するり
「あ。」
思わず声を漏らしてしまうが、構わずヤヨイは右手で私の股間を覆い、中指で秘裂を探りながらクリームを塗り込める。
単純に『塗る』というのとは違い、秘裂の谷間を構成する粘膜に擦り込むようなネットリとした指の動き。
塗り込める指の腹がクリトリスを捏ね、膣の入り口を通過するたびに私は昂ぶっていく。
恥ずかしい、それもある。
敏感な部分に触れられている、それもある。
だが、それ以外の身体の奥底から滲み出るような感覚、これは一体、何だというのだ。
ふぁさり
いつの間にか着ていた薄物が床に落ち、私は産まれたままの姿にされていた。
※元投稿はこちら >>