(13) ハーレムや大奥には大変な数の女が居るのだからたった一人の男がそれら全てと夜を共にするのは不可能で、ほとんど構ってもらえない女たちが圧倒的に多いに違いない。そしてそこには女同士の嫉妬や憎悪、恨みなどが渦巻いていて諍いは日常茶飯事だっただろう。中には男に飢えている余り女同士で性の関係を続ける例もあると言う。いわゆるレズビアンというやつだが、そこまで行かなくても、同居している同性同士が仲良くしているのは争いよりずっと良い。今のところ茜に葉子、芳美に智子という四人を性的に支配している訳だが、実際に彼女らを公平に可愛がってやるのは無理な気がしていた。二人ぐらいならともかく、三人、四人となると体力が持たないのだ。もしこのまま四人が自分だけを愛してもらおうと真剣に願っていると、必ず他の同性に嫉妬や恨みを抱き、ついには収拾が付かなくなるに違いない。そうならない為にも女同士仲良く、時には軽いレズ関係くらいなら大目に見てやろうと思うようになった。勿論、その関係が深くなって男の僕を邪魔扱い、又は黙って逃げ出す程になったら困るが・・・。 葉子と茜は実の母娘だし、今までの関係を見ていて心配は先ず無い。問題は智子と芳美で、今までの日常では親友かもしれないが、僕を巡って深刻な諍いを起こすんじゃないかと思ったりする。お互いに同格だと意識して独身でマンション暮らしをしてきた二人が性奴隷として僕を熱烈に取り合おうとする・・・それは自惚れではない。奴隷に堕とされても男との熱い関係を望んでいれば自分だけが愛されたいから相手を邪魔に思い、敵意を剥き出しにする。そうならない為には逆にこの二人に軽いレズ感情を抱かせたらどうだろうか?と思った。元々親しい関係だったから、そういう方向に持っていけば案外うまく行くのではないか。僕に激しい敵意を持っていてもメス犬として飼育されるまでに堕とされたのだから、この計画は悪くないと思う。 レズと言えば、母さんにはもしかしてその気があるかもしれない。同性二人の友人を性奴隷にする事に同意したり、自宅に連れ込まれた智子と芳美が下着姿にされても平気で、その上二人が全裸にされると目を輝かせて愉快がったからだ。そういう母さんを言わばやりて婆あや宦官風に使い、女たちの扱いに利用すれば便利ではないか。 茜だって母さんの血を継いでいるし、智子たちが虐められているのを楽しんでいたからレズっ気があるかもしれない。明美という同級生への嫌悪だって心の底からなのかわからないし、仮に二人が本当に憎み合っていたら無理やりレズ関係を結ばせても面白い。 そういう考えに囚われていた頃、鎮一叔父から電話が掛かってきた。夢路はもう要らないのか?という内容だ。「もらえるならもらってもいいけど」とそっけない返事をすると、【恋人でも出来たのか?】と聞き返されたので、「愛人ですよ」と適当に答えた【やるじゃないか】「叔父さんはあれからどうなんですか?」【さっぱりだなあ。まあ、夢路でもいいんだがな】と不服そうである。ここで僕はふと閃き、「母さんを抱く気なんてやっぱりないですか?」と尋ねた。【おい、冗談はやめてくれよ】「近親相姦っていいらしいですよ」【あんな婆。茜ちゃんなら考えてもいいけどな】「高くつきますよ」少し沈黙があってから、【本気なのか?】と聞き返されたので、「勿論、本人がいいって言えばですがね」と適当に答えた。【そうだろうな・・・】と気落ちした口調で呟いた。「叔父さんは馬鹿にするけど、母さんはいい体してますよ」【どうして知っとるんだ?】「風呂から出た所とか、下着姿で涼んでいる所とかを偶然見たりしてるから。向こうも、僕が息子だから大して気にしていないと思うけど」【しかしなあ・・・】「嫌なら無理にとは言いませんよ」【ちょっと考えさせてくれよ】「わかりました。じゃあ、とにかく連絡をして下さい」【ああ】
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