(16) 夢のような休日が過ぎた。性奴隷と言っても高校生とは同棲出来ず、由美子もその両親と同居していて簡単にハーレムに加えられない為、結局利紗子だけを直接囲う事にした。智子や芳美の匂い立つ肉感的官能に比べ、利紗子はスリムでやや硬質感のある肉体という違いがあり、一方に飽きたら別な片方を味わった。利紗子は僕と二人だけでベッドに入る時、気恥ずかしさを見せ、もっぱらされるままでいた。この辺りは男との性体験がほとんど無かったからなのか、新鮮で好ましい。「優しくして下さい・・・」「男が怖いのか?」「あなたが・・・」「ふん。何も、取って食う訳じゃない」それから、「女じゃなくて残念だったな」とも軽くいじめた。「明美とならおまえがリードするんだろ?」「その事はもう・・・・」「もっとセックスに励めば女らしくなるぞ。まろやかさがな」「私、男っぽいものね・・・」「だから女らしくしてやると言うんだ」 対面座位では利紗子はその長い両脚を僕の体に巻き付けるように挟んでくる。それが又良いのだ。乳房の盛り上がりも、体形にしては決して悪くなく、僕に褒められると喜ぶのだった。「でも、智子さんたちの巨乳の方がいいんでしょう?」「まあな」利紗子は悔しそうにしながらも自分の体に劣等感を持っている訳ではなく、むしろ誇らしく生きてきたのだと言う。それはやはり同性との関係で身長の高さや男っぽい顔立ちが有利に働いたからだそうだ。宝塚の男役風なので、少女たちからも人気があり、その中の何人かとはベッドインした事もあると言う。勿論、利紗子が常に相手をリードしたそうだ。そういう昔話を聞くたびに僕は男として腹立たしくなり、肉体関係を持った相手を教えてくれと言うのだが、それだけは許して欲しいと懇願する。今は家庭の主婦として幸せに暮らしているからそれを壊したくないという理由だが、たとえ夫がいてもレズの性癖があれば何れレズ不倫をするだろうと言ってやったら答えられずにいた。第一、幸せな人生は幾通りもあり、一旦それを壊されても別な幸せが待っているかもしれない。おまえみたいにな、と言われて利紗子は困惑した様子だ。「いいから教えろよ」と何度も頼んでいる内に利紗子は考え、やがて二人の名を教えた。「佐知と絹江です」「どういう女たちなんだ?」「佐知は大学生で、絹江は会社勤めです」「両方、二十代か?」「はい」「・・・」僕が考えていると利紗子は、「実はその二人とは最近まで関係していたんです」と打ち明けた。「じゃあ、俺のせいでぷっつりと?」「ええ・・・」利紗子は俯いた。「後悔しとるんじゃないだろうな?」「いいえ、そんな事・・・」「今も向こうから連絡が来るのか?」「はい・・・」「ふうん・・・」僕の頭には淫らで邪悪な考えが浮かんだ。当然、利紗子もそれがわかっていて、「あの人たちもハーレムに入れたらどうですか?」と薄笑いを浮かべた。「まだ関係を続けたいのか?」「さあ・・・でも、佐知と絹江にも同じ体験をさせたいの」僕は利紗子の真意を測りかねていたけれど、ペニスが疼く程興味を持った。
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