「ねえ、学様ああ・・・」体の疼きを鎮めてもらいたいばかりに母さんは懇願した。「女って哀れなものね・・・」智子が実感を込めて呟いた。「娘と尻合わせでもするか?」「そんな・・・一思いに・・・」「後輩たちを楽しませてやるのも先輩の務めだろ?」変な理屈を言い、結局母さんと妹をお互いに後ろ向きにさせて尻を合わさせた。「ああ、茜・・・・」「お母さん・・・・」「積極的にやれ」二人は時々外しながらも色っぽくセクシーに腰をくねらせ、尻を振る。「いいぞお」そのエロショーを他の連中はまじまじと見ていた。 (15) 半年近くの間、小さなハーレムが続いた。その間、叔父は月に一度くらいの割合で姉の葉子と金で関係を持ち続けた。姉さんはいつしか割り切り、弟とのセックスにもあまり抵抗を示さなくなった。本心では嫌だろうが、儲けの半分くらいを手当として与えられているので満更でもない様子だ。「お母さん、今度の出張はどうだった?」と茜は興味を持って聞くが、母さんは適当に答えてあしらう。「私もお金が欲しいなあ」「大人になればもらえるよ」「売春で?」「・・・」色と欲しかない風にさせたのはこの俺かもしれないと思いつつ、二人をやはり手放せずにいた。 比較的平穏な日々が続いていたゴールデンウイークの最中、一つの大きな出来事が起きた。それは茜が市内のファッションビルの中で偶然にも明美とその友人三人と出会った事だ。すぐ逃げようとした茜は僕との約束を思い出してとどまり、後ろから明美に声を掛けた。「あら江藤さん」振り返った明美は意外にも朗らかで、「偶然ねえ」と言った。どうやら、前から欲しかったブランドの洋服やスカートなどを買おうとしているところだった。「買うの?」「まあね}「羨ましい」取り巻き三人は茜を冷ややかに見ていたが、それを気にしていたらこのチャンスは無くなると判断して茜は尚も明美に愛想を振りまいた。「何よ。馬鹿に愛想がいいじゃない」「私もこのブランドを狙ってるんだ」「へええ。でも高いわよ。あんたに買えるの?」「貯金があるから」「貯金ねえ」いかにも庶民らしいと言わんばかりの蔑みの口調にも我慢した。
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