大石訓子の場合2
あの日から2年後のある日、竜也の携帯が鳴った。
「おう、大介?久しぶり」
大介とは訓子の兄で大学入学後初めて帰省していた。
前日に帰省していて、久しぶりに会おうという事だった。
夕方竜也の家で会う約束になった。
竜也と大介は高校が同じで従兄弟同士なので仲が良く色々悪さもした仲だった。
「お前大学行ってから全然帰ってこなかったけど、関東は楽しいのか?」
「楽し過ぎやな、女も色んなタイプがいるし」
「それはどこでも一緒やろ」
他愛もない話から昔話、やがてエロい話題になる。
大介も竜也も一応彼女を作るのだが、女好きなので合コンやナンパ、サークルの話で盛り上がり果ては悪い女の楽しみ方の話になった。
「俺の友達でさぁ、姉貴と住んでる奴がいて、そいつ姉貴にイタズラしてるねん、酔って帰って来たら絶対夜這いするらしくて、何回かヤったらしい」
竜也はドキッとしたが、おくびに出さず。
「うわぁ淫靡やなぁ、でも俺も姉貴いて可愛かったらイタズラすると思うわ」
「だろ?実は俺、そいつの姉貴一緒にイタズラした事あって、最高やったなぁ、飲み会帰りの姉貴にさらに飲ませて…素っ裸にして触りまくって」
「ヤった?」
「それがヤる前に姉貴の彼氏から連絡あって、来やがってさぁ出来なかった。でもフェラさせたけどな」
「もったいないなぁ」
「でも今度帰ったらヤるけどな」
「ええなぁ」
と、そこへ竜馬も帰って来て三人で話始めた。
竜馬も大介の話を聞き興奮していた。
「でも姉貴ヤらしてもらうならお礼せなアカンのちゃう?」
「そうやけど、アイツと俺ほとんど知り合い被ってるし、同じ女ヤってるしなあ、今の彼女はまだ別れる気無いし…」
竜也は竜馬をちらりと見、大介を見てニヤリと笑みを浮かべて言った。
「訓子……訓子でええやん」
「ええ!」
「だから訓子にイタズラして、例えば風呂盗撮とか寝込みにイタズラして動画撮って、それ見せてやったらええやん!」
まさかの提案に固まる大介。
間髪入れず竜馬も
「ええかも、訓子も最近しょっちゅう飲みに行ってるし、俺もたまに一緒に飲むけどかなり飲むからなあいつ」
さらに竜也がたたみかける
「従兄弟だけでカラオケでも行って、その後お前の家で宅飲みしたらええやん!昔一緒に着替え覗いた時よりかなりええカラダになっとるぞ!」
「いや…でもなぁお前らは従姉妹やけど俺からしたら妹やしなぁ…」
「そんなん気にすんなって」
「……確かに昨日帰って久しぶりに会ったら大人になってたなぁ…しかもアイツノーブラでキャミソールとか着て乳首ポチってたし短パンの隙間からパンティ見えてたし…しかも派手なパンティやったなぁ…」
「みてみろ、やっぱり目が行くんやったらええやん、裸にしてじっくり見ようや」
「友達も喜ぶと思うで!」
「………よし!わかった!」
「おお!やる?」
「やろう!そのかわり挿入は無しな!」
「ええ!バレへんかったらええやん、他の女にはヤるんと一緒やって」
「うーん確かに裸見たり触ったりはしたいけどヤりたいとは思わんねなあ」
「じゃあ俺らだけヤるわ、それはええやろ?もちろんヤバそうやったらやめとくし、なっ!」
「…ま…まぁ…わかった!成り行きに任せるわ」
そして大介は決行日は連絡すると帰って行った。
「久しぶりに訓子とヤれるな」
「大介も絶対ヤりよるぞ」
兄弟は下衆な会話で盛り上がっていた。
その後すぐに 大介から連絡があり、決行日は3日後に決まった。
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