今日も男は愛美の風呂での行為を脱衣場の床下から伺っていた。
ここのところ、愛美の体液の付いた「戦利品」は奪わない事にしている。
「ガタッ」と聞こえた音は愛美が浴室から出た事を意味している。
今日の男の目的は情報収集。
愛美が1人になる日を待ちわびて連日、人目を忍んでこの家に通っている。
愛美が風呂を出て足音のする方に男も床下を這いずりながらゆっくりと後を追った。
話し声が聞こえる。
よく耳を澄ますと、どうやら母親らしき人物と話しているようだ。
「ママ達いない日に1人じゃ怖いからヒナ呼んで泊まらせてもいい?」
待ちに待った日が3日と分かり、舞い上がったのは一瞬で、「友達か…」と落胆した。
「ヒナちゃんのお家がいいって言ったらいいよ」
「ママ」の適当な当たり障りの無い返事が響いた。
「お友達ねぇ…」
8月3日 早朝
少し早いがいつものルートから愛美の家に侵入した。
「ママ達」が元気よく「いってきます」をするのも確認した。
愛美が一度家から出たのも確認し、男は一度脱衣場から居住空間に出た。「早く仕込んでおかないとな」
男は冷蔵庫を開け、愛美がヒナとかいう女と飲むであろうジュースに睡眠薬を数粒溶かし込んだ。
それからハンディカムの充電もチェックし、準備は万全だ
あとは夜になるのを待つだけ。
まだ愛美が帰ってこないので
家の中を散策する事にした
玄関のシューズクローゼットには
家族写真が数枚並べられている
驚いたのは母親と思われる人物で
とても愛美を産んでいるとは思えないスタイルだった
愛美と母親を見た後、その更に横にいる女の子に目をやった
「妹か?」
どうやら愛美は2人姉妹のようだ
「気付いてよかった…もしかしたら今夜妹もいるかもしれないな…」
先程のジュースに睡眠薬を追加した。
6時20分
「もうお腹いっぱいで動けない」
「結構食べたよね」
愛美が帰宅した。お友達のヒナと一緒に。
2人で何か食べてきたようで、帰宅してすぐにリビングの片隅にある冷蔵庫を開けた。
例のジュースを取り出した愛美はグラスを2つ用意してヒナと飲み始めた
恋愛の話、勉強の話、好きな芸能人の話。
他愛もない会話だ…
愛美が神妙そうな声でヒナに話始めた…
「ヒナにしか話せないんだけど…この間ね…
痴漢にあったんだ…」
「えーっ!電車で?」
「違う、歩いて帰るとき、それはもういいんだけど…
実はその後、遅くまで部室にいた日があって、その時に…」
「何?どしたの?何があったの?」
「やられちゃった…知らない人に…」
「そうだったんだ…ごめんね、気付いてあげられなくて」
「よく言うぜ、攻守交代して楽しんでたくせによ」
真上にいるはずの愛美達の様子がおかしい…
よく耳を澄ます…
「チュッ…クチュッ…」
卑猥な音がし始めた…
「今日結衣ちゃんもいないの?」
「うん…ママ達と一緒に行った…だから…いっぱいして…」
「フフフ…こいつらビアンか…」
続くよ
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