部屋に戻ったのは、もう12時を回っていました。
シャワーを浴び、あの男の汚れ、臭い・・・、全て洗いながそうと、何度も何度もボディーソープを手に取り、体を洗い流しました。
でも・・・、体の火照りは拭い取れず、私は戸惑っていました。
ソープを体に塗るたび、シャワーを浴びるたびに体の芯を電気が走り抜け、乳首の尖り、あそこの潤いは収まりませんでした。
(私の体は、どうなってしまったの・・・)
自分で慰めるしかないのか・・・、私はバスルームから出ると、体を簡単にタオルで拭うと、そのまま洗面台に手をつきました・・・。
(体を鎮めるため・・・)
左手で体を支えつつ、右手を股間に忍ばせます。
(こんなに・・・)
何度も洗ったのに、私のあそこは滴るように潤っていました。
(だ・・・だめ・・・、そこは・・・)
指が勝手にクリをなぞり、そして割れ目を開き、あそこの中に差し込まれていきました。
中指が入り・・・、人差し指・・・、そして薬指も・・・。
「あっ・・・、くぅ・・・、い・・・いぃ・・・」
思わず漏れた声・・・、でも・・・あの男のものとは違う細い指・・・。
(もっと・・・奥まで・・・)
指で中を掻き回しても、あのものとは違いました。
(あぁ・・・もっと・・・)
腰が勝手に動き・・・
「あぁ・・・、だめ・・・、そんなにしないで・・・」
あそこからは、いやらしいものが溢れ、私の指、手の平を伝い流れていき、床に滴となり落ちていきました。
「だ・・・だめ・・・、もう・・・逝っちゃう・・・」
一気に指が中を掻き回してきて・・・、私は洗面台の前に蹲り・・・、昇り詰めていました。
「おはよう。どうした、暗い顔して。何かあった?」
月曜の朝、山沖さんが声をかけてきました。
「えっ・・・、そんなことないよ。大丈夫」
「そっか、なら良いんだけど。土曜日も会えなかったから・・・」
「うん、ごめんね」
そう言って、私は彼の傍から離れました。
社内にいれば、あの男にまた出会ってしまうかもしれない・・・、その恐怖のような気持ち・・・。でも・・・私の体は・・・。
あの男が何者なのか、どこの部署に所属しているのか・・・、私にはわかりませんでした。そして、人に聞くことも出来ず・・・日付だけが過ぎていきました。
その間に、山沖さんとも出掛け、そして彼に抱かれて・・・。でも・・・、違いました。
(あの男は何処にいるの?何故、私に近づいてこないの?)
仕事が終わり部屋に戻って・・・、毎日のように自分で慰めても、体の疼きは募るばかりでした。
夢の中でも、あの男に悪戯をされる日が続きました。
週末の度に、山沖さんに激しく抱かれても、その夢から解き放たれることはありません。
(私の体・・・、どうなってしまったのだろう・・・)
そして、数か月が経った12月の末。
年末の最終日のため、特に仕事に追われることもなく、滞りなく年末休みに入れることから少し心軽く過ごしていました。
夕方、総務に書類を提出し、部屋のドアを開けた時・・・、目の前に男が立っていました。
「あっ・・・」
男は私を見ると、いやらしい視線を投げかけ・・・、そのまま部屋に入って行きました。
「あの・・・」
男が総務部屋から出て、エレベーターの前に来たとき・・・、私は横の非常階段のところから声を掛けました。
「何か?」
素っ気ない男の返事。
「・・・」
「俺に何か用事ですか?」
男がゆっくりとこちらに歩みよってきました。
(私は・・・、何をしているの・・・?)
私はゆっくりと後ずさりをして・・・、非常階段の壁にぶつかりました。
男も非常階段のスペースに入り・・・、エレベーターホールからは二人とも死角になりました。
「どうした?淫乱な吉田さん」
男の顔を見ることが出来ず、私は俯いていました。
「お前から声をかけてくるなんて、思いもしなかったな」
男の手が私の顎に掛け、上を向かせてきました。
男の顔が近づき・・・、反対の手で私の右手を掴むと、男の股間に押し付けられました。
「い・・・いやっ・・・」
「これが欲しかったんじゃないのか?」
男のものが、私の手の中で少しずつ大きくなってくるのが分かりました。
(こ・・・これが・・・)
私の手を押さえていた男の手が外されても・・・、私は男のものを擦っていました。
指先で形をなぞり・・・、手の平でその太い幹を擦り・・・
「欲しいのか?」
私は・・・首を振りました。
(そんなこと・・・言えない・・・)
男のものが、大きく固くなり、ビクッビクッと脈打つ度に、私の体の芯にも電気が走りました。
「ここでされたいか?誰に見られても良いならしてやるぞ」
「そ・・・それは・・・」
「じゃぁ、明日の昼、〇〇駅の前で待っていろ」
そういうと男は、私の唇を激しく奪ってきました。
「うっ・・・、くぅ・・・」
男の舌が侵入し・・・、私の口の中で暴れ・・・、唾液をどんどんと流し込んできました。
私の舌は男の舌を追い求め、そして・・・、男の唾液を飲み込んでいきました。
(明日・・・、また・・・犯して・・・もらえる・・・)
私の思考は、有りえないことを考えていました。
※元投稿はこちら >>