(11)
「もう、一生分の女を犯しただろう? これは、要らないよな」
そう言った俺は、イ・ジフンの股間に付いている犯罪の元をナイフでぶった切った。
「ぎゃあああ!」
ガムテープが剥がれるくらい、大きな怒号を上げたイ・ジフン。下半身が鮮血に染まり、足元に血の海が出来る。その中に、俺は汚い犯罪の元を放り捨てた。
狂ったように喚き散らし、何かを罵るイ・ジフン。しかし、そっちの国の言葉は分からないし、虫けら以下の男に構っている暇もない。煩いけれど、犬が吠えていると思って放っておこう。
さて……。次は、キム・スミンだ。首を横に振って、イヤイヤをするキム・スミン。誰が助けるもんか! おまえだって、直美ちゃんを助けなかったじゃないか! イ・ジフンと同じく、ナイフで服を切り裂き、乳房から陰部までを丸出しにした。
「おまえには、一生消えない烙印を押してやるよ!」
そう言った俺は、焼き鏝のひとつを手にしてキム・スミンの腹に押し当てた。この女も、身体を思い切り捩らせ……。
「ううぅ、ううっ!」
ガムテープで塞がれた口で、精一杯の悲鳴を上げる。焼けた皮膚が煙を上げ、焦げる音と臭いが吐き気を催す。焼き鏝を放すと、鮮血にまみれた火傷の中に、牝ブタ……の文字が確認出来る。これは、ブタには見せられないな。ブタが、気を悪くする。
主任の言い付けだと、韓国女にぶち込まないといけないのだが。それだけは、死んでもイヤだ! 末代までの笑い者になってしまう。その代わり、別のものをぶち込んでやる。
一斗缶の炎の中から取り出したのは、先がディルドになっている焼き鏝。まあ。ぶち込むことは同じだから、手抜きでは無いよな。先端のディルドが、赤を通り越してオレンジになっている。それを手に、キム・スミンに歩み寄る。
「文化交流のための留学……って言ったな。教えてやるよ。日本じゃ……な。悪いことをすると、お灸を据えられるんだよ!」
そう叫んだ俺は、屈み込んで下から突き上げるように、キム・スミンの陰部に焼き鏝を押し込んだ。ガムテープが剥がれ、キム・スミンの大きな悲鳴が倉庫内に響く。穴に入ったかどうか分からないが、焼けているディルドが半分以上沈み込んだ。焼き鏝を引き抜くと、鮮血がドッと噴き出す。
やることは、やった。証拠の写真を撮ってキム・スミンの戒めだけを解き、裏口から倉庫をあとにする。
※元投稿はこちら >>