なんでこんな目に遭うのか分からなくて、怖くて、悔しくて、泣いた。
泣きながら、精液でぐちゃぐちゃにされた服を水道場で洗った。
気持ち悪くて、トイレでまた吐いた。精液はまだいっぱい混じっていた。そうしている間にも、膣から精液が垂れてくる。台所にあったスプーンで奥に溜まってる精液を掻きだした。
掻きだしても掻きだしても、たくさん出てくる。膣の中が痛くなるまで掻きだしたけど、それでもまだあふれるのが止まらなかった。トイレの水が精液で濁るくらい掻きだしたのに。
そのまま、夕方になって服が少しは乾くまで、私はぼうっとして過ごした。服が乾いてから着なおしたけど、ごわごわして気持ち悪かった。
私は逃げ帰った。帰りにふらふら歩いている途中にも、また膣の奥から精液のしずくが出てくる。あんなに掻きだしたのに。歩いているとお腹の中が動いて、奥に溜まって出てこなかった精液が漏れてきたみたいだった。
高校に通うためにアパートに暮らしていたけど、本当は両親の待つ家に逃げ帰りたかった。
でも、その夜に携帯電話にきたメールを見てそれもだめだと分かった。メールには、アパートと、家の住所が載せられて「きみはもう逃げられないからね」と書かれていた。
次の日、学校を休んで産婦人科に行って、もう射精された後で避妊したいことを話したけど、妊娠したかどうかはまだ分からなかった。避妊薬だけはもらって、それを飲んで、妊娠しないことを祈るしかなかった。腫れた性器にも、薬をつけてもらった。
なんでこんなことになったのか、打ち明けたかったけど、復讐されるのが怖くて話せなかった。
それから先は、私はできるだけ普通の学生生活に戻れるように頑張った。あの日のことを忘れたかった。
でもだめだった。数日してから、またメールが届くようになった。
「元気? 避妊はちゃんとした?」「ユウナちゃんのオマンコ、臭かったけど気持ちよかったなぁ」「次回の体験会は大丈夫なのかな? はやく返事を教えてね」「またセックスしたくなったらすぐに呼んでね」
他にもセクハラまがいなメールが毎日届いた。添付画像には、ペニスを写した画像を何枚も添付されていた。
はっきりと逆らうことはできなかった。最初に送られてきたメールに、友達のメールアドレスがいくつも書かれていて「ここに君の恥ずかしい画像を送っちゃうよ?」と脅されたから。
ただ、次の体験会とかいう日についての返事は出来なかった。何をされるか分からなくても、そんな輪姦サークルなんて人たちのところに行くのはどうしても嫌だった。
そのうち、体験会の返事について催促のメールが一日に何度も届くようになった。
「いつ来てくれるのか返事が欲しい」「はやく連絡をちょうだい」「こたえが遅くなったら、ペナルティだよ」「逃げられると思ってるの?」「これ以上無視したら、お仕置きするからね」
そういわれても怖くて、返事が出せなかった。それでとうとう、約束の3日前になって、最後にメールが一通。
今までの普通のメールと違って、黒い背景に赤い字で
「お仕置き決定。ぜったいに逃げられないよ、みんなで君のマンコ潰すから^^」
そう書かれていた。
私は怖くて怖くて、家から出られなくて、それからしばらく学校を休んだ。
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