「普通、あなたの年頃だと、女性下着なんてまだ興味が無いわよね?」
射精後の波打つ下腹を撫で回しながら、幸子がそう切り出した。
やっぱり、先程の件が気になってたみたい。
「何か原因があったの?」
「・・・」黙りこくる貴史君。
「もしかして・・お姉さん?」
「!・・」
貴史君の表情に変化があった。困ったような顔で、窓の外を見つめている。
それから私たちは、全員で貴史君を問い詰めて、下着フェチの原因を彼に白状させた。
貴史君が嫌々話したところによると、話の大筋は大体こんな感じだった。
今から2年ぐらい前、貴史君が中学に上がったばかりの頃。
その当時まだ処女だった彼のお姉さんは、勃起した男性自身と、それが射精をする瞬間に、とても興味があった。
実際にそれを見てみたいと考えたお姉さんは、身近にいた弟の身体を使う事を思いつく。
お姉さんは最初、スカートを捲り上げて、貴史君に自分の下着姿を見せ、彼を勃たせようとした。
でも、いつもそれを見慣れている貴史君は、それでは興奮しなかった。
そこで今度は、下着を捲って、その下の女性器を直接貴史君に観賞させた。
貴史君が勃起したのを確認すると、さらに手の動かし方を彼に教えて、自慰を強要する。
それまで一度も射精をしたことが無かった貴史君は、姉に言われるままに手を動かして、その結果、ふいに溢れ出た最初の精液を、姉の下着と女性器にふりかけてしまう。
それ以来、貴史君は、女性下着を見ると、反射的に勃起するようになってしまった。
「ひどいお姉さんね。自分の興味のために弟の身体を利用するなんて。」
「でも、あなたの方も興味があったんでしょう?-」
「-途中で逃げ出さないで、お姉さんのあそこを覗き込んだのだから。」
そう言われて貴史君は、返す言葉もなく黙り込んでしまった。
「もういいじゃないの。下着フェチなんて、そんなに酷い性癖でもないし・・-」
「-彼を苛めるのは、もう止めない?」
「そうよ。大体、幸子が悪いのよ。原因は何なの?、なんて訊くから。」
「なによ、自分だって知りたかったくせに。」
この話はここで、一応お開きになった。
でも私には、まだ興味のある事があった。
「ねえ、貴史君・・」
「それならもしかして、女性が穿いている下着に擦り付けたり、下着の下に突っ込んだりするのも好きなんじゃない?」
それまで完全に萎えていた彼の物が、私の話を聞いただけでビクッと反応した。
「やっぱり好きなのね。」
私はすぐに車を止めることにして、自分のスカートの中に手を入れて、乱れていた下着をこっそり直した。
その日は結局、公園の駐車場に車を止めて、窓が人いきれで真っ白になるまで、みんなでたっぷりと愉しんだ。
結果的に、狭いところで、もつれ合いながらするのも、刺激的だということがわかった。
誰の手足か判らないし・・。
でも、変な姿勢でしたから、翌日は腰が痛くて困ったけど。
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