(やっぱり、してやがるぜ)
微かに開けた隙間から和室を
覗き込んで、男はほくそ笑んだ。
部屋の中央。女性上位のシックスナイン。
皮枷で固定しておいた姉弟が、
恍惚の貌を曝していた。
激しくお互いの性器を貪る痴態が凄まじい。
弟が姉の秘陰にむしゃぶりつき腰を小刻みに突き上げれば、姉は頬を窪め弟の肉柱を扱きつつ腰をうねらせる。
二人の脾腹には汗が浮き、真っ赤に染まった若い裸体は禁断の快感に慄えていた。
二人は夢中で男には気がついていない。
突然、焚かれたフラッシュの閃光が姉弟の陶酔を打ち砕いた。
「仲がいいね。でもこんなの知ったらお母さんも妹もどう思うかな‥‥‥俺は無理強いした覚えはないぜ」
男の言葉に動きが止まり、
姉の唾液にまみれたペニスが勃起したまま絖光る。
怯えの入り混じった瞳を二人は同時にこちらに向けた。
「言わないでぇ!」
「許してくださいッ!」
哀訴の言葉が姉弟の口から、
血を吐かんばかりにこぼれでる。
「俺の言うことをなんでも
きいてもらうしかないな」
完全服従を誓わされた姉弟は
、再び後ろ手に拘束された。
(さあ、次の幕が開くぞ)
男は後ろから貴斗の尻を蹴り上げ、未央の肛門を指で抉りながらリビングに追い立てた。
「どうしたの、奥さん?
やらないの。
じゃあ、お姉ちゃんにしてもらう事になるな‥‥‥」
男の言葉に美紀は裸体を震わせている
足元には手首を机の脚に縛りつけられ、人の字に転がされた全裸の貴斗がいた。
「悪魔‥‥‥あなたは悪魔よ‥‥‥」
美紀はむせび泣きながら、無念の言葉を絞りだした。
「いいから、早くやれ!
まず、息子の袋と竿を舐めるんだ。勃起したら口に咥えてやれよ!」
男が両肩を下へ押すと、後ろ手の裸体が息子の傍らに跪いた。
(許さない‥‥‥絶対に)
美紀は心で何度も呟いた。
長い睫がフルフルと震え
涙が頬を伝った。
体が傾き、舌がおずおずとさし伸べられていく。
「ううゥ‥‥‥むうう‥‥‥」
母親のパンティを口に押し込められた貴斗の口から呻きが
漏れた。
菜穂の悲鳴は猿轡に消され、
未央は懸命に顔を背けている。
「旦那のはしゃぶってるみたいだな。舌使いでわかるぜ」
男が意地悪く、夜の夫婦生活の
一端を曝してみせる。
男の言葉に煽られ、頬が紅潮し舌が本格的な動きに変化した。
鼻孔が膨らみ、柳眉の根元が官能の昂りにキュッと捩れる。
舌は睾丸を舐め転がし、茎の根元をくすぐりはじめていた。
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