リビングでは母親と次女が、
時間の経過もむなしく、
ショーツ一枚で転がっていた。
「おまたせしました。言われた通り静かにしてたみたいだな。
娘と息子は隣で元気だよ。
傷ひとつ付けてはいない」
男はおどけを含んだ声音で
言った。
(声でなにをしているのか、
分かっただろうに‥‥‥)
母親の噛み縛った口と、赤い目がそれを物語る。
「下の娘さんとやろうかな?」
次女の菜穂が、涙のわだちが残る顔を振りたてる。
姉の未央に負けず劣らずの美少女だ。
「むうう‥‥‥ぐうう‥‥‥」
母親が猿轡の下でくぐもった声を上げた。
やめてと叫んでいるのだろう。
「中学生じゃさすがにまずい
かな。じゃあ、お母様の方だ」
男は娘から母親に視線を
移した。
母親の美紀は小さく頷いた。
菜穂の為に身体を投げ出す、覚悟を決めているのだろう。
怯むことのない視線を
返してくる。
(こちらの思いどおりなんだよ
。マグロになって耐えるつもり
だろうがそうはさせん。
長女の二の舞だ」
机の足に繋がっていた、二人の枷を後ろ手に拘束し、机を移動
させた。
広くなった空間に、アイマスクで視力を奪った、母親を仰向けに転がす。
若さを失っていない胸と尻。
白のパンティは大人の茂みを、
見事に透けさせていた。
(この成熟した身体は楽しみがいがあるな)
男はポジションを決めると
、耳たぶに熱い息を吹きかけ、
ゆっくりと舌を這わしていく。
ピクンと反応する美紀の性感を
両手を交えて、探り始めた。
愛撫を始めて十五分、暴き出した三ヵ所の性感帯を、指と舌が捉えていた。
(わかったぞ、あんたの性感帯
は‥‥‥)
舌で首筋を舐め上げ、左手の指で背中を逆撫でする。
右手は太腿から
鼠蹊部までを脅かしていた。
(呼吸が荒くなってきてる。
胸からアソコで落ちるな)
男は手応えを感じていた。
(‥‥‥我慢するの‥‥‥意識を逸らすの)
美紀は官能に抗う、自分を叱咤激励していた。
しかし、彼女の意志とは逆に、乳房が張り、下腹には
痛くない鈍痛が走る。
(菜穂の見ている前でなんて
‥‥‥)
縦筋の奥の突起は充血して
、熱を孕み始めていた。
(負けたくない)
美紀は唇を噛んだ。
(そろそろだな。我慢できるなら我慢してみろ)
「ヒイイ‥‥‥」
男の指が乳房を揉み、乳頭を
舌で転がすと、たちまち、甘く崩れた声が猿轡にくぐもった。
太腿を撫でさすっていた手が
、さらに股間にも伸びる。
「 ヒッ、ヒィーツ!」
美紀はたまらず悲鳴を上げた。
布地の上から敏感な秘裂をなぞられ、下肢がピクンピクンと反応する。
(やめて‥‥‥そこはいや)
美紀はあきらかに狼狽して
いた。
鋭利な快美感が誘うように、
秘裂の内側から衝き上がってくる。
すでに透明な樹液が滲みだし、
ショーツのクロッチを濡らして
いた。
「濡れてしまったな。奥さま」
男は意地悪く船底部の濡れを
煽った。
美紀は桜色に染まった美貌を背け、腰を捩って指の愛撫から
逃れようとする。
(ウソよ‥‥‥嘘だわ)
発情を胸で否定し、意識を逸そうとも、蜜の湧出はもう止められない。
指がクロッチの脇から入り、秘裂の狭間に潜り込む。
「いや、ヒィーツ‥‥‥」
美紀は衝撃に喉を引き絞り、
腰を揺すりたてる。
「硬くなってるじゃないの、
クリトリスがこんなにも。
ワレメもヌルヌルだしな」
男は嘲笑しつつ、樹液を掬った
指でコリコリした突起を優しく
こね回す。
猿轡の中でソプラノが弾けた。
頭の芯まで、凄まじい快感が突き上がる。
「奥さま、いよいよだ。素っ裸にしてやる」
男は尻の方からクルリと、
ショーツを剥き降ろした。
爪先から抜き取って、両手で大きく膝を開ききる。
指が再び、二枚の花襞を捲り
返し、蜜が湧出する秘口を
浅く抽送する。
(‥‥‥ああ、もう)
「取ってやろうな、観念して大人しくよがり泣くんだ」
男が唾液にまみれた猿轡を外した。
「お願い違う部屋で‥‥‥菜穂の前では‥‥‥」
喘ぎに混じり、哀訴の言葉が
こぼれ落ちた。
「ここでするんだ」
男の言葉がドス黒く、美紀の
胸を絶望で染めた。
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