「そんなに痒いのかい?
ケツをオカマみたいに振ってよ」
男は尻たぶを捩って悶える、
貴斗を見下ろしていた。
「痒いです‥‥‥頭がおかしく
なりそうなんです」
情けない泣き声が返って来る。
「仕方ねえな‥‥‥」
男は屈み込むと、肛門から三分の一ほど出ている棒の先を摘んで、出し入れした。
「ヒイッ、ヒヒィ‥‥‥ううううぅ‥‥‥」
羞恥に快感がブレンドされた、
呻きがこぼれでる。
「男を楽しませる趣味は俺には
ないけどよ。特別サービスだ」
男はからかいながら、力を
入れて抉り込んだ。
貴斗は抜き差しされる心地よさに、呻きの語尾を引き攣らす。
「当分、今ので我慢できるだろ」
男はアナル棒を元の位置まで押し込むと、貴斗の元を離れた。
「おい、二人とも顔と肩で身体を支えて、尻を高くあげろ」
絶対的な支配者となった男は、
美紀と未央に言い放った。
後ろ手のままの母娘は、もう抵抗する反発心はない。
母娘は男の言うとおりに、肩と顔で支点を作り、高々と尻を
上げた。
「今から、浣腸してやるからな」
男の残酷な宣告に時が止まった。
一呼吸おいて、未央が泣きながら顔を横に何度も振る。
「それ、いやあ‥‥‥それは、いやあッ‥‥‥」
男はイチジク浣腸の大箱を
ぶちまけ、すでにキャップを
外して準備を整えた。
「諦めの悪いお嬢さんだ。腹の中のバッチイのを出せば、メイクの乗りもグッとよくなるさ」
男は未央の尻をピシピシと
叩きながら、言葉でも辱める。
未央の泣き声が高くなった。
男は白く滑らかな、未央の尻たぶを両手で広げにかかる。
糸の結び目のような、肛門が露わになった。
(いやよ‥‥‥いやッ‥‥‥)
美人女子大生の声が悲しく
引き攣る。
(ふふふ‥‥‥もっと嫌がれ、
その方が責めがいがあるんだよ‥‥‥)
暴漢は口元を吊り上げた。
(ママ‥‥‥どうして黙っているの‥‥‥)
悲痛な未央の胸裏の叫びが、
美紀を動かした。
母性が折れた心を、再び
蘇らせる。
「未央‥‥‥耐えて。
何を言ってもダメ‥‥‥この人には良心なんてないの。
あなただけ苦しめない。ママも一緒だから‥‥‥」
美紀の言葉は娘を思いやり
励ましながらも、唇はによる小刻みに
戦慄いている。
「何を言ってるんだ。
奥さんは自分が浣腸されたいんだろう?
尻の穴が感じるのは、横の娘も、先ほどの錯乱ぶりで
ご存知なんだよ。淫乱の
マゾのクセに、母親の
体面をまだ、保ちたいのか?」
男の言葉に胸を深く抉られ、
美紀は呻いた。
「あなたは‥‥‥どこまでわたし達を‥‥‥」
男は美紀の言葉を受け流し、未央のすみれ色の菊花を
揉み込んでいく。
(痔もなく、母親に似て健康的な肛門だ、毎朝出してるな‥‥‥)
男は弛緩したアナルに、容器の先をあてがった。
未央の肌が粟立ち、肛門が
収縮する。
「やめてェ‥‥‥」
尻が左右に揺れ、奥歯が
軋んだ。
「カンチョー!」
おどけた声を出して、男は
イチジク浣腸の先端を、ズブリと差し込んだ。
「いたッ‥‥‥痛い」
容器を一気に根元まで挿入して、押しつぶす。
「ヒィーツ!」
「それッ‥‥‥もう一丁」
二個目のイチジク浣腸がグリセリン液を、直腸にしぶかせる。
「足りなきゃ、まだあるぜ」
未央は頭を横に振りながら、
下腹を大きく起伏させる。
早くも便意がじわじわと、確実に膨らみ始めていた。
「おトイレにいかせてぇ!」
衝き上がる便意に未央は
悲鳴を上げた。
まだ、二分程度の時間だが、
浣腸の経験のない、未央の愛らしい顔は苦悶に歪んでいる。
腸が蠕動運動に苛まれ、排泄物が出口を求めて駆け下る。
(いや‥‥‥出ちゃう‥‥‥
出ちゃううッ‥‥‥)
額にあぶら汗が浮き、頬がソソケ立った。
流れる時間が責め苦となって、
未央を容赦なく追いつめる。
男は洗面所から持ち出した、
洗面器を未央の側に置いた。
「お嬢さん、トイレ来たぜ。
遠慮なく使えよ」
男の無慈悲さには、終わりがない。
「いやあッ‥‥‥ここでは
いやあ!」
血を吐かんばかりの未央の叫びが、リビングに跳ね返った。
(もう、我慢しても一分だな)
「未央をおトイレに行かせて
やって!」
美紀の哀訴の声が飛ぶ。
「もう、間に合わないな‥‥‥
漏らしたりしたら、舐めて片付けさせるからな‥‥‥」
恐ろしい言葉に、美紀は完全に
沈黙した。
便意の波濤が未央の意識を焼き尽くし、指先まで冷たくなった。
(もう、もう‥‥‥我慢できない‥‥‥)
未央の裸体が洗面器に、にじり寄った。
「跨ぐのを手伝ってやるよ」
男は未央の膝裏に手を入れ、
大きく太腿を開かせて、和式のポーズをとらせた。
「見ないでぇ‥‥‥」
破断界寸前の未央は、悪寒に
総身を振るわせる。
「未央!」「お姉ちゃん!」
泣き声を喉に詰まらせる
未央に、母親と弟の声が飛んだ。
「同年代の男子にモテモテの、
女子大生だ。
ウンチをヒリだすところは
必見だな。
臭いのを我慢しても見る価値は
あると思うぜ」
悪意の言葉が、未央の精神を突き崩す。
心と体は、耐えうる便意の限界を完全に超えた。
未央の喉が「ヒィーッ」と風のように鳴った。
「羞ずかしい‥‥‥見ないで!‥‥‥いやああッ!」
洗面器の底を叩く音に、
未央の慟哭が重なった。
軟便が破裂音を伴って、洗面器に飛び散り、異臭が立ち昇る。
解放感に尿道が弛み、小便も洗面器に迸った。
「アハハハハ‥‥‥クサイ、クサイ‥‥‥むしろこれ、人並み以上じゃないの‥‥‥」
未央のミディアムボブの後ろ髪を掴んで、貌を曝しあげる。
鼻を摘まんで、哄笑する男の声が、止むことなく轟き続けた。
男は未央が全てを出し切った後、後始末を済ませた。
「小便は後ろから前、ウンチは前から後ろに女性の場合は、拭くんだったな‥‥‥」
うんちくをたれながら、後ろを拭いたティッシュを、未央の鼻先に突きつける。
「もう、許してぇ‥‥‥」
「どんな匂いだよ!言えよ!」
「‥‥‥‥‥‥。」
顔を振る未央の返事はない。
男は更に、顔を背ける未央の鼻孔に突きつけた。
「くさいですうう‥‥‥」
「ゲホッ‥‥‥オエーッ‥‥‥ゲエェ‥‥‥」
噎せながら、未央は恥辱の言葉を絞りだす。
男は泣き続ける未央の、羞恥心と屈辱感を、これでもかと煽りたてた。
(おっと、急がないとな‥‥‥)
未央の排泄物をトイレに流し、
リビングに戻って、スプレー式の消臭剤を撒き散らして、臭いをゆるめる。
凌辱者は美紀に標的を変えて、二個のイチジク浣腸をぶち込んだ。
抵抗はほとんどなかった。
しかし、男に計算違いはない。
未央に対する浣腸は辱めだが、
美紀に対するそれはアナルセックスの準備に過ぎない。
それでも排泄を他者に見られのは、男性でさえ、うろたえる行為だ。
洗面器に跨がり、排便が始まって一分もたたない内に、洗面器を抜かれそうになった時の、美紀の狼狽ぶりは見ものだった。
(音がなるべくしないように済ますつもりだろうが、そうはいかん‥‥‥)
底意地悪く、男は時間を切った。
「むりです‥‥‥そんなの絶対
無理‥‥‥」
美紀は顔を横に振った。
「腹に思いっきり、力を入れれば十分な時間だ。
間に合わなければ、ぶちまけて
、舐めての掃除が待っているだけだぜ」
(この男は、やると言ったら必ずやる悪魔だ‥‥‥)
美紀は追い詰められ、首を折った。
感情を鈍麻させて、子供達と男の存在を脳裡から消す。
(所詮、女のその場しのぎの知恵など、底が浅いものさ)
男は冷笑を浮かべる。
美紀は奥歯を噛み締め、裸身を戦慄かせて、腹筋に力を集中した。
「こんなことして何が面白いの‥‥‥離れててぇ!‥‥‥」
「BURI!BURI‥‥‥BU‥‥‥BURI!‥‥‥BU
‥‥‥BURI!」
排泄音の間に放屁が響く。
男は大袈裟な声を上げた。
「スッゲー音。中年のおやじかと思ったぜ!屁をヒリながら、クソをだすなんてよ。
凄い臭いで鼻がもげちまう。
女として完全に幻滅だな‥‥‥」
耳を塞ぎたくなる、言葉が容赦なく浴びせられる。
鈍麻させた筈の、美紀の感情が爆ぜた。
「わたしは女である前に、人格を持った一人の人間です!
あなたのしている事は人間に
対する冒涜です!」
声を振り絞って、美紀は叫んだ。
「奥さんの大層な人権論も立派だけどな。
俺やそこの二人にとっては、洗面器に盛り上がっている、あんたのクソの悪臭の方が、はるかに深刻な現実問題だ‥‥‥クソまみれの尻も拭いてないのに、脳天気なことだ!」
「わああああッ!」
美紀は屈辱に身を震わせ、泣き声を噴き上げた。
男は高嶺の花であった母娘に、
浣腸までしてやったという事実に、体がふるえた。
「これぐらいで許してやるよ。
俺は優しいからな‥‥‥」
男はティッシュの大箱を、
手繰り寄せた。
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