「ありがとう・・来て。」
一度逝った後、お尻まで舐めようとする安達君を押し止めた私は、痺れる手で彼の手を手繰って、彼を私の上へ誘った。
伸し掛かってくる安達君の先端を入り口まで導き入れた後、可愛いお尻を両手で抱き寄せる。
「あぁ~・・うぅ・・んッ~~ん」
安達君が必死に動き始めると、両腕を彼の背中に回してきつく抱き締めた。
今、この子の頭の中は、何が占領しているのかしら?
ふと、そんな考えが頭を過った。
押し寄せる快感と、その後の目眩くような射精。
そして、性欲を満たした後の満足感と、身体の痺れ。
そこに、相手の顔は存在しない。
それでもいいと思った。歓んでくれさえすれば・・。
貴史君が、恵の胸に射精している。
腰を深く落とし、仰向けに寝た彼女のバストに擦り付けながら、噴き上がる白濁液を撒き散らしている。
何度かの大きな波が去ると、貴史君は、精液が滴る自分の先端を恵の眼前に突きつけた。
そのままそれを、相手の口の中へ押し込み、舌と唇で拭い取らせている。
(「もう・・貴史君、AVの見過ぎよ。」)
顎を白く汚しながら、頬を窄めて男を吸う、恵のいやらしい姿をじっと見つめながら、私はそう思った。
いつの間にか安達君の動きが、速くなっている。
忙しなく腰を回転させながら、私の首筋に顔を埋めて呻き声を上げている。
「いいのよ、このまま中へ出して。」
「薬を飲んでるから・・。」
嘘だった。もう随分前から、妊娠の事は心配していない。
でもその事を、この子たちには知られたくなかった。
感極まった安達君が、抱き付きながらブルブルと震えた。
「う゛ぅ~・・」
私が中を波打たせて逝かせようとしていると、感じ過ぎたのか、彼は腰を引いて、それを引き抜いてしまった。
そのまま、私のお腹に擦り付けながら、身悶えしている。
やがて我に返った安達君は、自分でそれを扱き立てて、最後の目的にむかって昇り詰めた。
「あッ!あッ!・・あうぅ~ッ」
(「はぁ~・・熱い・・」)
何回かに分けて迸り出た大量の精液は、一旦、私のおへその上に溜まると、すぐにそこを溢れ出して背中まで流れ落ちた。
私はヌルヌルの先端を左手で握り締めながら、右腕を彼の首に回して、安達君を抱き寄せる。
「凄い量ね・・いつもこんなに出るの?」
そう囁きかけると、安達君はさらに腰をくねらせて、私の手の中に残りの精液を思いっきり吐き出した。
「あっちを見てきます。」
抱き合い、熱い口づけを交わした後、身体を起こした安達君は、そう言い置くと、恵を抱く貴史君の手助けに回った。
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