誰も口を開こうとしない。
静かな部屋には時計の音だけが、響いていた。
その時、急に安達君が動いた。
目にも留まらぬ速さで飛び出すと、私に向かって突進してきた。
「きゃ!・・」
あっという間もなく、抱き付かれていた。
「駄目ですか?」
「僕じゃ・・」
「やっぱり嫌ですか?」
私の胸に顔を埋めて、か細い声でそう呟いている。
私は芝居かもしれないと思いながら、彼の頭を撫でていた。
「そんな事ないわよ。私だって、喜んであなたたちを呼んだんですもの。」
安達君は、私の言葉を聞くと、顔を上げて唇を重ねてきた。
私もそれに応える。
力強い腕と細い首。しなやかなウェストと逞しい太もも。
大人と子供が同居したようなその身体は、とてもいい匂いがした。
下腹部に当たる彼の股間が、徐々に硬くなってゆくのがわかる。
恵たちの方を見ると、貴史君たち二人も、抱き合って口づけを交わしていた。
私は黙ってその場にしゃがみ込むと、安達君のズボンを脱がせてあげた。
彼の股間はもうすでに、期待で膨らみかけていた。
ボクサーパンツのその部分が、上に向かって盛り上がってゆくところが見える。
安達君はここで一旦、部屋の隅に移動すると、そこで上着を脱ぎ始めた。
鍛えた上半身の筋肉と、くっきりとした腹筋の割れ目が見える。
(「不満なんてある訳がないわ。いつもは、反応の無い弛んだ身体としか、触れ合えないんだから。」)
私は心の中で、そう叫んでいた。
彼が上着を脱ぎ終わるのを待って、膝立ちの格好で安達君の足元へ躙り寄り、そのままパンツを引き下げる。
恵は隠してたけど、彼のあそこは20センチ以上ありそうだった。
それに、カリから先の部分が、とても太い。
「わぁ~凄く立派ね。まるで外人みたい。」
私が小声でそう揶揄うと、恥ずかしそうに頬を染めた安達君は、素早く私の手から自分自身を奪い取って、両手で包むようにそれを覆い隠した。
「隠さないで・・」
「してあげる。」
その子のことがとても愛おしくなってしまった私は、彼の手をそっと退けると、相手の股間に顔を埋めた。
貴史君よりも濃い陰毛の中に唇を沈めて、茎の根元の部分に口づけを繰り返す。
みるみるうちに彼の鎌首が勃ち上がって、真上に向かって伸び上がってゆく。
さらに、下から包み込むようにして、ぶる下がっている陰嚢を口に含んだ。
「ハッ、ハッ・・あッ・・あぁ~」
まだ慣れないのか、私が口の中で舌を使うと、安達君は爪先立って感じた。
彼の腰から下腹部にかけて、ゆっくりと両手を這わせる。
引き締まった若い身体が、ブルブルと震えているのがわかった。
「いいのよ。好きなように使って。」
「さあ・・」
私は跪いたまま、上に向かって大きく口をあけ、舌をだらりと垂らしてみせた。
「ハァ・・ハァ・・」
安達君が肩で息をしながら、自分の先端を持ち上げて、私の舌に擦り付けてくる。
「あッ!、あッ!・・」
彼の手から勃起したペニスを受け取って、感じやすい裏側を丹念に舐め回してあげると、興奮した安達君は、両手で私の肩をきつく掴んできた。
この時私には、この子はこれを待ち望んでいたんだ、という確信があった。
経験の浅い女の子からは決して得られない、この歓びを。
やがて、安達君が、私の愛撫に陶酔していることがわかった。
舌や指の動き、一つ一つに敏感に反応して、喘ぎ声を漏らし、涎を垂らしそうになっている。
私は右手で彼の陰嚢を優しく揉み解し、口に入れた亀頭を、飴玉を転がすようにして舌の上で躍らせた。
途端に、安達君の瞳が大きく拡がり、息がハァ、ハァと乱れ始める。
食い入るような目つきで、愛撫される自分の一部と、それを包み込む私の唇を見詰めている。
(「かわいい・・」)
私は、上目づかいに彼の表情を盗み見ながら、濃厚な口唇愛撫をさらに続けた。
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