すべてを出し尽くしてしまっている男の子たちは、結局、私たちを充分に満足させることが出来なかった。
(一度逝ってしまうと、すぐに柔らかくなってしまうせいで。)
仕方がないので、男の子たちにはなるべく栄養のある物を食べさせて、夜まで休ませることにした。
でも、そんな私たちの心配も、実際に夜が訪れてみると、まるでウソのように消し飛んでいた。
不思議な事に、夜、ベッドで男の子を抱き締めてあげながら、甘い囁きを交わし合っていると、萎えていたはずの男性自身が、嘘のように元気になってしまう。
そんな訳で、この夜も前の晩と同じように、眠れない一夜になった。
「あんなに嫌がっていたのに、どうしたのよ。-」
「-もうしたくなった?」
「ごめんなさい・・」
「いいわ。さあ、いらっしゃい。」
私は、安達君をベッドに導き入れながら、さり気なく肩から紐を外した。
子供の笑顔に戻った安達君が、上になりながら、溢れ落ちた私の胸に吸い付いてくる。
「あっん・・歯をたてちゃダメ・・吸って-」
「-あッ!・・はぁん・・はあぁ~素敵。素敵よ、安達君。」
私は、男を奮い勃たせるような甘い言葉を、彼の耳元でそっと囁きながら、右手で安達君のパジャマを引き降し、左手を相手の股間へと差し入れた。
蕩けるような口づけと、柔らかい素肌の触感に興奮した安達君は、夢中で私に抱き付いてきた。
(「なんて可愛いの。お願い、このままずっと終わらないで・・。」)
私は、今までに感じたことが無い幸せに酔いながら、動き始めた彼の腰を両脚でしっかりと抱え込んでいた。
一人が終わってベッドを出ると、もうそこに、もう一人が待っている。
それからは、そんな状態がずっと続いた。
特に私のベッドは満員御礼の状態で、時には二人同時に客が訪れることもあった。
夜明け前の時間。
「やだ・・あなたも来たの?-」
「-恵は?」
「-そう・・疲れてるのね。昼間、散々したから。」
「-仕方がないわね。こっちに入って。」
「-ちょっと・・もう勃ててるの?」
「-待って。もうすぐ終わるから・・」
「-やだ~ぁ、後ろから抱き付かないでよ。」
「-ちょっと・・待って・・いゃ!・・あ・・」
一人が終わる前に、もう一人が勃ったままになってしまう。
抱き合う二人の振動を間近で感じながら、キスをして、触って、擦り付けている間に、我慢出来なくなって空いている場所に突っ込んでくる。
そのうちに、一つの場所に入れた二本のものを、自分の体液で滑らせながら、夢中になって擦り合わせ始める。
後はもう、揺すられ通しだった。
恵が完全に眠りに落ちたことを確認して、私の隣に忍んできた二人は、部屋の窓が明るくなって、鳥が囀りだすまで、私をサンドイッチにした。
元気一杯の安達君と貴史君は、上と下、前と後ろを頻繁に入れ代わりながら、延々と私を責め続け、最後には、私に歓喜の悲鳴を上げさせていた。
「あぁ、助けて!・・もう限界・・-」
「-ハァーハァー・・・」
「-いったい・・何度出せば・・満足するのぉ?」
「-勘弁して・・腰が抜けそうよ。」
私が気怠い満足感に浸りながら、二人に感想を述べていると、恵がズカズカと部屋に入ってきた。
「愉しそうね。」
夢うつつを彷徨う、私の顔を見下ろしながら、恵がそう言う。
私は掛けていた寝具を捲ると、彼女に、繋がったままの私たちの下半身を拝ませてあげた。
「手伝ってくれる?、この子たち、まだ硬いままなの。」
「いいわよ。もう朝食は出来てるから。-」
「お腹が空くまで、手助けしてあげる。」
それから、キッズが疲れて眠るまで、4人一緒にベッドで戯れた。
この日は、遅い朝食を摂ってシャワーを浴びてから、みんなで後片づけをした。
汚れた衣類を洗濯して、部屋を掃除する。
特に、匂いには気をつけた。
セックスの名残りがわからないように、消臭剤を沢山使った。
もちろん、栗花の香りが充満していた、バスルームや寝室も充分に換気をする。
すべてを終えて、家を出た時には、昼過ぎになっていた。
夕方には姉が帰って来る。
おもえば、こんなに欲望に忠実な日々が、今までにあっただろうか?
夢のような二日間。
別れ際、安達君が「また会って下さい。」と、言った。
私は「機会があったらね。」と、答えたけど、本心は「毎日でも会いたい。」「ずっと離れたくない。」だった。
私は涙目で彼の前髪を直してあげて、彼は笑顔で去って行った。
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