一気に根本まで突き入れられ止められていた憎棒は 箍を外したかのように激しく突動する。
徳子の形相が苦痛に歪む程の激しき突き上げ…
尾骶骨に 重い鈍震と鈍痛が襲う。
激しさを増す男の性欲…
止まらぬ腰の動き…
そして 汚き接吻をしながら腰を突き動かす。
しかし そんな野蛮なセックスに 徳子は 懸命に 男が求めた【尽くせ】と言う行為を 少なからず表していた。
汚き接吻でさえ 自ら舌を絡ませ受け入れ そして男の背中に両手を絡ませる。
しかしながら 徳子の表情には 哀しみが見え隠れしていた。
しかし…
徳子に異変が訪れる…
それは肛孔の疼きであった。
男の言葉通り 時間を掛け 淫らに熱痛感を肛孔に与える。
それは 徳子には 経験した事も無い 未知の淫感であった。
そして 徳子の脳裏に 本当に堕ちてしまう可能性を秘めた淫感である事が過り始める。
その証が 隠せぬ哀しき表情の端々の中で 時折 魅せる虚ろな瞳…
誰しもが 何かに 快楽的支配が徳子を包捕していると悟らせる悩ましい瞳であった。
それは 犯す男にも 充分過ぎるほど感じさせた。
虚目を晒す度 絞まる膣孔…
そして 濡膣に姿を変えた孔…
それは充分過ぎる徳子の変化であった。
そうして それが 本物なのかが 男の更なる舌使いが証明した。
男は背中に回された徳子の手を掴み 強引に 脇を晒すように頭の上に押し返した。
そして 乳房の側房から舌を脇に向けて這わす。
徳子の表情が一変する…
そうして 男の舌が脱毛処理された脇の下に這え摺った。
その瞬間…
「はぁぐぅっっ………くぅっ…」
徳子は顔を仰け反らせ 鼻から抜ける悶声をあげた。
そして次の徳子の行為が完全に堕ちている事を 皆に知らしめた。
仰け反らせた顔を横に背け そして 己の二の腕の内側を 自らが 甘噛みし脇からの舌感と淫感に耐堕した行為。
それからの 徳子は淫らに悶声を悩ましく放ちながは 男に身体を委ねるのであった。
それを目の当たりにした男子社員の1人が…
「うわぁ!やめろ!!もう!だめだ!」
絶叫しながら 目の前に踞っていた真奈美を襲い出した。
それを見た もう 1人の男子社員も 限界を越え 真奈美に飛び掛かった。
すると…
「ほら見ろよ…あんたのせいで あの奴等も強姦魔になっちまったぜ…罪な女だな…藤田さんよ…」
徳子は虚ろ目を その行為に至っている方に向けた。
そして 静かに目を閉じ 男に接吻を求めた。
それは 完全に堕ちた 女から男への尽くす証であった。
そうして 地獄とも言えぬ快楽に溺れた艶夜が過ぎる。
しかし その中で 米村だけが 柱に縛れたまま 欲望も果たせず 正に生地獄を味わった。
そうして 何度も犯され抱かれ そして夜が明けようとしたころ…
男達は ロッジを後に 再び逃亡の道を歩む。
そして…明くる日の研修の日…
姿を見せない社員達の確認のために訪れた関係者達により無事に保護された。
しかし 老夫妻と女子社員1名は帰らぬ人となった。
新聞そしてテレビでは この忌まわしい事件を競って報道した。
しかし 以前 行方の解らぬ犯人達…
そして 被害となった社員達は あの出来事の中で 行われた卑劣事を誰も口にしようとしなかった。
その中で男子社員は頑なに口を閉ざした。
目の前で見た あの徳子の淫姿…
そして それを起爆に己達も牙を剥いてしまった事への失態が そうさせた。
そうして事件後 徳子は気丈にも会社を辞めずに残っていた。
しかし あの事件の中で 行われた事は 誰しもが感じ取り知っていた。
その 偏見に似た視線が徳子には痛感していた。
しかし 徳子には その視線より 遥かに強烈な淫らな視線を あの時に味わった。
そうして…
徳子の胸に 辱しめの傷だけが残る…
あの男達の目…
あの忌まわしい男達の股間のたぎり…
徳子は一生涯 忘れる事が出来ぬであろう。
美人を恨むのか それとも 女に産まれた事を恨むのか…
それは…徳子のみが知るのであった。
そうして数ヶ月後…
徳子は 行方を眩ませるのであった。
お腹に宿った愛無き子と共に……。
完。
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