その日から、毎週、店が休みの日に文房具屋に通うようになった。
最初はあんなに嫌だった事が、そのうちに、その日が待ち切れないほどに楽しみになっていた。
きっと手の刺激だけでなく、目と耳からの刺激にも興奮する歓びを、身体が覚えてしまったからだと思う。
あれ以来おばさんは、両脚を拡げて下着を捲ってくれたり、スリップ姿で裸の胸を覗かせてくれたりと、毎回全く違う一面を見せてくれるようになっていた。
一方僕の方は、おばさんと親しくなることで、誰も知らないおばさんの魅力を沢山知ることができた。
例えば、普段は決して見せることがない、透き通るように白い素肌や、眼鏡を外して髪を下ろした時の、飾り気の無い女らしい素顔など。
そして、あの日・・
最初におばさんが手助けをしてくれたあの日の事は、とてもよく憶えている。
強烈だった。身体が痺れて、しばらく身動きも出来なくなるくらいに。
その日、いつもの様に溢れ出した精液をおばさんの下着で拭い取っていると、ふいにおばさんが声をかけてきた。
「まだ、出し足りないみたい・・」
「普段は週に何回ぐらいするの?」
僕が、以前は一週間に1、2回だったが、最近は毎日2、3回は抜いている。と答えると、おばさんは静かに席を立ち、僕のすぐ横に座りなおした。
おばさんは、僕の手から濡れた下着を抜き取りながら、耳元に口を寄せ、そっと囁きかけてくる。
「もしかして・・私のせい?」
僕が真顔で頷き返すと、おばさんはさらに身体をこちらへ寄せながら、僕の太ももにそっと手をのせてきた。
「ごめんね、気がつかなくて。」
「それなら・・もっとしたいわよね?」
おばさんの手は、太ももを撫で回しながら、徐々に上の方へ這い上がってくる。
さらに、白いうなじや下着姿の胸元から、うっとりするようないい匂いが漂ってきた。
「ねえ・・」
「よかったら手伝ってあげる。」
この時、僕には、おばさんの声がよく聞こえなくなっていた。
股間に忍び寄るおばさんの右手に、完全に意識を奪われていたからだ。
「私の身体を使って、好きなだけすればいいわ。」
おばさんはそう言いながら、僕の玉を下からそっとすくい上げると、掌の上に乗せた。
僕はびっくりして、自分の股間を見下ろした。
「嫌?」
無意識に顔を横に振っていた。視線はもう、亀頭を包み込んでゆく、おばさんの右手に釘付けになっている。
「わかってる。身体以外には興味が無い事。」
「興奮しないんでしょう?」
「だって、私の顔を見ようとしないもの。」
僕は必死に弁明しようとしたが、なぜか反対に無言になってしまっていた。
「うんん、いいの。おばさんだし、美人じゃないから仕方がないわ。」
「して欲しい事を言ってみて、なんでもしてあげる。」
「なんでも・・」
ここで、おばさんは、前に屈み込み、僕のシャツの裾を捲り上げて、へその下の下腹部に、触れるような優しい口づけをしてくれた。
僕の中で何かが弾けた。無性に口でして欲しかった。
おばさんの手の中のものが、急速に硬くなってゆくのを感じる。
「あら・・また硬くなってきた。」
「して欲しいのね?」
おばさんは、そのまま、陰毛が生えかけた僕の下腹部に口づけを繰り返しながら、皮を被ったままの先端を撫で回してくる。
思わず天を仰いでいた。物凄くよかった。声が出そうになるくらいに。
おばさんの手は、自分の手とは比べ物にならないくらい、優しくて繊細だった。
茎の中に残っていた精液と、新たに湧き出た粘液が、一緒になって先端から滲み出し、おばさんの掌を心地よく滑らせている。
僕は反射的におばさんの両肩を抱き寄せ、相手の頭をきつく抱き締めていた。
「あ、痛い・・ちょっと待って。」
おばさんは、僕の手をすり抜けるとその場で立ち上がり、すぐにまた、僕の股の間にしゃがみ込んだ。
それから、僕の股間に顔を埋めながら、猫の様に身体を擦り付けてくる。
薄い下着一枚だけの柔らかい胸が、太ももの内側に押しつけられ、冷たい両手が剥き出しの下腹部を這い回り始める。
どうも、以前からどうしてもやりたかった事らしい。
おばさんは、恍惚とした表情で僕のペニスの裏側に鼻先を擦り付けて、男の匂いを嗅いでいる。
さらに、一杯に勃起した肉茎を顎の下に挟み込んで、灼熱の興奮をその首で感じ取っている。
「すごく熱い・・それにカチカチ。」
僕はただ、おばさんの冷たい頬が、太ももや下腹に触れる度に、ビクッ、ビクッと身を引き攣らせていた。
(「あッ・・」)
やがて、柔らかく、濡れた唇が、はち切れそうな亀頭の裏側に押し付けられた。
開いた唇が裏側を包み込むのと同時に、ぬるぬるの舌が長く這い出てきて、ヘビの様に僕の先端に絡みついた。
(「あぁ~~」)
すぐにあそこの感覚がなくなった。あまりに興奮し過ぎて、肝心な箇所がただ敏感なだけの痛点になってしまっている。
女の人の唇が、勃起した自分のペニスを包み込んでいる事自体が、信じられなかった。
そのうちに、おばさんの唇が先端に被った皮を優しく剥き、尖った舌先が自身でも触れたことがないカリの裏側に潜り込んでくる。
「どう?・・感じる?」
おばさんは、上目遣いに僕の表情を盗み見ながら、ただ無心に口を使い続けた。
長くて力強い舌が、僕の粘膜の上を、とてもゆっくりと滑っているのがわかる。
「あんッ!?・・」
いつの間にか、漏らすように射精していた。
びっくりしたおばさんが、口からペニスを抜き取り、その先端をじっと見つめている。
ドクッ、ドクッと、自然に溢れ出した精液は、おばさんの指に向かって流れ落ちてゆく。
とても我慢ができなくなった僕は、自分でペニスを握り締めると、夢中でそれを扱いた。
「うぅ~・・ん゛ーーーッ!」
跳ね上がった先端から勢いよく迸り出た精液は、弧を描きながら、おばさんの顔や腕に降り懸かる。
1回、2回、3回・・
どうしても、途中で止めることはできなかった。
女の人の顔に射精する・・大それたことをしているのはよくわかっていたが、込み上げる快感で我を忘れ、他の事はどうでもよくなっていた。
知らないうちに、おばさんが泣き出していた。
精液で真っ白に汚れた顔を両手で覆い、声を出さずに泣いている。
おばさんの頬を伝って零れ落ちた涙が、ポタポタと僕の太ももを濡らしていた。
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