部屋にカメラを取付ける
カーテンレールに、ナイトテーブルに、ソファーの布の間や観葉植物の鉢にカメラを設置する
ノートパソコンのカメラも起動し 録画状態にしたままソフトを画面から隠す
扉はオートロックが閉まってしまわないようドアストッパーを立て、「起こさないで下さい」のドアノブサインを扉に取り付ける
1つ1つをこなす毎に心拍数が上がる
空調の利いた 快適なはずの室内で汗をかきそうになる
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高校2年の終わりごろ
私は睡眠薬を手に入れた
友人から譲り受けたソレは私にとって理想の魔法の薬だった
自分の意思に関係なく どれだけ抗っても強制的に意識が途切れる
錠剤を舌の上に置き 深夜のベットの上で自分を触った
飲めば寝てしまう
寝てしまったら襲われてしまう
私は今までにないくらいの・・・・見知らぬ男達に 自分の画像を汚された時よりも激しく大きな興奮を感じた
伸ばしたままの舌を伝って 自分の胸に垂れ落ちる唾液の感触さえ気持ちよかった
ドロドロになりながら 意識が途切れる瞬間まで狂ったように快楽を貪った
いつしか 朝目が覚めてからも 自分は襲われ汚されたと 朦朧とする意識で自分を触るようになった
たった10錠の錠剤は 我慢しながら1つずつ使っても1ヶ月ももたなかった
欲しくて欲しくてしようがなかった
どうしても興奮を得たくて探し続けた
サイトを徘徊し 1度の失敗を経て 私は大きなガラス瓶にいっぱいの錠剤を手に入れた
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サイドテーブルに錠剤を並べる
5mgを3錠
時計を見る
PM08:21
5名の男に 送信予約されたメールが一斉送信されるまであと9分
コップに注いだ水を口に含み 錠剤を1粒ずつ飲み込んでいく
心臓が激しく打つ
眉間に汗を感じる
ゆっくりと立ち上がりベットに向かう
心拍数が上がっているからだろうか
それともいつもの3倍の量のせいだろうか
まだ1~2分しか経っていないのに もう効きはじめた気がする
バスローブは床に脱ぎ捨て そのままベットに横になる
時計を見ると ちょうど8時30分になったところだった
ちょうど、メールが送信されただろう
いったい何分で着くだろうか
参加する男が複数いる事は伝えてある
全員が来るだろうか
いったい何人が自分を・・・
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