消えることがない過去 ⑬
地元に向けて国道を飛ばす車の中で明日香は恐る恐る言葉を切り出す
『ぉ、お願い…もうあそこの病院はイヤ…』
暴力を恐れ男の顔色を伺いながら明日香は精一杯の抗議をする
明日香は明らかに自分の身体を弄ばれた形跡を感じていた。
中絶手術と言いながら、口臭が自分でもわかるほど男の精液独特の生臭さ、
肛門に異物を挿入された異常な痛み、
そして膣がまるで裂かれたように尋常でない激痛…。
眠っている間にあの闇医者に酷いことをされたことを確信していた
「はぁ!お前、まずは俺に60万返してから文句をいえや!!」
「まぁ!これ以上お前に貸すことはできねぇな~」
「だったらオヤジ相手にエンコーで稼ぐか?」
男は明日香の悲痛な表情を覗き込みながら笑いが止まらない
「ふっ!自分で稼ぐことができねぇんだったら文句を言うんじゃねぇよ!」
「ちゃんと中絶させてやるから心配するな!」
「あまり文句を言ってるとあの医者が怒って二度と妊娠できねぇ身体にされちまうぜ!」
『………!!』
「あの医者機嫌次第で子宮を尖ったメスでズタズタに引き裂くこともできるってことよ!」
『ヒッ!!そ、そんな恐ろしいこと言わないで…』
「だったら!文句言わねぇであの医者には逆らわないことだな!!」
明日香はもうこれ以上の言葉を失い無言のまま俯いていた…。
だが…運転している男も明日香も、あの闇医者一人に犯されたとしか思っていなかった
しかも、中絶手術が一週間延期されたことも器具不足という説明に何の疑いも持っていない。
今日以上に来週は同胞を集め明日香を抱かせる計画が出来上がっていたのだ。
男は中絶代金を明日香を闇医者に抱かせることでチャラにしているつもりだったが
相手の方が一枚も二枚も上手だった
やがて帰宅途中にある空き地に車を停めると明日香に制服を脱ぐように催促する
『ぉ、お願い…もう今日は…』
「てめぇ!!俺にまだ逆らうのか!!」
「俺が脱げと言ったらさっさと脱ぐんだよ!!」
男は明日香の髪を掴んで乱暴に振り回して脅す
もう明日香に選択する余地などあるはずがない
国道からは少し離れた場所に停めているとはいえ夕暮れで車内は丸見えの状態だった
それでも明日香は男の脅しに怯え慌てて制服を脱ぎ出す
「おらっ!さっさと脱ぎな!ブラもパンツも靴もだ!!!」
逆らうことができないまま助手席で全裸になっていく明日香
「ふん…まぁいいだろ!」
男は明日香が全裸になったことで薄笑いを隠しながら手に持っていた
制服や下着を奪い取ると明日香が手が届かない後部座席に放り投げる
「おい!早く帰りたいんだろ!だったら自分の手で俺のチンポを出して咥えてみな!」
『……!』
一瞬言葉を失うも、逆らうことができない明日香は覚悟を決め男のズボンのファスナーを下げていく
(早く帰りたい…)
その一心で肉棒を取り出すと目を閉じゆっくりと咥えていく明日香
「ほぉ~やっと素直になったな!」
「ちゃんと勃起させねぇといつまでも帰れねぇからな!!」
恥ずかしいとか汚いとかの意識など今の明日香にはなかった
とにかく早く解放されたいとの意識で懸命に肉棒を膨張させていく
やがてシートが倒され男が覆いかぶさってくる
小柄な明日香を押しつぶすように脚を折り曲げ上から突かれていく
あまりの激痛と息苦しさに首を振って許しを乞う仕草をするが男は動きを止めるはずがない
「くっ!ウッ!!」
『やっ!中は許して…』
やがて男の奇声に明日香の悲鳴が交差しながら明日香の体内に汚濁を放出する
『ひぃい!!』
明日香の悲鳴の余韻を楽しんでいるかのようにしばらくは動かなかったが
やがて運転席に戻ると明日香の髪を掴んで濡れ光っている肉棒を咥えさせ
後始末をさせていく
その頃になると外はすっかり陽が落ちていた
やがて車は動き出し揺られながら明日香は制服を着ていく
今日も知らぬ間に大勢の男たちに犯された明日香、
否!
それだけでなく知らない間に自分の全裸や秘部まで撮影されていたのだ
しかも名前だけでなく自宅の住所や学校まで知られた明日香だった
そして明日香の自宅前の農道で降ろされているとき
「また明日連絡するからな!」
「なんせ60万の大金を借金していることを忘れるんじゃねぇぜ!」
男はそう捨て台詞を残して走り去っていった…。
重い足取りで自分の家に歩く明日香
やがて目に涙が溜まると自然に声を上げて泣き出した
(父母や祖父母から何不自由なく育ててもらっていたのに…いったいどうして?)
自分の運命を呪わずにはいられなかった……。
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