夫が不在の継男と徳子だけの新たな生活が始まった。
しかし…徳子には何の不安も無かった。
しかしながら依然として継男は 部屋から出る気配も無く 食事すら部屋で済ませる日々が続いていた。
しかし徳子には そんな事すら前向きに考えていた。
必ずや今までの勉学の遅れを取り戻していると頑なに信じていた。
しかし…
確実に邪悪な影が忍び寄っている。
そして その日が遂に訪れようとしている事に徳子は全く気付く事は無いのであった。
その日の寝静まった夜の事…
台所に継男の姿があった。
冷蔵庫を開け そして ありとあらゆる飲料水や調味料 そして食材…
その全てに注射針を突き立て注射器内部の液体を注入していた。
そして 炊飯器内の白米と戸棚に置かれた食パンに菓子パン…
口にするもの全てに液体を注入していた。
そうして足音を忍ばせ部屋に戻って行く継男…
そして夜は明け朝を迎えた。
早朝…
継男は部屋から静かに出で来る。
静まり返る家内とは反比例するかのように 通勤や通学を急ぐ街の音 そして近隣住人の立話の声が耳に微かに届く。
そんな中で継男は静かに階段を降りる。
そうして何かを確認するように数ある部屋の扉を静かに開けた。
それは徳子の寝室から始まり 和室からトイレ そして 浴室洗面所まで隈無く行われた。
そして…
最後にダイニングキッチンに足を向ける継男…
微かにテレビの音声だけが耳に届いた。
そのダイニングテーブルに目を向ける継男…
そこには朝食を終えた姿のまま テーブル下に力無く横たわる徳子の姿があった。
それを確認した継男は 忍び寄るように徳子の傍に擦り寄った。
寝息をたてる徳子…
継男は何度も徳子の頬を叩いた。
そして…
「やっぱり あの薬 強烈だな…買っといて正解だぜ…」
そして続けざまに…
「バカな女だな…自分が襲われる為の品物 全部 自分で受け取って オマケに金まで払ってやんの…参考書なんて一冊も買ってねぇよ…買ったのは…これから親父の居ねえ間…お前を俺の好きにするアイテムばかりだよ…何も知らねえで騙されてバカな女だよ…なぁ…藤田徳子さんよ…」
継男は意識無く眠る徳子に向かい 卑劣に話し掛け そして 最後には徳子の旧姓で締めくくった。
その最後の旧姓で呼ぶ事が 完全に徳子を女としての扱いを向けている確固たる証しでもあった。
そうして徳子は継男の手によって2階の部屋へと引き摺られながら運ばれるのであった。
そして世間からは隔離された悪夢が始まった。
部屋に運ばれてから数時間が過ぎた頃…
もう辺りは陽が暮れようとしていた。
「良く効く薬だな…」
継男は扉を少し開け 徳子の状態を部屋の外側から確認する。
そこには座椅子に縛られた哀れも無い姿の徳子が…
透き通った白い肌に食い込む緊縛縄…
座椅子の背もたれの後ろに 両手を回され縛り上げられ そして 乳房は潰れんばかりに上下から緊縛縄が挟むようにして縛られている。
そして大きくM字に割開かれた足首の締まった美脚…
その脚は閉じる事も許されずに 膝から縄が掛けられ開脚を強いられている。
そして口元には強制口奉仕用の口を閉じる事も出来ぬ 燻黒色した口枷が装着されていた。
そんな哀姿の徳子の真正面には 三脚台に設置されたビデオカメラが冷たきレンズを向けている。
その時…
徳子の身体が一瞬ビクッと動く。
そして静かに瞳を開く徳子…
継男は徳子の目覚める兆しに 何故か身を隠すように扉の隙間から隠れ覗く。
「うぐぅ…っ…」
目覚めた徳子は 身動き出来ぬ身体と声をも出せぬ状況に 暫くの間 己の置かれた立場が理解出来なかった。
部屋の灯りは間接照明的に薄明かりが四方の壁を照らすのみ…
そして徳子は徐々に己の置かれた立場を理解し始める。
強烈な薬で頭が朦朧とする中 徳子は事態を把握するべく薄暗い部屋を見回した。
すると…
壁一面に間接照明に照らされた 隠し撮ったであろう己の写真が張り巡らされていた。
徳子は目を見開き絶句した。
更に別の壁面に…
己の顔写真を巧みに使った 緊縛責めを受けているコラージュされた忌まわしい写真が目に飛び込む。
徳子は一瞬にして己の状況と この状況下を造り出した人物が頭に鮮明に浮かび上がった。
「んぐぅぅぅっっ…!!」
徳子は有りったけの嫌悪の呻きを 口枷に閉ざされた口から発した。
それと同時に 今までの継男に対しての己の考えの甘さを嘆き悲しんだ。
一瞬にして崩落して行く 継男に対しての思い…
あの忌まわしいき雑誌写真を見てしまった事の後悔と 余りにも歪み過ぎた継男の性欲性癖に 徳子は落胆し そして恐怖した。
その時…
扉が静かに開く気配を感じた徳子…
そこには…
徳子と同様に一切衣服など身にまとわない全裸姿の継男の姿が…
「んぐぅぅ!!!!」
徳子は継男に対する嫌悪感を叩き付けるかのように 継男を睨み付けるように瞳を向けた。
徳子の視野に…
天井を突き破るかのように 太く勃起した継男の肉棒が目に飛び込んだ。
「んぐぅ!!!!!!!」
徳子は必死に拒否を示さんばかりに顔を左右に振りながら喘いだ。
そんな恐怖した苦境の表情を魅せる徳子の前に仁王立つ継男。
そして…
「俺のアトリエに…ようこそ…」
継男は低い冷たい声で徳子に言う。
恐怖と嫌悪で小刻みに震える徳子を見下ろすよう血走った眼光を向ける
継男。
「まんまと騙されたな…藤田徳子さん…」
徳子は旧姓の意味を瞬時に把握した。
やはり己は母でも無ければ親でも無い…
継男にとっては 只の他人…
そして こうした状況が 継男が己を女としてでしか見ていなかった事を悟らされるのであった。
「どうだった? この写真? どれもこれも…綺麗に撮れてるだろう? 中でも…これなんかは苦労したよ…」
継男は盗撮した写真の中で トイレで用を足し ナプキンを取り替えている姿の写真を指差した。
そして…
おもむろに 継男は整理ボックスの引き出しを開いた。
そうして中から ある物を取りだし徳子の目の前に見せ付けた。
「これが その時のナプキンだよ…」
丸めて処理したはずのナプキンが 見事に開かれ 生理血が染み込んだ中央部が露にされていた。
徳子は余りにもショッキングな出来事に 喘ぎ声すら出せず ただ震えながら己が処理した生理用品の成の果てを知らしめされた。
そして…次の言葉が徳子を更に愕然とさせた。
「このナプキンを どうやって使ってたと思う? せっかくだから…今ここで見せてやるよ…」
そう言い放つと 手にしたナプキンを己の勃起した肉棒に巻き付け男性特有のマスターベーションをする時のように握り締めた。
そして…
「こうして…あんたと一体化してマス掻くんだよ…お前を縛って犯して拷問責めをしている事を妄想してな…」
そうして徳子の目の前で 威きり勃った肉棒をマスターベーションする姿を見せ付けた。
「んぐぅ!んぐぅ!んぐぅ!!!」
徳子は必死に抵抗するように喘ぎを放ち嫌悪を剥き出しにする。
何度も止めるようにと 必死に悶拒絶の呻きを上げる徳子…
しかし当然 そんな願い想いは通じる事は無かった。
マスターベーションをしながら放たれる 忌まわし過ぎる淫語の数々…
そして時折 徳子の名を叫び 犯す快感に酔い痺れているかのような姿…
今まさに 徳子の目の前で 継男の頭の中は 己が犯され汚されている姿が妄想されている事を強烈に知らしめられる。
そして…
「徳子!!!!!!!」
継男は徳子の名を叫びながら 徳子の後頭部を手で強引に押さえ付け 己の逝き果てようとしている肉棒を 口枷された口の中に 強引に突き押し込んだ。
咄嗟の予期せぬ行動と 拒否出来ぬ己の姿で 受け入れざるおえない徳子。
「うぐぇっ…!」
強引に突き入ってくる 太く熱き継男の憎棒…
拒絶出来ぬ故に 喉の奥深くまで到達する。
「ぐぅぇっっ!!」
嗚咽感を押し殺す徳子。
そして その瞬間…
一気に射精される生暖かく生臭い精液…
「ぐぅぇ!!!おぇっ!!」
喉を突き破り鼻に抜けて行く 生臭い精液臭…
それと共に食道を垂れ流れ 胃袋に向けて 押し流れる精液の温もりが徳子の脳天を貫く。
最後の一滴まで搾るように喉の奥で射精される精液…
そして 憎棒は 荒い息遣いと共に ゆっくりと引き抜かれる…
引き抜かれた憎棒の亀頭には 徳子の唾液に混じった残精汁が糸を引く。
眉間を強張らせ 瞳を絞り閉じたまま まだ残る精液臭に絶える徳子。
その苦境の表情を見下ろしながら継男は…
「やっぱり…お前は最高の女だ…」
そして…
「俺の頭の中の…お前と…今の お前…全く同じ表情してやがる…その顔を何度…妄想した事か…」
継男は膝を突き 徳子と同じ目線に腰を落としながら陰湿に言う。
そして…
徳子の髪を掴み握り 背ける顔を己に向けさせた。
「良いか? 言っとくがな…俺は…お前の悶える姿なんて興味無いんだよ…俺はな…もがいて苦しんで悶絶している姿にしか興奮しねえ…」
徳子は恐ろしくて継男の目を見る事が出来なかった。
斜に目線を反らせ 継男の卑劣言を震えながら聞いた。
「あれを見てみな…」
継男は髪を掴んだまま 強引に徳子の顔を横に向けさせた。
「ほら…あそこに…幾つも玩具が置いてあるだろう…」
その目線の先には 大小様々な形をした 徳子には見た事も無い異様な性的玩具があった。
「あ…そうだ…教えておいてやるよ…あの玩具…みんな…お前が金を払って買った物ばかりだよ…毎日ありがとうよ…宅配便…」
徳子は継男の言葉に愕然とした。
己の屈辱玩具を自らが支払っていた事を知らしめられた徳子…
と同時に あの着払い料金を払う時の 心がときめいた感情は全て騙されていたと言う事に胸が張り裂けそうになる。
愕然とした徳子を嘲笑うかのように続け様に陰湿に語る継男。
「そうだ…この箱に入っている薬は何だと思う?」
箱を開け 誇らしげに中身を見せる。
「この液体は…お前が朝に食べた物全てに入れてやった強力な睡眠剤…そしてな…これが高かったんだよな…旧ソビエト時代に実際に使われたスパイ尋問用の薬…これをクリトリスに塗れば…焼ける位の激痛がして…どんなスパイでも白状してしまうって代物なんだってさ…楽しみだな…これを使うのが…」
得意気に語る継男の血走った眼光は既に徳子が知る継男の物では無かった。
「ありがとうよ…これも全部買ってもらってさ…」
最後に捨て台詞を吐くように徳子に向かい言い放つ。
「さぁ…あれを使うのは…まだまだ先のお楽しみだ…取り敢えずは…7年間分の…積もり積った想いを叩き付けてやるよ…」
そして…
「ほら…もう勃っちまってるよ…」
継男は勃起竿を徳子に見せた。
「たっぷりと…俺の子種…あ…違ったな…俺の弟となる子種を腹の中に溜め込んでやるよ…妊娠したって構わねえだろ? ガキが出来りゃあ…つい最近…親父とセックスした時のガキだと言えば良いじゃん…俺は見てたんだぜ…あの夜の…あんたと親父の姿をよ…」
徳子は目を大きく見開いて驚き嘆き絶句した。
「さぁ…始めようか…今日から2ヶ月…お前は俺の女だ…好きにさせてもらうぜ…」
そうして徳子は縛られたままの姿で 継男の気の済むまで犯され続けた。
衰える事の無き継男の性欲…
幾度とも無く膣内射精の洗礼を受ける徳子…
身も心も音を奏てて崩れて行く。
継男に犯されながら己の甘さに落胆し そして 悔し涙を流す徳子…
始まったばかりの強制妊娠宣告の強姦と 何れ行われるであろう屈辱拷問の洗礼…
徳子の脳裏に あの忌まわしき雑誌写真が走馬灯のように駆け巡る…
【あ…あなた…た…助けて…】
継男に犯されながら心の中で助けを叫ぶ徳子…
しかし…
それは誰にも届かないのである…。
続。
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