車まで10mくらいの距離に近づくと、車の中から妻の声がはっきりと聞こえました。
「あっ・・・ああああ!・・・」
それは、車の揺れとともに外まで大きく響いていました。
さらに5mくらいの至近距離に近づくと今度は車内の様子がはっきりと見えました。
そこには上半身裸の妻が、髪を掻き乱し仰け反りながら大きな喘ぎ声をあげている姿がありました。
男の姿を確認できないところから、どうやら女性上位の体位でフルフラットに倒したシートに横たわっているのだと推測できました。
「あああ・・・いい!」
果たして、妻が本気で感じているのか、それとも演技をしているのかは、その時点でわかりませんでしたが、これまでにないくらいの歓喜の声を上げていることは確かでした。
「いいか・・・そんなに俺のチンポはいいか?」
「・・・いい・・・ああっ!ダメ・・・そんなにつかないで!」
「ほら・・・いけ・・・いってしまえ、俺のチンポで!」
「いやあ・・・ダメ・・・ほんと・・・そんなについたら・・・いく・・・いくう・・・」
次の瞬間、妻の姿が視線から消えました。
どうやら絶頂に達した妻はそのまま男の胸に倒れこんだようです。
妻の激しい息遣いだけが、依然として聞こえていました。
「どうだ・・・旦那とどっちがいい?」
「・・・」
「なあ・・・このまま俺の女になれよ・・・」
「・・・」
「旦那のことは忘れろ・・・いや、絶対に忘れさせてやる!」
妻は再び上体を起こされ、そのまま男の上でカラダを180度回転させられました。
妻はちょうどバックドアをむくような体勢となりました。
私はそっと移動してバックドアから中の様子を伺いました。
全裸の妻は同じく全裸の男の上に腰をおろす姿勢で、たち膝となった男の膝に手をあてていました。
幸いにも、男の視線は妻のカラダで遮られ、私は見つからずに済みました。
次の瞬間、妻と目が合いました。
一瞬、妻は目を大きく開きビックリした表情を見せましたが、すぐに小さく首を顔を振りながら、口で合図を送ってきました。
『に・・・げ・・・て・・・』
私には、はっきりそう受け取れました。
やがて、妻の腰に背後から男の手がまわると、妻の腰はわずかに持ち上げられました。
そして、男は激しく腰を上下動させ始めました。
妻の茂みに、あのオゾマシイ男根が出入りする様子がはっきりと見て取れました。
それまで私を見ていた妻の目は閉じられ、そのかわりに口が半開きとなってきました。
「・・・いやあ・・・あなた・・・もう・・・わたし・・・ああっ・・・はやく!・・・あああああ・・・もう・・・ダメ!・・・」
妻は両足を大きく開いて上体を仰け反らして叫んでいました。
さらにはっきりと妻のマンコに愛液で光る巨根が抜き差しされる卑猥な光景が見えました。
そんな妻の姿を見て、私はもう居た堪れなくなり、止め処もなく涙が零れ落ちました。
『沙希、ゴメン・・・』
「あああ・・・いい・・・ダメ・・・いっちゃう・・・また・・・いっちゃう・・・ごめんなさい!・・・いく・・・いく・・・いくう・・・」
そんな妻の絶叫を耳にしながら、私は車を離れました。
今、思えば私は本当に情けない男です。
私は、その時、間違いなく嫉妬していました。
今目にした妻の痴態に頭が混乱してしまい、冷静さを完全に失っていました。
気がつくと、私は娘を抱きかかえながら、国道の方へと走り出していました。
途中、男の肉棒に貫かれ、仰け反っている妻の姿が何度も頭に浮かびました。
10分ほど走ると、ようやく、もと来た国道へと出ました。
しかし、これで安心できるわけではありません。
なにせここは市街地から遠く離れた山中です。
この時間の交通量は少なく、行きかう車はほとんど見当たりませんでした。
私は、息が苦しくなるのを必死で堪えながら走り続けました。
それからさらに10分ちかく走り続けた頃、私たちに幸運が訪れました。
近づいてきた一台の車・・・私たち親子は、こうして救われたのです。
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