その日から旧校舎のトイレは、逃げ込む場所ではなく、行かなくてはいけない場所になった
女子トイレの個室に入らせてもらえず、男子トイレの床に座り、3人を順番に舐めるのが休み時間の過ごし方になった
男は私を便器と呼び、私の頭を掴み喉の奥に向かって腰を突き出す男は、私がえずくと悦んだ
喉のに出された精液は飲み込む動作をしなくても胃のなかに落ちていくのだと感じながら、苦しくて床に崩れ落ちた私の体は、次の誰かが腰を掴み後ろから犯した
稚拙な行為は乱暴で荒くたかったが、私の体は濡れた
淫乱だと言われ続け、そうだと思った
体が悦んでると言われ、濡れた自分の体を自覚させられ、否定できなかった
友人がいない
いつの間にか教師の使いも頼まれなくなった
私には、求められている実感はここにしかなくなっていた
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