学生の時のような、引きこもる期間は今回はなかった
朝、同じように仕度して学校にいき、夕方まで抗議を受けて帰宅した
沈み終わりそうな夕日の差し込む部屋で全裸になり、シャワーを浴びてからブラウスとスカートを身につけた
ブラは着けたが下は履かなかった
あの日、放置された時とまったく同じ服装で部屋を出た
鍵は郵便受けの蓋の裏に隠し、手には何も持たなかった
歩くと濡れてるのがわかった
足は延々と公園を目指してた
公園に着いた時もうすでに暗かったが、時間が過ぎるのをベンチに座って待った
ベンチは遊歩道を進み、あの分岐よりも奥に行った先で見つけた
遊歩道に背を向け人工池の水花を見ながら座れるものを選んだ
この時間でも、利用者はほとんど居ないらしい
まだ、背後を通りすぎる足音を二人分しか聞いていないと、三人目の足音を聞きながらおもった
足音はゆっくりと近づき、背後を通りすぎる時に一度立ち止まった
私を見ていると直感した
あの男だと、説明できない確信が湧いた
睨んでいると思った
3人の男が数年かけて、私の一番深い場所に刻み付けた私を私でなくす方法を・・・睨み付けるとゆう行為を男がしていると思った
足音は一歩ずつ遠ざかった
ゆっくりと離れていき聞こえなくなったが、行き先はわかっていた
私の体はゆっくりと立ち上がり、振り返り、遊歩道を戻り、分岐から坂道を登った
夢遊病のように、ゆっくりとよろけながら
中程で後ろから足音が着いてくるのに気付いたら
教われた場所で立ち止まると、足音も立ち止まった
歩き始めると足音も歩き始め、私は頂上の展望台のベンチまで追われた
ベンチに座っても、こんどは足音は止まらず近寄ってきた
私の真後ろに立たれると、はっきりとした気配だけが静かな月明かりの中にあった
男の手が私の左右から胸に伸びても、私は体を硬直させただけで、1つずつ外されるブラウスのボタンを見下ろした
ブラをとられた後、ブラウスで目隠しをされた
胸を揉む手が私に立つことを促し、その手の力のままに私は歩かされた
おそらく数メートルだけ坂を下り、平らな道を進むと、胸を離された
ガタガタと木戸の音がして、こんどは右手を引かれ、私はおそらく小屋の中に入れられた
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