私の右側に座った男の左手は胸に置かれ、右手は私の足の間にあった
恥丘に置いた手のひらを動かさず、場所を探るように何度か往復した指がそのまま体の中に入ってくる
まっすぐに伸ばされた人差し指と中指が奥の肉を押しながら、ゆっくりと曲がっていく
奥の上の肉を指の腹で押しながら、曲がった指は掻くように引き抜かれていく
ゆっくりと何度も、まっすぐに入ってきて、ゆっくりと曲がり、曲がったまま引き抜かれる
男の二本の指は、入り口のすぐ上に引っ掛かりながら、ニチャと卑猥な音をさせながら抜ける
男は何も言わず・・・おそらく私を観察しながら何度も繰り返す
私を変態だと決めつけているだろうか
口に押し込まれて濡らす淫乱だと思っているだろうか
私は押さえつけられず、言葉で脅されることさえされないまま、ただ男の指が入ってくるたびに、曲がるたびに、引き抜かれるたびに、小さく声を上げた
男の荒い、深呼吸のような息にまじって、ニチャ・・・ニチャ・・・ニチャ・・・と音が響く
朦朧とした曖昧な意識は時間の感覚を失い、私の体は意識を裏切りゆっくり高まり、ゆっくりと達した
声がかすれながら長く伸び、体が硬直し痙攣した
男は私を観察し私に何が起こったか認識しているはずなのに、指の速度は変わらず、止まらず、延々と動き続けた
ニチャ・・・ニチャ・・・ニチャ・・・
月が雲に隠れ、辺りが真っ暗になるころ、私はありえないくらいの興奮に、現実と妄想と記憶の境をつけられなくなっていた
私にとってここは、公園であるはずなのに旧校舎の男子公衆便所であり倉庫だった
一人しかいないはずの男は分裂し、居るはずのない数え切れないほどの観衆が私を取り囲み、嘲笑い辱しめた
いつの間にか右のほっぺたに擦り付けられていた熱い塊を、私はだれかにそうするように言われた気がして口に含んだ
含んだまま舌を這わせると笑われた
深く飲み込まなければいけない気がした
塊が喉の苦しい場所に達しても、もっとしなければと思い込みさらに首を前に押し出した
突然引き抜かれた塊の先から、伸びた唾液が途切れ頬にだらと垂れた
右足を押し退けるように広げられ、男の体は私に覆い被さりながら侵入してきた
私は男の唾液を飲み込みながら、何度目かの絶頂を感じた
精液は、中に出すとゆう言葉に応えるように男の体に自分からしがみつきながら受け入れた
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