朦朧とした曖昧な記憶
私の体と精神は、襲いかかってきた男の乱暴で自分勝手な行為に崩壊した
いや、もうすでに崩壊していた精神を男に暴かれただけか・・・
もちろん、一番悪いのは、こんな体をした自分
きっかけを作った自分のせいだ
私の喉に出し終わり荒い息が整っても、逃げず仰向けに横たわるだけの私を振り返った男は、こんどはゆっくりと私を犯した
1つずつボタンが外された
スカートのファスナーが下ろされ腰から引き抜かれる
足首まで下ろされた下着が右足のくるぶしに引っ掛かる
男の右手の指は、私の左胸の乳首をつまみ、引っ張りながらプルプルと振り、すぅと撫でるようにお腹の上を通り私の足の間に到達する
男の指がそこに触れるより前に、私は私の体が濡れていると知っていた
飲み込むと唾は、まだ精液の味がした
この男は、名前は何とゆうのか
月明かりの暗闇の中で寝転び見上げる私には、男は人形の黒い塊でしかなく顔もわからない
男の目は、まだ私を睨んでいるのか
それともあの、下品な男がする不快な笑みを浮かべ私を罵っているのか
何もわからない私の体を男の指が這う
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