その言葉に彼女を抱きかかえていた男が…
「忘れてたぜ…おい!隅から隅まで この裸を撮っておけよ!」
カメラを手にした男に一喝するように吐き捨て彼女を離し私の元に近付いて来るのでした。
私は 恐怖で身構えてしまうのです。
「おぃ…お前の女房…穴と言う穴…犯ってやるよ…」
私の目の前に座り込み陰湿に語りかけてくるのです。
私は彼女の夫と間違えられている事を必死に呻き声で訴えるのです。
しかし相手には伝わりません。
「そうだろうよ…目の前で女房を犯す宣告されりぁ…そうなるわな…」
私の訴えが別の意味で伝わってしまうのでした。
「特等席で見せてやるよ…」
男は私を襖の直ぐ側まで引き摺り半分閉まっていた襖を全て開くのでした。
「おい! そこのソファー持って来い!」
男は1人掛け用のソファーを指差します。
そして私は3人の男達によりに そのソファー座らされ縛れてしまうのです。
「ここで…目ん玉…大きく開けて見てな…」
私の直ぐ目の前に全裸で後ろ手に縛られた彼女が…
私は それを見て目を背けるのです。
しかし頭の中で 今から行われようとしている卑劣な行為が駆け巡るのです。
そして頭の中で空想する絵柄通りの事が行われるのでした。
その時です…
彼女の意識が戻る気配がするのでした。
ゆっくりと瞳を開ける彼女…
暫くは何が起こっているのか把握仕切れずに開け瞳は天井を眺めていました。
私は咄嗟に呻き声を出し彼女に忠告するように事態を知らせるのです。
すると彼女は私の方に目を向けるのでした。
そして驚くように目を大きく開き そうして自分自身の哀れな姿をも認識し愕然とするのでした。
「んぐぅ!!!!!」
猿轡されている彼女の口から悲鳴の喘ぎ声が…
そして全裸の姿を不自由な身体をくの字に折り必死に隠そうとするのでした。
そうして周りを取り囲んでいる男達の存在に恐怖する彼女。
時折 私の方に目を向けながら助けを求めるような表情を示すのです。
それが叶わぬ想いと知りながらも私に助けを求める彼女の仕草に私は胸が詰まるのでした。
「やっと…お目覚めか…」
主犯格の男は彼女に擦り寄って行きます。
彼女は必死に後づさりをしながら男から逃げるのです。
しかし不自由な身体では 何の抗力も有りません…
直ぐに男に取り抑えされるのでした。
男は彼女の髪を掴み顔を上げさせ…
「覚えてるか? 俺の事を?」
俺の問い掛けに彼女は何を言われているのか分からない表情を示します。
「覚えてる訳がねぇよな…お前は一度も俺の顔を見たことがねぇ…しかしよ…俺は…お前の事を6年前から狙ってんだよ…お前が警察にチクった…あのストーカー騒ぎ…忘れたとは言わせねぇぞ…」
彼女の表情が見る見るうちに強張ります。
目を驚かせ大きく見開いて男を恐怖する表情で見ています。
私は彼女の頭の中にハッキリと6年前の事が甦っている事を悟るのでした。
「良いこと教えてやるよ…あのストーカー紛いの嫌がらせはよ この男の仕業だよ…」
そして男はカメラを手にした肥満の男を指差すのでした。
「俺は お前を一目見た時から強姦してやろうと目を付けていた…そしたらよ この男も お前に目を付けてたんだよな…しかしよ…こいつは お前の下着と盗撮が目的だった訳よ…お前も覚えが有るだろう?射精で汚された下着と写真…度々ポストに入ってただろうが…それは全部こいつの仕業だよ…」
真実を叩き付けられた彼女は眉間を強張らせながら出せるだけの呻き声を出し絶叫するのでした。
「お互いパクられちまってよ…そしたらよ奇遇にも務所で鉢合わせしてな…」
私は男の執念に身震いするのでした。
しかし彼女は震えながらも気丈に男を睨み付けていました。
「顔に似合わず気の強そうな目付きだな…だがよ…その目も 直ぐに艶目になるぜ…」
そう言い放って髪を掴んでいた手を荒く離すのでした。
「おい! 先ずは俺から ぶちこんで犯るからよ! お前 この女 暴れねえように押さえとけ!それと お前はしっかり撮れよ!」
男は上着を脱ぎズボンを脱ぎながら各自に指示をするのでした。
背中一面には彫り物してあり 彼女も私も恐怖で震えるのです。
彼女は必死に抵抗するのですが 男の力には敵わなく押さえ付けられます。
上半身を押さえ込まれた彼女は 必死に両脚を堅く閉じ男の侵入を拒むのです。
脚をバタつかせ男を蹴り払いながら脚を折り曲げ股間を守ろうと抵抗する彼女。
しかし男の力の前では無力に等しく脚を抉じ開けられ股座を男に独占されてしまうのです。
「バタバタ動くんじゃねぇ!」
男は怒鳴ると同時に暴れる彼女の お腹を殴るのでした。
「ぐぅぇっ!!!!!」
猿轡越しに彼女の声とは思えない程の悶絶声が聞こえます。
そして苦しみに歪む悶絶の表情…
私は見たことも聞いたことも無い彼女の表情と声に目を背けてしまうのでした。
本物の暴力で緊迫した空気が一気に張り詰め 紛い物では無い強姦が目の前に存在している事に恐怖する私です。
彼女の苦しみもがく姿を直視する事も出来ず 俯いたまま耳に入る声や物音だけを聞くのが精一杯でした。
「脚を押さえてろ!」
「んぐぅっ!」
「しぶとい女だぜ!このアマ!!」
「ぐぅえっっ!!!!」
また お腹を殴られたのか? 苦悶の喘ぎ声がします。
「しっかり押さえてろ!」
「暴れやがったら! 何度でも殴ってやるぜ!」
「んぐぅっっっ!!!」
「脚を押さえてろ!」
「ぐぅっ!!!!」
「中々締まる良い穴してんじゃねぇか…」
「んぐぅ………!」
私は その会話で彼女が遂に犯された事を認識するのです。
後は彼女の苦声の呻き声と男の厭らしく汚い隠語を混ぜた言葉が飛び交います。
私は汚き言葉に目を閉じながら彼女の哀姿を頭に描き哀れむだけです。
「んぐぅ…ぐっ…うぐぅ…ぐっ…」
彼女の呻きのリズムから男が腰を突き動かせている事が感じとれました。
その時です…
彼女のバッグから携帯の着信音がしました。
「ん?」
それはメールを示す着信音らしく直ぐに鳴り止むのです。
すると…
「兄貴! こりぁ~朗報ですよ!」
彼女の携帯を手にした男はメールを読み上げるのでした。
それは 娘さんからのメールでした。
内容は明日の部活で朝練が有る為に 今日は学校近くに住む祖母の所で泊めてもらうと言う内容でした。
しかし その事に加え男達を絶賛させる事柄が…
「兄貴…パパは今日は出張だから戸締りには気を付けてね…ママ…だってよ…って事は…こいつは誰なんだ?」
そして私の方を指差すのです。
すると彼女を犯す手を止める男…
「旦那が出張だと?」
そして…
「おぃ…この男は誰なんだ? 旦那じゃねぇのか?」
彼女に馬乗り状態のまま男は彼女に質問します。
彼女は首を縦に夫では無い事を示すのです。
「こりぁ~驚いた…旦那が出張中に男を家に上げるなんて…お前ら?何をしようとしてたんだ?」
彼女は必死に顔を左右に振りながら否定するのです。
「まぁ…そんな事はどうでも良い事だ…それより…話が面白くなってきたぜ…旦那は出張…ガキはババアの家に泊まり…って事は…タップリと時間はあるって事だな…」
男は性行為を中断し彼女から離れ部屋を出て行くのでした。
そして男はキッチンから包丁を手に戻って来るのでした。
戻る否や彼女の髪を掴み包丁を首筋に突き付け問い掛けるのです。
彼女の表情は凍り付いていました。
「殺すのは簡単な事だ…少しでも大声だしやがったら…あの世行きだからな…」
彼女の口元を塞いでいる猿轡を解きながら脅すのでした。
刃物の威嚇で震える彼女…
そして猿轡を解かれた彼女の唇は震えています。
「この男は…愛人か?」
彼女は震えながら首を横に振りました。
「だったら誰だ?」
彼女は震えたら小声で私との関係を答えるのです。
「只の知り合いにしては…真っ昼間から2人っきりとはな…」
そうして男は彼女を刃物で脅しながら微笑むのでした。
「もう誰も帰ってこねぇ事が解ったからな…タップリと俺達の気が済むまで遊んでやるぜ…」
彼女の首筋に刃物を押し当てながら卑劣に語るのです。
その時でした…
彼女の携帯電話に祖母から電話が掛かって来るのでした。
ディスプレイに祖母を示す名前で男達も誰からの電話か認識します。
「ババアから電話だぜ…」
そして男は予想もしない行動をするのでした。
「死にたく無かったら普通に喋るんだ」
そう忠告した男は彼女の耳に携帯電話を当て会話をさせるのでした。
男も電話に耳を当てるように近付きながら彼女の首筋に刃物を押し当てます。
彼女は必死に平然を装いながら会話をしています。
その内容は娘さんから泊まる事の連絡があった事を伝える確認的な電話でした。
彼女の助けを求めたいのに出来ない歯痒い会話が哀しく聞こえて来るのです。
そうして電話は終わりました。
「お利口だったな…これで安心して遊べるってもんよ…なぁ?そうだろ?」
男は彼女に向かい陰湿に語りかけるのです。
彼女は唇を噛み締めながら屈辱と絶望に耐えていました。
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