【7】
その痴漢の目は、どこかで見た気がした。メスを襲うような野獣の目。その眼光の強さに私は飲み込まれてしまっていました。
首を振っても許してもらえるハズはない。スカートまで捲くりあげられた状態で、声を出せるハズもない。しかも、その男の指に私は完全に翻弄されて・・・。
スカートの上から触れられた時点、いえ会社を出た時点で、私のあそこは家に帰ってからのことを期待して、少し潤っていたのかもしれない。そんな状況で、スカートの上から執拗に触れて・・・。
(濡れているのを、知られてしまう・・・)
スカートを捲くられた時の恐怖は、その1点だけでした。そして・・・
パンストの上から、クリを捏ねられると、体に電気が走り・・・、声を出さないように堪えるのに精一杯でした。体中から汗が吹き出し・・・・。
下着の上からとは言え、久しぶりに他人の指で捏ねられる秘所。体の震えが、止まらなくなってきました。逃げようと腰を引こうとしても、体がいうことを聞かなくなっていて・・・。
脚を閉じようとしても、すぐにその快楽を求めて、力は抜けてしまいました。
(だめ・・・、そんなに触らないで・・・)
下を向いて、声が出ないように唇を噛み締め・・・。息をすることさえ許されないほどの、快楽が私の中を駆け巡ってきました。
「感じてるのか?」
首を振っても、信じてもらえるハズはありません。
「濡らしてるんだろ?」
男の低い声が、私の頭の中で響きました。
(そんなこと・・・)
絶対に知られたくない・・・。私のあそこは、十分に下着を濡らすほどになっていました。
(だめっ・・・)
パンストが引っぱり下ろされ、おへその下をゴツゴツとした手が這い回りました。そして、下着のゴムに指がかかり・・・
「確かめてやるよ」
私は右手で男の腕を掴みました。でも、力が入らなくて・・・
指先であそこの毛を弄られ、更に手を差し込まれました。
(来るっ・・、あぁ・・・)
右手の甲をを口に当てたことで、声が漏れることはありませんでしたが、とうとうあそこに男の指が触れてきました。
私の制止の外れた男は、人差し指と薬指であそこを開くと、中指でクリを転がしてきました。
(だめっ・・・、あぁ・・・、いぃ・・・)
眼を閉じると、クリからの快感が頭を突き抜けていきました。
(あぁ・・・、お願い・・・、許して・・・)
強く、弱く、クリを転がされて、私の快楽は歯止めが効かなくなってしまっていました。
あそこからは、どんどんと熱いものが溢れてきて・・・
「うっ・・・くぅ・・・」
私は、男の手を両脚で締め付けて・・・、軽く・・・逝ってしまいました。
それでも、男の手は許してくれませんでした。
更に手を差し込み、あそこの入り口を中指で捏ねてくるのでした。
(あぁ・・・、入れられたら・・・)
その恐怖から、男の顔を見上げようとした瞬間、ズブッと太い指を差し込まれました。
「あぅ・・・」
周りには聞こえないような声でしたが、思わず声が漏れました。
その太い指は私の中を掻き回し、そして一番敏感なところを探しあて、擦りあげてきます。
(だめっ・・・そんなに・・・しないで・・・)
右手の平で口を塞ぎ、鞄を持った左手で男の手を静止しましたが・・・
(だめ・・・、い・・・逝っちゃ・・・う・・・)
あそこから熱いものが、ドロッと出るのがわかり、私は男の指を締め付けながら・・・、電車の中で逝かされてしまいました。
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(ふっ・・・、なんだかんだ言って、結構スケベな女だな)
俺は、手の平に溜まったマン汁を、女の腹に塗りつけ、手をスカートから抜き取ると、更にスカートで拭き取った。
「気持ち良かったか?」
女の顎をそっと掴み、俺のほうを向かせた。
その眼は、相変わらず怒りはなく、メスの眼をしていた。
(しっかり、俺の顔を覚えろよ。また、気持ちよくさせてやるから・・・)
程なくして、快速は女の降りる駅に到着した。
女はホームに降り立ち、車内に残る俺のほうを、軽く振り返った。
俺は、女の臭いが残る中指を、女に見えるように舌で舐めた。
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