【17】
女が少しずつ、私の前の席に歩みを進めてきた。女が歩いてくる姿を、頭からつま先、そしてまた頭へと、私は強く見つめた。
(いい女だ。今日も、たっぷり鳴かせてやろうか・・・)
女が私の前の椅子まで来た。私は座るように促した。
椅子に座ることで、スカートの裾がずり上がり、黒いパンストに包まれた太ももが半分ほどあらわになった。パンストから微かに透ける白い肌。そして脚が細いため、固く閉じられていても、隠されたスカートの奥までもが見えてしまうのではないか、錯覚を起こしそうな姿だった。
「いつ見ても、きれいだね」
「・・・」
女は視線を横に逸らし、無視をしていた。
(いつまで、堪えられるかな・・・)
俺は、女の目を見つめながら・・・。
「俺のこと、覚えてるよな」
「・・・」
俺は、携帯のボタンを押した。
『お○んこが・・・良いの・・・』
女はパッと顔を向けた。
「やめて下さい」
『あ、・・・あっ・・・逝っちゃう』
そのまま、動画を流した。
「お願い・・・、止めて・・・」
俺は、動画を止めた。
「じゃぁ、俺の言葉に返事をしろよ」
女は俺の眼を睨んできた。しかし、その眼には微かな怯えが感じられた。
「いつも、きれいだな」
「あなたに言われても、嬉しくないです」
「俺のことは、覚えているよな」
「・・・は・・・い」
「気持ちよかったか?」
「・・・いえ」
「そうか。でも、この動画を見る限り、お前は感じまくっているぞ。」
「それは・・・消してください・・・」
「真面目そうな顔して、お○んこ、とか言うんだ」
「消してください!」
言い方は強かったが、女の目はいやらしく潤んでいた。
****************************************************************************************************
そんな事を言って、見逃してもらえるとは、思いませんでした。
男は、あの強い“眼”で、ずっと私のことを見つめています。それだけで、私は体が熱くなりそうで、その思いを堪えるのに、必死でした。
「お願いします、消してください」
「それは、お前次第だよ」
男は椅子を少し前に動かすと、右足の靴を脱ぎ・・・、そのつま先で私の足首から脹脛を撫でてきました。
「あっ・・うっ・・・」
一気に体に電流が走りました。下唇を噛み締めたことで、それ以上の声は出ませんでしたが、俯いて太ももの上に置いた手を握り締めるしかありませんでした。
「こんなことででも、感じるのか?」
「ち・・・違います」
男は反対の靴も脱ぎ、両足で挟むように脹脛や足首を撫でてきました。
「我慢せずに、声を出してもいいんだよ」
男の顔を見ると、相変わらずあの強い“眼”で私を見つめてきました。
(あぁ・・・、見ないで・・・)
その“眼”で見られるだけで、乳首は固く尖り・・・、あそこは潤い始めてしまいそうでした。
「感じてるんだろ?」
「ち・・・違います・・・。誰が・・あなたなんかに・・・」
「ほう。まぁ、そりゃそうだろな。こんな薄汚れた男に、あんたみたいな女が感じるわけないからな・・・」
男の足が、私の脚の間に差し込まれ、内ももを撫でてきます。
「こんなことをされても、感じるわけないか・・・」
「・・・感じ・・・ないです」
声を出すのが、怖かったです。口を開くと、いやらしい声になりそうで・・・。
「あのことは・・・、忘れます・・・。だから・・・、画像を・・・消してください・・・」
「ただで、消せと言われてもなぁ。俺はお前に頼まれて、ち○ぽを入れてやったんだぞ」
「そ・・・、それは・・・」
男が椅子から立ち上がりました。私は身を固くして、構えていました。しかし、男は私に近づくことなく、横を通りすぎていきました。
「会社や同僚にばれても困るだろ?」
男が後ろの方から、話かけてきました。
「・・・」
そして、ゆっくりと足音が近づいてきて・・・
「また、気持ち良くなりたいんだろ?」
不意に耳元で囁かれ・・・。
※元投稿はこちら >>